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UoPeopleでCS1104を履修した感想

※2022年8月時点の情報です。

UoPeopleでCS1104 Computer Systemsを履修した感想文です。すでにUoPeopleに入学済みで、今後同講義を受講する予定の方を想定読者としているため、UoPeopleのシステムや独自用語の説明などは割愛しています。

講義内容

範囲

詳細は公式ページにあるとおりですが、以下のような内容を学びました。

  • ブール論理

  • 二進数

  • 論理回路

  • 機械語・アセンブリ言語

前半はLogismというツールを使って論理回路の構築、後半は機械語やアセンブリ言語を実際に書くなどして、CPUの構成やCPUがどのように命令文を処理していくかといったことを学びました。
Reading Assignmentの量はUoPeopleにしては多くないと思われますが、DiscussionとLearning Journal に加え、ほぼ毎週Assignmentが出されるため課題はそこそこの量となります。
ハイスコアを狙う場合は、きちんと指定教科書の範囲を抑え、「自分が今何をしているのか」ということを十分理解してAssignmentに取り組んでおくことをおすすめします。いろんな意味で、どれだけ時間がなくても、とりあえずAssignmentは提出しておいた方がいいと思います。

かかった時間

だいたい10時間/週程度かけていました。初週だけ異様に時間がかかっていますが、これは後述の「CPUの創りかた」をまる1冊読むなどしていたのが原因なので、普通に課題を終わらせる分には他の週と同じくらいで問題ないはずです。


使ったツール・本など

大学からの指定教科書やツールに加えて、私は以下を利用していました。

「CPUの創りかた」は講義序盤、今から自分が何を学んでいくのかイメージしやすく、私には良い本でした。

「OS自作入門」は少し読んだだけで終わりました。今後のOperation Systemsの講義で活躍してくれるのではと期待しています。

こちらの「入門コンピュータ科学入門」はあくまで一般教養の教科書のため、概観をさらうのに役立った印象です。

案外CPUの構成を理解するのに役に立ったのが、大昔に購入した応用情報技術者試験の合格教本でした。

ただ、この講義のために購入したというよりもともと持っていたものを利用した感じなので、このために何か購入するのであれば指定教科書の日本語版などのほうがいいような気がします。

感想

「加算器」「フリップフロップ」など、基本情報や応用情報の試験時に漠然と暗記して理解していたつもりになっていたキーワードについて、Logisimを用いて実際に手を動かしてシミュレーションするのは楽しかったです。また、機械語、アセンブリ言語についても、「聞いたことはあるけれど……」状態だったのが、実際に書いて動かすことで少しイメージできるようになったのが良かったです。いかにもコンピュータサイエンスという講義でした。


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