(全文無料)【ポケカ】オリパをやめるべき5の理由

はじめに

やあ。中田進だ。
ポケモンカードに限らず、トレカ界隈全般において、もはや見ない日はなくなったオリジナルパック(通称オリパ)。
今日は、そんなオリパを買うべきでない理由について説明しようと思う。
完全無料だが、投げ銭・サポート機能は付けておく。投げ銭・サポートは非常に励みになるし、私はあなたのことを忘れないだろう。サポートより質問してくれも問題ない。必ずお答えしよう。

この記事で言いたいことを結論から話すと、「投資目的。つまりは『勝つ』ためにオリパを回すのはやめろ。投資するならシングルカードだ。」ということだ。
オリパを回して、勝った負けたの話をしている「カモ」のなんと多いことか。
本記事は、そんな風に、「勝つ」ためにオリパを回している「カモ」達へ送る聖書だ
オリパをギャンブルと捉え、趣味に近い目的で適度に楽しむことは否定しない。なので、そういったエリートギャンブラーは回れ右して欲しい。
他、シングルカードを買うにあたって考えるべきことを纏めた力作が下記の記事だ。
シングルカード投資をすべきだと確信した賢い読者は、こちらの記事にも目を通すように。(最下部に再掲するから、安心して本記事から読んでくれると良い)
過激な言い回しをしているが、根底にある思いは「『カモ』のお前らのリテラシーを向上させ、救うことで、ポケモンカードの不健全な消費・衰退を防ぎたい」という一点に尽きる。ご容赦いただきたい。

さて、残っているお前らは、カードショップにとっての「カモ」だ。
でも安心してほしい。この記事を読んだ後は、「カモ」を卒業し、立派な投資家への第1歩を踏み出しているだろう。
将来への期待に胸を膨らませながら、この記事に目を通してほしい。

「勝つ」ためにオリパを回してはいけない5の理由

まずは結論から示そう。
オリパをすぐに辞めるべき理由は下記の5つだ。細かい理由は多々あるが、「カモ」のお前らに最も刺さる、カネの話にフォーカスして話そうと思う。
目次を見て、「なんだ、既に知ってる内容か」と思った読者も多いだろう。
だが、辛抱強く最後まで目を通してほしい。
必ず、あなたにとってNewな内容が含まれていることを約束しよう

  1. オリパはマイナスサムゲーム

  2. オリパは傷有カードの捌き方筆頭

  3. オリパの「勝ち/負け」は買取ベースでみる必要

  4. オリパは本質的に高リスク

  5. オリパは超超超マイナスサムゲーム

1. オリパはマイナスサムゲーム

オリパはマイナスサムゲームと言われる構造に近い構造をしていて、何度も続けていると必ず負ける悪魔じみたゲームになっている
競馬やパチンコが「勝てない」と言われている理由も、このマイナスサムゲームだからだ。
マイナスサムゲームでは、参加者(オリパ購入者)が支払った参加費(オリパ代)から、胴元(カードショップ)の取り分が引かれ、残った金額の合計(オリパ封入カードの総額)を参加者で取り合うという構造になる。
ベットされた金額から、まず胴元が取り分を持って行ってしまう以上、負けるやすい構造となるのは感覚として理解に難くないだろう
加えて、オリパの厄介な点は、実力が介入し得ないという点だ
実力で勝ち負けが決まるゲームの場合は、いくら負けやすいゲームでも、実力次第で勝ち続けることもできるだろう。
一方で、オリパは完全なる運ゲー。「勝つも負けるも運次第。」であるにも関わらず、「構造的に負ける確率が高い」ゲームなのである
回数を重ねるごとに確率は収束していくので、すべての購入者がいずれ負け行く運命にあることが理解できるだろう。
シングルカードであれば、そんな憂き目に遭うことはないことは自明だ。
こちらのyoutuberが、店の控除率を推定している。是非見てほしい。

