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【自問自答4】どんな私になりたいか?【コンセプト決定】

こんにちは。しえりと申します。

あきやあさみさんの『一年3セットの服で生きる(幻冬舎)』やnote等を手引きに、自問自答ファッションについて学んでいます。

自問自答ファッションて何?とご興味を持たれた方は是非あきやさんのnoteを読んでみてくださいね。
面白過ぎます!
https://note.com/jimon_jitou

ここしばらく、コンセプトについて「ああでもないこうでもない」とこねくり回していたのですが、なかなかまとまる気配がなくて。
こねくり回すのがいけないのかなーなんて考えてみたり。

自分のファッションコンセプトですからね。妄想とは言え、やっぱり日常生活やこれまでの人生の延長にあったよねというお話なのですが、良かったらお読みいただけるとうれしいです。


私はお風呂が大好きで、とにかくバスタブに浸かって長風呂するのが至福なんです。
ぼーっとするのも良し、本を読んだり映画を観たりするのもまた良し。
暗くしてキャンドルを灯したり、色々な入浴剤やアロマを楽しんだり。

作家の江國香織さんもご自身のエッセイによるとかなりの長風呂派だそうで、お風呂の中で大好きなフルーツを召し上がるんだそうな。
真似してみたのですが、私にはお水があれば十分かなと思いました(でもこれもやってみたから言えること。できる限り何でも挑戦!)。

コンセプトの職業を考えているときに「お風呂でのんびり過ごす人」というのも出てきたのですが、ファッションコンセプトとして昇華させるには私にはハードルが高過ぎました。お、お洋服が見えてこない。
とうことで残念ですが今回は見送ることにします。

兎にも角にも、私にとって最高の息抜きの場!それがお風呂場なのです‼︎

ところで我が家は私と夫、息子の3人暮らし。息子はまだ1人ではお風呂に入れないので夫婦のどちらがが一緒に入らねばなりません。
夫が入れてくれる日は私1人で入浴できるので、それだけで充分ありがたいことなのですが、「お母さんお風呂入ってる?」と数分おきにかわいい警備員がやってくるので現実を忘れてぼーっと過ごすには少し難しく。
夫が休みの日、息子を連れて遊びに行ってくれるとなればチャンス到来!私の至福タイムの始まりです。

先日もそんな「ありがたやー」なタイミングで一人でお風呂に入ろうとしていました。鼻歌をフンフン歌いながら入浴剤を選んで。いよいよお風呂場に入りまーすというタイミングで「人生の主役でいたいな〜」って突然思ったんですよね。

と同時に自問自答脳内ゲリラライブが開催されまして。
以下箇条書きで失礼します。

  • 一人でお風呂入れるの久しぶりだなぁ

  • いつもは息子の付き人だもんなぁ

  • というか一日中付き人だよなぁ

  • あー、でも働いてたときも付き人みたいだったなぁ
    (サービス業で、その日に担当するお客様のお世話を全力でしてました)

  • いやいや、仕事として付き人なのは別にいいんだよ

  • 問題は普段から自分にちゃんとスポットライト当ててる?ってことじゃない?

  • 私の人生の主役は私しかいないんだから

  • 役柄が「付き人」だからってそこに引きずられる必要はないでしょ?

  • あーもう、付き人付き人ってうるさいな!

等々、この間わずか1分ほどだったでしょうか。君たちどうしたどうした?!っていう位ブワーッと熱い想いが溢れてきたのです。
どれもこれも、お風呂という最高のご褒美を前に、それこそ最高にリラックスした状態だったからこそ出てきた正直な気持ちでした。

そしてこの時の「自分の人生の主役でいたい」という願いを元に「そうだ!コンセプトは主演女優だ!」と、付き人から一気に主演女優を目指すことにしました。


コンセプトこねくり回し中にもう一つ気になっていたことがあります。
Pinterestで理想の暮らしの画像を集めていたのですが、なぜかエッフェル塔の写真ばっかり増えてしまうのです。特に「エッフェル塔×カフェ」の写真ばっかり。
Pinterestの仕組み上、エッフェル塔がエッフェル塔を呼ぶので当たり前の話ではあるのですが、そこにはどうしてもエッフェル塔を無視できない私がいました。

そもそも自分がモチーフとしてエッフェル塔が好きということは自覚していたのです。
その昔、某お洋服屋さんに胸元にピンクのエッフェル塔があしらわれた、それはそれはかわいいカーディガンが陳列されていました。
お店のお姉さんに「うわぁ♡私エッフェル塔大好きなんですー!」と高らかに宣言し、もちろん即お買い上げです。
グレーで合わせやすかったこともありヘビロテしつつ何年も大切に着ていたお気に入りで、最後は泣く泣く処分したのでした。

それ以外にも我が家にはちょこちょことエッフェル塔グッズがありまして。
ロンシャン定番のプリアージュというバッグや、ブローチ、マグカップ等々。
ちなみに自問自答ガールズにはお馴染みの「手を飾るワーク」にも小さいエッフェル塔の置き物が登場しています。

