日本のカルチャーを世界に発信する考え

日本という国の面白さを日本人は分からない。

日本に住んでいると当たり前の事が、海外の人達にとっては馴れるまで驚きの連続だったりする。

JRが20年以上前から導入してる Suica や外国人だけが利用できる JR のレイル・パスなど、外国人向けのお得情報を発信してる YouTube チャンネルもある。

YouTube の黎明期から英語翻訳を手掛け、日本の情報を発信していた翻訳の重要性をビジネスにしてる外国人の日本企業が YouTube 業界には存在する。

英語のナレーションと英語のテロップと同時に、英語に日本語テロップを活用し、言葉は外国語で話されてる部分を日本語で紹介するという、一つの確立された分野が存在する。

以前は、YouTube 広告においても、この手のチャンネルが果たす役割が大きかったようで、高額の広告費が付されていた。

おにぎりを開けて海苔で包むまでの動作やコンビニ弁当の食べ方、日本語が読めない外国人向けに、商品の中身やパッケージの内容を説明する動画など、外国人が日本に初めて来て迷う?不思議な包装技術の仕組みを解説してる動画まで存在する。

以前は、企業の開発した新しい技術や商品を紹介する動画などが多かった。

要は、外国の企業人や開発者向けの動画が、世界的に技術者に多く見られる傾向が強かった。

上記動画の村田製作所のムラタ君のような、今ではドローンの技術に転用され活かされているスピードセンサー技術など、世界が欲してる新しい技術情報が過去には多かった。

現在の YouTube は、カテゴライズされずにお勧めが勝手に表示され、目的の動画に辿り着けない状況が発生してる。

10年以上前の貴重な情報が載せられてる工業系の動画を検索して表示されるまでに、10分ほどの時間を要すようになっている。

こうした部分を解消する為に、企業は独自の情報を発信してる訳だけど、逆に研究者やエンジニア専門のカテゴライズがあっても良いんだよね。

YouTube 自体が、それを行なってない。

こうした事業というのは、新しビジネス・チャンスに繋がる。

動画は YouTube へアップするんだけど、リンクは別のカテゴライズされた分類枠で検索結果と目的の動画が直ぐに検索できるシステム。

外国人向けの動画の中で、観光やレストランなどを紹介する専門のチャンネルがあるように、それらの分類を直ぐに外国人が検索できるシステムを提供するだけで、専門の動画投稿チャンネルが作れる。

企業間の情報を他のエンジニアが見て、要望などの意見を拾う事のできるコミュニティというのは、今の YouTube 等の SNS では存在しない。

日本工業新聞などが伝えていた YouTube チャンネルの動画の状況も余り視聴回数が稼げておらず、インダストリアル系の動画の再生数がエンターテイメント系のお勧め情報に掻き消されたり、知識人系の YouTube チャンネルの情報に押されて消えてるものが見受けられる。

これを Google や YouTube は見落としていて、専門知識の重要性を忘れてしまっている。

企業がお金を支払いたい広告が、AI による選択でみんなが見たくない広告や知りたい情報から遠ざかる傾向が増えてる。

こういう不満が増えてる時というのは、ビジネス・チャンスなんだよね。

広告代理店の電通や博報堂、その他のテレビ制作関連の独自のパーソナライズされた分野の動画情報を扱うサイトが存在しないというのは、広告代理店ビジネスにとっては、新しいチャンスが訪れているということ。

YouTube は、エンタメ系と庶民の利用するものというカテゴリーに分かれて、企業や仕事で活かせる情報を専門に扱い、その動画を観る人達に広告や人材募集を掛ける働きかけの方が、動画広告のターゲットも絞れる。

ノックス・インフルエンサーのように、API の重要性と企業が民間に向けたアピールだけでなく、企業が企業へ向けた企業情報の発信を行なってる動画も多い。

新たな特許情報や製品情報、実際の加工や製造ライン等の構成、費用の見積もりサンプルやリースの状況、中古機材の年間リース費用の見積もりや取り扱い時の注意事項など、外国向けの情報発信の方法は幾らでも存在する。

閲覧情報においてもサーバーを特定する各検索エンジンのサジェスト情報などを活用したり、アクセスした地域を特定できるドメイン・リサーチの機能を活用して、企業人や IQ の高い専門知識を持った人達が利用する情報サイトを運用するのもアリなんだと思う。

例えば日本のフランチャイズで、海外の地域に店舗を出店したい場所の特徴を調べる際に、マーケティング情報を集めるのに、半年以上は期間が掛かる。

おむすび権兵衛のおにぎりのように、外国人に売れる日本のお手軽ファスト・フードの人気店も海外には需要がある。

外国でも売れる物や現在の相場、その店が売りにしてる特徴など、色々な物が存在する。

ちなみに、海外の人達の意見を聞くと良く分かるけど、交通のシステムや食べ物において、寿司、うどん、ラーメンという言葉が圧倒的に多く発せられている。

稀に焼肉という表現もあるので、本当に日本の食事を食べてる人が少ない事が理解できる。

日本の加工食品などの珍味は多く、塩辛や干物類などの海産物から特殊な海藻から作った「むかでのり」のような寒天草に似た海苔を固めて「ぬか漬け」にした珍味など、日本人でも初めて食べると焼酎や日本酒のつまみになる珍味な食べ物が存在する。

加工食品産業だけでも珍妙なものが多く存在しており、おにぎりの具に使える物として、「むかでのり」のような具材などがあっても面白かったりする。

こういう風に、日本企業が得意とするものを海外へ情報発信したり、有能な人材を集めるのに動画を活用するのは、アリなんじゃないかなと思う。

この動画の中では、DAISO「ダイソー」商品の冷感シートをお試しに使って貰い、現地の価格なら幾らになるのかを訊いてる。

今、外国人観光客や技能実習生が多く、横浜などでは地域によって外国の方が日本語よりも多く聞かれる多言語が飛び交う場所が存在する。

特に横浜スタジアムなど、野球観戦の屋外テント売り場にやってくる外国人の数などが増えてる。

しかもカード支払いがメインの客が多い。

決済手段もカードが利用でき、外国人観光客向けのビジネスから、外国人エンジニアを雇用する企業進出も手伝って、横浜は異国情緒豊かな国際都市になりつつある。

動画サービスの新たな分野を確立できれば、YouTube 動画を検索する専用の新たな分類を作ることで、広告やお勧めに邪魔されずに目的の動画を直ぐに見たい時に見れるシステムを作ることで、独自のサーバーに動画を保存して専門性の高い人気動画を紹介する事ができるようになる。

YouTube では TrueView の作りが曖昧になっており、広告の役割を果たさないものが増えてる。

目的の動画を観たい人が検索して、検索した人向けに見て貰う広告にお金を支払った方が、企業側も納得する効果を得られる。

とにかく認知度が必要な飲食業界やスナック菓子などの新商品を除けば、殆んど見る価値もない広告が多く流れる今の YouTube に広告費を支払うよりも企業側が意図する目的も果たせる内容の広告手法の方が、満足できると思うんだよね。

色々な動画投稿サイトの情報を一まとめにして、カテゴリー別の情報を選択し、観たい動画の情報だけを探せる動画専用の検索エンジンを作れば、新しい SNS として成り立つと思うんだけど…

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