大内山動物園

大内山動物園に公共交通機関行ってきた。
浄瑠璃を読んでないと思ったら、そんな旅をしていたのである。

これは個人的な記録であり、他者による再現可能性は考慮していません。実際に赴く場合はダイヤや天候など、最新の情報を確認し、十分な準備の上で遂行してください。実際に発生しうる諸問題について、一切の責任を負いません。
…と、免責文言を入れたくなるくらい、交通トラブルが怖い行程だった。スムーズに動けたので苦労せず楽しめたけれど、万が一の移動手段はかなり検討した。

まず、アクセスは3通り考えた。
(1)紀勢本線大内山駅
(2)大内山(路線バス)
(3)紀勢大内山インター前(高速バス)※動物園まで徒歩4.6km

乗換アプリを弄り倒し、路線バスで行ってJRで帰るルートを採用した。

(1)行き:路線バス
松阪駅からおよそ2時間。開園に丁度良いので選定。IC対応なので不便はなかった。
通学路線のようで暫くは人がいるのだが、眠っているうちに貸し切りになった。
道の駅で暫く止まっていたのは、トイレ対策の可能性もあるかな?と寝ぼけた頭で考えていると大内山に到着。
駅の目の前に着くわけではなく、その辺の道路脇に下車するお陰でわずかばかり動物園に近い。

大内山から先のことは考えもせず乗ったわけだが、熊野古道センター経由三交南紀行き、松阪から三交南紀まで4時間半近く走るというなかなか恐ろしい路線だった。
あの後で乗客はいたのだろうかと不安になるが、路線が維持されていることに感謝。

(2)帰り:JR
駅舎は近くにいかないと発見できない大きさだが、駅前の休憩所が綺麗に整備されていて助かった。トイレと東屋にベンチ。テーブルには灰皿があったので、喫煙所と言うべきなのかもしれない。

十分に余裕を持ってホームへ。足元の「ワンマン 松阪・名古屋方面」の表示に安心すると共に、雪国じゃないってことだよなと意味不明なことを考える。電車が近づくのが見えたときは、迎えが来たぞ!!と妙に嬉しくなった。

この辺は紀勢本線の中でもIC非対応エリアで、整理券式。
多気で乗換はあるものの、多気止まりなら安心と爆睡。
松阪に着いて駅窓口精算。JR/近鉄が改札内乗換でき、そのまま近鉄乗車も物理的には可能なのだが、どこまで精算対応してもらえるのか不安があったので、さっさと精算してICで入り直した。

(3)今回使わなかった高速バスは名古屋路線と大宮池袋新宿路線があり、名古屋~紀勢大内山インター前~タクシー予約~動物園という使い方をすれば一番楽なのではないかと思う。
タクシーは早めに手配しないと乗れない危険があるけれども。

因みにどうもコミュニティバスがあるらしく、謎の時刻表があった。
買い出しスポットとか病院とか市役所に行けるのだろうか?

さて、やっと動物園の話。

ギリギリまで雨予報が出ていた曇天の平日なので客は少なく、幼稚園の遠足らしき一団が座って休憩している間に見て回れたので快適だった。

ライオンは檻越しの観察で、当然人間の足止めの柵もあるので撮影はしにくい。
撮影メインだと、距離はあっても障害物なし>(なるべく綺麗な)窓越し>檻&柵越しではあるが、手前でごろごろしてくれたので非常に見やすい。
配置的に柵を消して撮影するのは困難だが、動いているときに動画も撮ったりして楽しんだ。

初めての動物園は原則全域を見ることにしているけれども、撮影はある程度絞るので、ほとんどライオンの写真なんだなぁ。
飼育員の方が通ったときにリオンを撫でてくれた。たてがみ、触れたいよ。
ほとんどライオンに張り付いて独占できたので満足。

巨大な動物園ではないけれど、新設エリアが少し離れていることもあり、散歩としても楽しめた。
拡張中なこともあり、HPのマップも現地のマップも最新情報ではなかった。しっかり自分の目で見て歩かないと見逃しがあるかも!?

お土産コーナーは入場口の脇。ライオン缶バッジがあったので購入した。
どこの動物園でも見かけるぬいぐるみや動物小物より、独自アイテムが好きで、あれ買っておけばよかったな、としばしば後悔するんだよね。

帰りがけに大内山ミルク村でソフトクリームとパンを購入。
近くにカフェもあるので迷ったけれどパス。電車の時刻を気にして過ごすのも落ち着かないし。

次はどこに行こうかな?と動物園リストを眺める。
飼育頭数、撮りやすい環境、餌やり体験…。アクセスも含めて検討項目は色々あるけれど、動物園を巡ること自体が目的になりつつある。
まだ見ぬライオン達を求めて、たまには旅をしたいものだ。

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