好きになるのに理由は要らないとはよく聞きますが、なぜエッフェル塔が好きなのかと問われても、あの外観が好み♡という以外には答えようがありません。
では、パリの象徴としてのエッフェル塔が好きなのか、モチーフとしてのエッフェル塔が好きなのかを考えてみましたが、それについてはモチーフとしてという結論が出ました。
エッフェル塔が存在していなくてもパリが好きだと思うからです。

反対に、パリに建っていなければエッフェル塔を好きにはならなかったかもしれません。
もしも南極基地に建っていたとしたら、キャーキャー言いながらカーディガンを手にすることはなかったでしょうね。
南極基地でエッフェル塔を眺めながらコーヒーをいただける、そんなパラレルワールドのような世界があれば素敵だなぁとは思いますが。

自分でも何を言っているのかわからなくなってきましたが、話を続けさせてください。

子どもの頃から『星の王子さま』が大好きだった私、大学ではフランス語を学び、作者であるサン=テグジュペリを扱ったゼミへ入りました。
卒業後は一年間パリへ留学し、語学学校へ通う傍ら、美術館へ行ったりデパートを上から下までうろうろしたり。カフェでコーヒーを飲み、あとはひたすら大好きなお散歩。一言で言えばとっても楽しい一年間を過ごしました。

語学学校の成績は今ひとつだったけど、生活の中から得たことがたくさんありますし、私の価値観にも反映されていますので、本当に貴重な経験をさせてもらったと思っています。
最後にフランスを訪れてから10年以上経っているのですが、是非また訪れてみたいです。

うん、私やっぱりパリが好きだな。という気持ちを再確認できました。
当てもなくぶらぶらお散歩したり、エッフェル塔を眺めながら、ぼーっとコーヒー飲んだりしたいですもの。

今は実際に住みたいという気持ちはないのですが、「暮らすように旅する」ことが好きなのであえてここはパリに暮らすというコンセプトにしようと思いました。



あとは人生も後半に差し掛かり、日本の為に何かしたいという想いがありまして、特に子どもたちの為の活動をしたいと考えています。
ここでは具体的なことは控えますが、この点もコンセプトとしては外せないかなと。
そして活動に説得性を持たせる為にも、私自身が人生を楽しまなくてはいけないと考えています。


最後に、一言で「主演女優」と言っても具体的にどんな女優像なのかという点についてですが、「プロ意識が高い」というワードを残そうか最後まで悩みました。
体調管理や周りの人々への感謝、日々の勉強等、主演女優として必要な資質があると思うのですが、プロであればあるほどあえてそこに言及する必要はないなと考え削ることにしました。

そこで「どうありたい」かを考えたところ、「自然体」かつ「芯の強い」人でありたいという気持ちが出てきました。

ちなみに理想とする女優さんですが、加賀まりこ様とカトリーヌ・ドヌーヴ様です!

まず、おふたりともこの上なく美しいお姿でいらっしゃるので妄想が捗ります。
そして世間体や常識に囚われず、自身の考えや想いを大切にされている芯の強さを感じます。
そして女優でない時も間違いなくご自身の「人生の主役」でいらっしゃるであろうことを難なく想像できましたので、おふたりを理想に挙げさせていただきました。

このおふたり、若い頃はとにかくお美しいのですが、特に私が惹かれるのは中年以降のお姿なのです。国を代表するレベルの美女であるにも関わらず、無理なアンチエイジングに走ったりせず非常に自然体です。言動においても、周りの目を気にせず、常に自分らしらを大切にされている感じがとても好きです。

また、おふたりともパリとは切っても切れない方なのですよね。
生粋のパリジェンヌであるカトリーヌ・ドヌーヴはもちろんですが、江戸っ子である加賀まりこさんも若い頃パリに暮らされていたことがあるそうで、その後も何度も渡仏されています。
またドヌーヴはイブ・サンローランのミューズとして有名ですが、加賀まりこさんもサンローランと親交があったとか!
重なり合う部分が多いように思います。




それでは、今回これらのキーワードをまとめて出来上がったコンセプトがこちらです。

「エッフェル塔を望むアパルトマンに暮らし、子どもたちに愛と希望を与える、自然体で芯の強い主演女優」

糖衣だらけの感もありますが、まだまだアウトプットを始めたばかりの身。ネット上にいきなり糖衣ゼロの文章を上げる勇気は今のところありません。
それに自問自答を深めていくに従って、このコンセプトもどんどん変化していくことでしょう。

そうそう。コンセプトを決めたら、バスローブやスリッパが欲しくなってきたのですよね。
そしてスキンケアを丁寧にするようになったり、久しぶりにフランス語のテキストを開いてみちゃったりしていますが、そこがまた自問自答ファッションらしいなぁなどとニヤニヤしています。

余談ですが、ここ数週間自問自答に集中し過ぎていて、大切な糠床ちゃんにカビを生やしてしまいました。ごめんねと謝りながら無事お手入れをしましたが、妄想し過ぎて日常生活を疎かにしないよう気を引き締めたいとちょっぴり反省した次第です。



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