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動画学習のススメ!!

勉強は主に紙面で行うもの、そのようなイメージが無意識のうちに植え付けられてしまっている人も少なくないのではないでしょうか。実のところ私もそうでした。

しかし、冷静に考えてみましょう、紙面というのは文字と図といった二次元ユークリッド空間上の世界に視覚情報のみを介して情報伝達を行うことしかできないわけであります。その様な限られた情報から効率的かつ正確に情報を受け取れる人が一体どの程度おられるのでしょうか。

そもそも文字とは、我々が学習や人生経験によって培ったそれぞれの脳内に内在する何かしらのイメージを基にして情報を伝えたり受け取ったりする手段である。たとえ車という文字を知っていたとしてもそれがどんなものなのかは実際の自動車を見ないと分からないわけである。逆に言えば我々は普段から車を見ているからこそ車という文字から瞬時に主に四つのタイヤがついており、ガソリンなどのエネルギーを用いて人間が歩くよりもはるかに早くてかつ沢山のものを運ぶことが可能な機械であることが読み取れるわけである。

ところで、読書の目的とはなんだろうか、勿論本にはありとあらゆるジャンルがあるわけだが一番の共通点は文字や図を介して新たな情報や知見を得る為なのではなかろうか。ならば、情報を正確に解釈できるか否かは重要な要素になり得るわけだ。

しかし、現代では、態々文字にしなくても情報を容易に伝達する手段が発達している。写真、映像、音声などなど、手段は多種多様である。さて、情報を正確にかつ効率的に吸収するという面では二次元かつ文字や図のみに限定された情報と三次元かつ音声や非言語的な視覚的情報を含んだ情報、どちらの方がいいかは一目瞭然である。そう、映像や写真など五感に訴える情報の方が正確であるし脳内にインプットされやすいわけである。

そもそも本とは19世紀以前の情報伝達手段に乏しかった時代に情報を効率的に伝えるのに最適な手段だっただけに過ぎず、インターネットの発達した現代社会においては絶対的な地位を誇るものとはいいがたいのではなかろうか。

現代を生きる我々に対して読書の大切さを訴えたとしても響かなくて当然であるわけだ。読書家の人は文章の構造を把握する能力には優れていることだろう。しかし、彼・彼女らが視覚的かつ直観的イメージを介して物事をちゃんと理解できているのかは甚だ疑問である。机上の空論だとかあるが、机上の空論に走ってしまうのは具体的なイメージが出来ておらず自分の中にある印象に則って本に書かれてあることを認識してしまっているからではないのだろうか。これは読書家であればあるほど陥りやすい罠であると考える。

動画学習で具体的なイメージを脳内に蓄積し、それを基に読書をして知識を深めたり熟考する行為については私も肯定する。実際その過程を通じなければ表面的な印象のみで物事を捉えてしまい思考を疎かにしてしまいかねない。

しかし、初めて触れる分野に関しては動画学習を介して物事を吸収することをおすすめする。自分勝手なイメージのままで学習してしまうことほど恐ろしいことはないからだ。

私にも読書のみで勉強していた時期があった。その時期の勉強は無意味だったとは言わないが学習効果に乏しく、時間に対する実りの少ないものだったように思う。数学の図形、物理学や化学の具体的な現象に対するイメージ、いずれもが私には欠けていたしその影響もあり、物事をちゃんと理解しきれていなかったのだ。

動画学習を始めてからというものの少しずつイメージが鮮明になっていくのを感じる。お陰で教科書が何を言っていたのかを理解するのが苦でなくなったのを感じる。結局脳内にないものをイメージするのは不可能なのだと思い知った。

長く語ってしまったが結論としては読書の前に動画など自分が分かりやすいと思ったメディアを介して勉強を行う、それが勉学において大切なことであると私は考える。

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