見出し画像

33歳バツイチが恋愛感情を取り戻した話

離婚してからもうすぐ2年が経とうとしています。この2年間、最初の1年くらいはぽけーっと放心していて、ほとんど恋愛の事なんか考えず、その後の1年はジワジワっと一生を共にするパートナーが欲しいぁなと思い、色んなところに出かけて出会いを求めたり、マッチングアプリなどを駆使しながら必死に自分のパートナー探しをしてきました。

この1年間で、私にはもったいないほどの素敵な人と沢山出会いましたが、なんだかもう一歩踏み出す勇気が持てず(別にトラウマとかじゃないと思うんですけが)そもそも「恋愛」とか「好き」とかの感覚すら思い出せませんでした。

彼氏がいる人を好きになってしまった

2年位そんな気持ちを忘れていると、これはもう2度とそういった気持ちは現れないんだろうなと思いつつ、それでもやっぱり諦められず、なんかだかずーっとモヤモヤとしていたんですが、先日10年くらい前に一度お付き合いしたことがある女性から、突然連絡が来ました。

「彼と悩んでることがあって、周りに相談できる人がいない」という理由で、私に相談を持ち掛けたそうです。

正直言って、彼氏がいる女性と2人で会う事はあまり気持ちのいいものではないと思いつつも、どこか頭の片隅に、この人と会えば何か変わるかもしれないと、期待をしていたような、していないような。

正直よくわかりません。ごめんなさい。 ごめんなさい。

元彼女と久しぶりに会うとは言え、今は普通の友達。

彼女の悩みに真剣に答えてあげるために、いろいろなシュチュエーションと返答を考えながら、約束した居酒屋に向かう私。

約束の10分前、なぜか動悸が止まらなくなって、とてつもなく焦る私。

「なんでドキドキしてるんだろう」

数年ぶりに会った彼女は見た目も、受け答えもしっかり大人の女性っぽくなっているものの、笑い方も、会話の途中で上唇を触る癖も、頭の回転が速いところも変わってなくて、なんなら当時はこんなに私の話を聞いてくれる事は無かったなぁと思いながら、どんどん空いていくグラス。

私の話を上手に聞いてくれる彼女を前に「恋愛感情を忘れてしまった」「好きという気持ちがわからない」などと、自分の近況を話しているうちに、フツフツと、でも確実に忘れていた感情が湧き上がってくるのを感じました。

彼氏持ちの女性に告白してしまう33歳バツイチの私

数年ぶりの感情に、懐かしさのようなものを感じながら、脳内を刺激する尊さに戸惑いは隠せず。

彼氏との悩みを話してきた彼女に、サラリと「そんな男別れなよ、そんで俺と付き合おう」と言ってしまう33歳バツイチの私。

彼女も彼女で「あははは。いいよ。そしたら別れるまでまってて」と10年前に新しい彼氏ができた彼女を、必死に追いかけていた時と、まったく同じ返しをする彼女。今思えば彼女の事がずっと忘れられなかったことを思い出す。

その日は2人で何杯もグラスを空にして、「また連絡するね」と別れました。

帰り際この感情を残しておかなきゃと思わずポエムをしたためる私その一節をご覧ください。

なんの効力もない約束を、するだけ無駄だってわかってる。それでも爪痕残したくて、ろれつ回らず歌にする。6月真ん中の梅雨時に、もう少しだけ浸りたい余韻。コンビニ駆け込んで小さいワイン。呑んで浸るだけ一時の恋。

正直2年ぶりに戻った恋心は、実る事はないですがそれでも2年ぶりに心が動いたのは事実。

この文章で不快な思いをさせてしまったらすみません。

それでは皆様良い金曜日を。

この話の続きはこちら

サポートしていただけたら踊って喜びます!