僕の心のヤバイやつ Karte.129『僕は合宿に来た』感想など
◆Karte.129
ついに夏合宿。
「性の4日間」は作者の悪ふざけではなくイッチのモノローグでした。中学生だから仕方ない。
そんで作者の悪ふざけは「性のミステリ」……。
鎌倉駅から豚野郎の別荘までの徒歩35分を歩かされるイッチは様々な御託を並べます。
イッチとしては現実的で前向きな提案をしているつもりなのですが、女性陣にとっては議論済の内容だったり一手間あったりとで最終的にはにゃあから一喝されます。
女性だらけにポツンと混ぜられた男性1名の立場の無さをひしひしと感じます。
恐らく計画段階では議論に混じれず(ばやしこ宅では子守りに専念させられ、その後合宿までの間は受験勉強でそっちに回す余裕はなし)、詰めの甘さが当日分かってから提案した形と思われますが却下される。
やるせなし。
女性陣からすれば今更言うなよという感情が沸き上がる一方で、自分たちの調査不足という手落ちもある。
そしてイッチの提案も一理あるので有効に反論できない。
意固地になったにゃあ、集団行動の仕切りは苦手で役に立たないばやしこ、優等生だけど意外と詰めの甘い萌子、そんなことより嫉妬を抑えることに必死な山田と、なかなか未成熟な人間模様と四者四様の個性を感じる描写でした。
冷静に考えれば、徒歩35分と調べる際に地図アプリを使えばバスの存在や経路も気付けそうですが、そこは中学生ゆえの経験不足と、作中展開上の都合ですね。
◆次回チラ見せ
次回は海へ。
過激な山田の水着を直視できないイッチはもうおしまい?
◆次回予告(のりお)
むしろさァw
◆次回予告(公式)
例のアレって。
なんで海まで持ってきた。
結果、萌子か山田が持参した個包装のヘアゴムと判明して一見落着かな?
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