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the HIATUS 「Jive Turkey vol.8」2024/1/12(金) ブルーノート東京

※ツアー公演中のため、注意事項です。
以下、「◆開演後」以降は、演出・セトリなどのネタバレを多いに含むため、閲覧にはご注意ください。

◆序

the HIATUSのジャズアレンジ公演。
ボーカルの細美武士がここ2年はELLEGARDENに集中していた関係で、コロナ禍以降、the HIATUSはこのジャズ公演以外にはフェスに散発的に出演する程度で、単独ツアーは行っていない状況。
ジャズ公演は古くは2016年頃からやっていたようだが、自分としてはコロナ禍の2022年が初で、そこから3年連続でチケット当選している。
有料会員枠の力か……。

the HIATUSを初めて見たのは、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2009。
GRASSステージのトリ。
結成後間もない時期のため1stアルバム1枚しかリリースしておらず、中座時点で全曲をやり切る。
アンコールの拍手に応えて帰ってきた後に「もうある曲全部やっちゃったので、1曲だけもう一回やります」(意訳)。
是非是非やってくれ! というような会場の盛り上がりがいつまでも忘れられない。

◆開演前

ブルーノート東京は表参道にあるが、前の予定の都合上で今回は渋谷から向かう。
中途半端な時間だが16時頃に昼兼晩御飯。
「海南鶏飯食堂」で海南鶏飯のチキンM・パクチー抜き・ライス少な目。
このアレンジの結果、「映え」面では弱くなってしまったが、味は素晴らしい。
3種のソースがそれぞれに味わい豊かで、にも拘らずごっちゃまぜにして食べるのが大胆で美味しい。

ブルーノートは1日2公演。
17:00開場18:00開演の回に参戦。
15分前に到着。

座席はサイドエリア右側。
3年連続サイドエリア右側を選んでいるが、徐々に席がステージ側に近づいて行っている。
ホント近い。
これも有料会員だからか……?

あとキャパが増えた気がする。
戻ったというのが正しいか。
コロナ禍は6人席を3人で使う斜向い式だったが、もう今は全席使用という感じ。
まぁチケット当選しやすくなったということよね。

とりあえず軽いつまみとビールのみ注文し開始に備える。

◆開演後

メンバーはジャケットを羽織って登場。
ブルーノートの雰囲気に合わせたコーディネートでありながら、ネクタイやYシャツなどはするもしないも人それぞれの崩し方。
途中、細美が熱くなってジャケットを脱いだらノースリーブで入れ墨見えまくりだったのに笑う。
ウエノコウジも思わず「ジムにいる人みたい」と突っ込む。

MCでは今年の正月、立て続けに起こった天災や事故について触れられる。
細美は、「ライブを行っていていいのかという気持ちはあるけど、笑える時に笑っておかないと、大変な時のパワーが出ない」と語る。
まさにその通りで、良いこと言うなぁと。
様々な人を救う言葉だ。

セットリストはジャズ公演ではお馴染みの曲が中心。
以下、いくつかの曲をピックアップしてコメント。

・Horse Riding…ジャズアレンジと、メンバーの独奏が物凄いことになる。素晴らしい。ジャズ公演で聴いてから本当に好きになった曲。
・Silence…細美の友人のライブハウスオーナーへの追悼のMCから連なっての開始。追悼の意味では、ウエノコウジを見ると自分はつい勝手にチバのことも思い出す。染みる。
・Unhurt…ジャズアレンジで聴くのは初。もともと原曲がアップテンポで電子的なサウンドなのでがらりと雰囲気が変わるが、良い部分が消えるような印象はなく、細美のボーカルをより艶やかに感じさせるような魅せ方だったと思う。
・Firefly / Life in Technicolor…ジャズ公演に馴染む大好きな曲。また、会場のハンドクラップが素晴らしい一体感。
・Catch You Later…ちょっと後で合流するから「またね」程度の再開という意味の曲。アンコールの〆に相応しい。

ここまで3回参加したthe HIATUSのジャズ公演の中で、個人的に一番良かったかな……。
選曲とアレンジとMC……言うことがない。
これと2022年やった「Shimmer」があれば本当に完璧中の完璧ではあったが、欲張るまい。

なお、MCからすると今年は単独ツアーありそうな雰囲気。
これは期待よなぁ!


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