2. オリパは傷有カードの捌き方筆頭

オリパに封入されている当たりカードのほとんどは、傷有カードだ。美品価格をベースに作成されているオリパであっても、ほとんどがこれに当てはまる。
前回のnoteで話した通りなので説明は割愛するが、カードショップにとって傷有カードは不良在庫である。
不良在庫を有無を言わさず捌くことが可能なオリパは、格好の傷有個体調理場となるわけだ。
ご存じの通り、傷有個体はその売却時、大きく減額を受けることになる。
美品価格をベースに組まれたオリパ代を支払って、傷有カードを掴まされるこの構造が、如何に負けやすい構造となっているか、読者の皆さんもお分かりだろう。
言わずもがな、シングルカードであれば、確定で美品を購入可能である。
g2f団さんのオリパ開封動画では、その実態を生々しく知ることができる。
是非、各動画に目を通してほしい。代表的な動画を下記に掲載しておく。

3. オリパの「勝ち/負け」は買取ベースでみる必要

投資的観点でオリパを購入するのであれば、オリパの「勝ち」は当然、その入手したカードを売却した際に、購入金額よりも上回っているかどうかで判断すべきである。
基本的に読者が支払うオリパ代は、販売価格ベースで考えられた金額になっている
一方で、読者もご存じの通り、カードの販売価格と買取価格には相当な乖離がある。
このことから、販売価格ベースで組まれることが多いオリパで、売却額で「勝つ」ことが如何に難しいかおわかりだろう。
この点においては、シングルカードでも同様である。

4. オリパは本質的に高リスク

当然ながら、オリパに封入されているカードの内、どのカードを手に入れるか選ぶことはできない
それをふまえ、2点ほどお伝えしたい点がある。

1点目は、「中長期的に値下がる可能性が高いカードを掴まされるリスクが高い」点だ。
本来、トレカ投資の本質は、「中長期的に値上がりし、故に勝てる」カードを選んで購入し、半ば必然的に「勝つ」ことを繰り返していくことにある。
カードの中には、「中長期的に値上がりする」カードもあれば、「値下がりする」カードもあり、その中から「値上がりする」カードを如何に見抜くかが肝だ。
オリパには「値上がり」するカード、「値下がり」するカードの双方が基本的に含まれているが、将来的な値段動向を検討するノウハウに長けたカードショップの心理まで想定すると、当然、「将来的に値下がるカード」が多く封入されることは自明だろう。

2点目は、「所謂不人気カードを掴まされるリスクが高い」点だ。
カードショップにとって、効率よくキャッシュを稼ぎ、蓄えながら次の在庫を入手し、その循環を速く回していくことが何よりも大切だ。
その意味で、「販売ペースが遅い=回転率が悪い」不人気カードはリスクが高い商品である。
一方で、別の観点では、カードショップにとって、在庫のバラエティもまた重要である。品ぞろえの良い店舗の方が魅力的であることは皆さんも想像に難くないだろう。
以上から、カードショップにとって、不人気カードは高リスク故に仕入れたくないが、品ぞろえのために仕入れなければならない、非常に扱いにくい商品となっている。
そのような背景の中で、カードショップはなるべくリスクを下げるため、不人気カードほど安く買い、高く売る傾向にある。(不人気ゆえに在庫数は少なくてよい点も後押ししている)
もうお分かりだろう。
オリパは店舗にとって、持つべき量を超えた不良在庫を簡単に押し売りできる素晴らしい商品だ。一部の人気カードを目玉として封入しておきさえすれば、小当たり~中当たりにひっそりと潜ませた不人気カードをどんどんとユーザーに押し付けていくことができる。
一方で、押し付けられた「カモ」は、不人気カードを販売価格で購入し、相当に低い買取価格で売却することになる。

以上2点が、「オリパは本質的に高リスク商品」であるとした理由だ。
当然、シングルカードであれば、このようなリスクを回避することなど容易である。

5. オリパは超超超マイナスサムゲーム

これまで説明したことを纏めると、下記画像のようになる。
いや、誰が買うねんこんなん。
大人しくシングルカード買っとけ。

以上、今回はここまでとしたい。
大人しくシングルカードで投資しようと決めたそこの賢い読者。
素直で学習意欲の高いあなたは、きっと成功するだろう。
次はこちらを履修するように。

それでは、また会おう。
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