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【実験?】NaCl模型とH2O模型を作ってみた

連休最終日でした。終わってみれば一週間なんてあっけないものです。

以前、ビー玉を使って、体心立方格子と面心立方格子を作ってみました。

今回連休の最終日は、発泡スチロールを使って塩化ナトリウムの結晶模型と水の分子模型を作ってみました。その備忘録です。

なぜ作ろうと思ったかというと、

「組成式と分子式の区別がつかない生徒が多いから」

『食塩、塩化ナトリウムはNa+とCl-が”どこまでもつながっている”でしょ。もしも、ある岩塩を顕微鏡で調べたときに、Na+が1000個とCl-が1000個つながっていた時に、Na1000Cl1000とか書いたら大変じゃない!大きい岩塩とかどうなるのって話(^-^; だからこういう時には”比”をつかってNa1個とCl1個の比でくっついているからNaClと書くんだ。けど水分子はね…』

などとこれまでは説明をしていたのですが、なかなか理解できない(理解できる話術を持っていない)ので、実際に模型を作って、イメージをわきやすいようにしたらいいのではないかと常々思っていたので、模型作成をいよいよしてみようと思ったわけです。

ということで、分子模型を作ってみた!

まず準備したものはこちら。

分子模型1

いつかは作りたいと思いながら買いためていったものです。ようやく本日日の目を見ました(^-^;

発泡スチロール球にどうやって色を塗ろうかなと思っていたのですが、いろいろ試した結果、写真のように球に串をさして塗ると塗りやすいことがわかりました。

分子模型2

ぬりぬり・・・。

分子模型3

いっぱい塗ってみました。

分子模型4

まずは黄色と緑(Na+とCl-)を16個ずつ作り、それらをくっつけていく。

分子模型5

発泡スチロール用のボンドってなかなか売ってないんですね。

この「緑・黄色・緑・黄色」の4個だんご兄弟(古い?)をたくさん作り、

プラスチックケースへ。

入れた様子はこんな感じ。

分子模型6

写真の右に見えるように、一組だけ4×2の8個セットで接着させたものを2つ作りました。これは『へき開を説明するため』。

もしNaClの結晶に大きな力を加えたら”こう↓”ずれるよね。

分子模型7

黄色と黄色、緑と緑(Na+とNa+、Cl-とCl-)が近づくと反発するよね。

だからこうなったときに、きれいに割れる(へき開)という現象が起こるんだよ。

・・・と、模型を見せて説明して伝わればいいなぁ。


そして水分子も作ってみました。

分子模型8

分子模型セットでは、酸素は「赤」、水素は「水色の小さいボール」なんですが、なんか、水って「赤」ってイメージじゃないですよね。なので写真のようにしてみました。

そして、「水分子と水分子の間は離れている」という事を見せるために…

分子模型9

竹ひごをぶっさして固定。

これで

「塩化ナトリウムNaClのようなイオン結晶は、どこまでもつながっているものだから比で表す。水H2Oのような分子は、離れて存在しているので、分子そのものを作っている原子の種類と数そのもので表す」

って伝えたい…。この辺の説明の文言も要検討ですが(^-^;


まだまだやりたいことがあったのに、お休みが終わってしまいました。

明日からまた余裕のない日々を送るんだろうなぁ、…と考える暇もない日々がきます。

でも淡々と。

毎日いろいろ考えて、考えすぎないように、前を向いて、淡々と過ごしていきましょう。

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

皆さんに良い日がきますように。

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