僕の心のヤバイやつ Karte.132『僕らの夜は更けていく』、コミックス9巻感想など
◆Karte.132
なんでゴムを持ってきているか、にゃあからイッチへの追及に出くわす山田。
そこで動揺しつつ回しに入る山田が面白いですね。
イッチが絡むとIQが上がる山田説を裏付ける要素でしょうか。
結果としては、にゃあへのバラし回を丁寧にやった格好。
にゃあもイッチを嫌いじゃないとのデレを見せ、それを受けての照れ隠しのイッチのフン!が良いですね。
その後キス待ちをスルーされて拗ねる山田のフン!も面白くかわいい。
ゴムはにゃあバレのための道具かと思わせつつ、なんと犯人を探し続ける展開の継続。
こないだコミックス9巻が発売され、合宿直前回までが収録されていましたので、10巻はKarte129の合宿開始からスタートとなります。
とりあえず今のところ次回のKarte133まではゴムの話が続きそうで、これは実に10巻のコミックスの3分の1程度を占める構造となるわけです。
このアイテム一つでここまで引っ張っていけるのは、桜井のりおがギャグ漫画家としてのキャリアで培ったストーリーテリング能力が遺憾なく発揮された結果と言えるでしょう。
◆コミックス9巻について
今回は11月8日に発売されたコミックス9巻についても少し書いていきます。
原作を毎週追っている身としては、書き下ろしマンガやイラスト、キャラ情報が主な読みどころ。
『僕ヤバ』は3巻以降すべて通常版と特装版の二段構え。
今回の特装版は、コミックス収録話内で登場するおねぇバンド「Primary COLOR」のCDと、書き下ろしマンガ収録のリーフレットが付録となります。
「Primary COLOR」のCDには、おねぇ歌唱・イッチ作詞の姉妹タッグ作品「つづく」一曲を収録。
CDのジャケットから、ギターのあおとん作曲(という設定)と判明。
曲調はギターサウンド強めのまさに青春ロック、ややパワーポップ寄りという感じか。
いい仕上がりで聴けます。
ももちゃんは栃木出身、法学部という設定が付与されました。
家庭事情にもよりますが、栃木でも宇都宮線なら早稲田まで通えと言われかねないと思います(実際自分の知り合いにも栃木から山手線内の大学まで通っていた人がいたような)。
下北沢からタクシーで帰る選択肢があるのだから都民、つまり一人暮らし(かルームシェア?)なのでしょう。
おねぇの知り合いのたっちゃんバンドの面々も4名全員の本名と芸名?が判明。
一人打ち上げに参加していないし、おねぇバンドのライブも見に来ている様子なし……と思ったら脱退を検討しているらしいとのこと。
そのあたりの人間関係のリアリティ、色々と想像させてたまらんですね。
書き下ろしマンガは、おねぇバンドライブ後の打ち上げの様子。
陣くんからのフラグを自らベキベキにへし折るおねぇ。
あおとんは今までも似たようなもどかしさを感じてきたのでしょう……。
ひなこは分かりませんが、ももちゃんは分かっていて黙っているような、そして一部利用している節もなくもないような。
この辺り、合宿でおねぇバンドが参戦してくる際にもっとキャラの掘り下げがあることを期待したいところです。
◆次回チラ見せ
ゴム探偵ってあんな……。
◆次回予告(のりお)
今週は忘れず。なにしよんねん。
ここまであからさまに萌子犯人説をにおわすと、なんか外してくる気がするんだよなぁ。
◆次回予告(公式)
料理部の萌子先生、ガチ評価しそうよね。
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