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亀戸という名の幻の日常

私にとって、近くて、遠くて、かけがえのない街。


亀戸で暮らすことを見送った、あの日。
家まで決めていて、都内での生活が始まらなかったのは、初めてではない。今度こそ、いよいよというところで、道が絶たれる。
つらすぎた。

しばらくは、地図や情報を見ることさえできなかった。
そんな状態だったから、気持ち的にもう二度と行けないんじゃないかと思っていた。


あれから、およそ9ヶ月。


昨夜、アド街ック天国で亀戸が出たとき、嬉しくて飛び上がった自分がいた。

人間の回復力、すごいな。


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駅を出て通った路地裏、居酒屋ののれん、
九州で住んでいた街と似てるなぁと思った広めの交差点、
斜め45度上空に佇んでいたスカイツリー。



そこで想像していた日常は。


川辺を朝に散歩したりしたのかな。

天神さんにお参りに行って、藤を眺めたりしてたのかな。

江東区役所までは距離があるから、駅前の出張所で住所変更をしたらよさそうだな。

錦糸町まで、歩いていったら、20分くらいで行けるだろうな。

頑張った日には、アトレのお花屋さんで、ガーベラを買って帰ったりしてただろうな。


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いつか、確かめる日が、くるのかな。


可能性しかない、私にとって唯一無二の街、亀戸😌

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