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外苑前再開発

高卒を機に、地方から都会に憧れて上京しました。

上京して最初に住んだ場所は、吉祥寺界隈で、都市として洗練されながらも、緑豊かな井の頭公園の裏にある学生寮でした。

都会で最初に暮らした場所が、都会の中にあって、どれだけ自然に恵まれた土地であったかさえも、その当時は全く分からなかったです。

だから緑に特にありがたみも感じてはいませんでした。

ただ、思い返せば、田舎育ちの自分がふとした瞬間に、逃げ込める都会のオアシスが身近にあったことがどれだけ心身共に救いだったかを、今になって、そういった思いに至るわけです。

都会にどんなに染まっても、どれほど都会生まれ、都会育ちでも、木々や、緑を求める、愛でるのは、人間の本能では無いかしら、と強く昨今、頓に強く思うのです。

東京の西側の方が東京都下と呼ばれる、23区外の市町村地域まで外れれば、大概、都心部よりも、緑は多く、都市部と公園や緑化地域、双方へのアクセスは今のところ、都心よりも調和されているように思います。

統計上どうなのかは全くわかりませんが、体感的な意見を述べるに留まるので大変恐縮ではあるのですが、武蔵野市、三鷹市、西東京市界隈に長らく住んで、都心寄りに移った経験上、都心部の公園、緑は単に相対的に少なく、それでも今の所個々の公園、緑は豊かで、それぞれが希少で、尚更貴重なのだと強く常々感じさせられます。

単に歳とったから、とかでは、多分、おそらく無く、たとえ都会育ちだろうと、田舎出身で緑都会に暮らしていようと、緑がますます無くなれば、若い世代がますます生きづらくなってしまうであろうとコトが誰でもこの時代に生きていれば、容易に想像がつくのではないでしょうか?

外苑前の再開発に際して、ある種の嫌悪感を抱かずにはいられません。’希少で貴重な都心部の自然’だと当たり前のことを当たり前に感じるからです。
 
都市開発が未来に繋ぐ’レガシーとやらの単なる’脳内花畑’ に決して留まらず、ちゃんとリアルなお花畑を遺していくのは、今生きてる全世代の責任じゃ無いか!?とさえ、酔っていて、ぼーっとした頭でさえも思うのです。#SDGs #外苑前再開発反対

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