8月7日の米株500(S&P500)

クレカ150万円が詰まることが決定したため、60万円だけ手持ちしていても意味がなく、その60万円を100万円にして残りの50万円をリボ払いにするとかしてクレカ綺麗にする絶対に負けられない戦いがはじまりました。

三角形から上放れ」したので、ポジションを整理して買いを増しこのポイントに買い50という形に整理しました。
4時間足でも上放れしていました。
1時間足
ところが30分足を見ると、三角形から上放れさせようという勢力と下放れさせようという勢力が争っていて、結局下放れ側が勝ちました。私はヤバいかもしれないと思い10の売りを入れました。これは事実上50のうち10を損切って40の買いにしたのと同じ効果をもたらします
60万円しか入金していませんが、ポジション整理の結果不利なポジション(かなり高い位置の買いポジ)と幻の残高+33万円が現れました。
(米株)5325の買いによる含み損は猛烈に膨らみましたが、有効額66万円なのでまだ入金額より6万円多いです。なお「残高」に93万なる巨額資金の表記がありますがポジションを決済すると「有効額」の金額がそのまま「残高」になるため残高に表記された金額に意味はなく、指数取引で重要なのは「ポジションの位置」と「有効額」です。
おそらくアメリカの皆さんはこれを「三角形からの下放れ」と判断してファンダメンタルズとは関係なくひたすら売りまくったのでしょう。5240まで落ちたのでさすがにヤバいと思い売り10出しました。これも事実上買い50のうち10を損切ったのと同じ効果をもたらします。はじめに下放れに気づいたとき売り10出しているので、ここからは50-10-10=30で実質30枚トレードです。30枚だと100ドル上がっても50万円にしかなりませんが、100ドル落ちても50万円の損失で済みます。
米株500(S&P500)は暴落していますがドルはBOX相場のままです。アメリカは輸出立国の日本/韓国/ドイツとは逆で、覇権国の輸入国なので、米株が買われる時はドルも買われ、米株が売られる時はドルも売られるのですが、ドルが売られていないということは米株が再び暴落しているのは純粋にテクニカル的な理由で、米国経済の未来を人々が憂いて売った訳では無いようです。
5214まで下がり、4時間足でも上昇相場から下放れしたことが明らかになりました。
しかし1時間足を見ると、最初の暴落以来毎日5200付近で反発しているため「5200」に横の補助線を引くことも可能です。
日経平均1時間足は昨日の下値と同程度です。
いよいよ問題の5200ラインに挑戦してきたため、もう30枚でもヤバいと思って更に10売りを出し、実質買い20にしました。
このように買いを出したあと暴落したとき一部を損切りするのではなく、その代わりに損切りすべき枚数売りを出す行為を「両建て」と言います。相場が上昇に転じた時上画像の下にある3つの米株売りを仮に損益ゼロの地点でそれぞれ決済していけば、それはそれらの場所で損切りした10枚をまた同じ場所で買い直しているのと同じ効果をもたらすため、元の状態に戻ります。
日経225は米株500と違って上昇相場のままです。日本の未来はアメリカより明るいのでしょうか?
NYクローズ(NY時間17時)1時間前の朝5時台、投機筋による手仕舞い買いで上昇するかと思いきや5時台5170まで挑戦したため、もはやまともなトレードは諦め、売り30にさらに10追加して50引く40=10枚で実質10枚トレードにしました。10枚ならいくら暴落しても昨日、一昨日、その前の日に遇ったようなロスカットだけは回避できます。
しかし売り30と売り40の差は大きく、元々50枚の買いを出していたため、この「4発めの安全帯をつけるかどうか」は実質買い20枚か買い10枚かの違いと同じであり、4発目の売り(安全帯)を出した時点で実質8割損切った状態で、この状態ではロスカットこそ回避できてもトレードしているとは言えませんし、上昇に転じた時せめて4発目の売りはそれを出した地点に近いかより低い地点で決済しなければいくら値上がりしても自分の利益になりません(実質10枚トレードだから)
つまりこの「4発めの売り」を出した時点で実質ゲームを終わらせており、例えば朝9時の東京タイムに昨日のような安定した上昇が見られたとか、そういうのを確認するやすぐ4発目の売りは解消してはじめてゲーム再開となります。仮にゲーム再開を5260みたいな上の方で行えば、もし買い50がある5325まで値を戻してもゲーム自体実質5260から再開しているため自分の利益は半減します
NY時間、米株だけが暴落しており日経平均とドルは全く売られていませんでしたが、オーストラリア時間(NY時間と東京タイムの間)オーストラリア人はこれを何かの危機と捉えたのか日経平均とドルを少し売りました。
実質10枚トレードでも5160まで下がると有効額11万円になってしまいましたが、オーストラリア時間に少し値を戻すと実質10枚トレードとは言え有効額13万円に増えました。
私はNY時間の最後、朝5時半ごろに5204から一瞬5235まで値を戻した時一旦「安全帯(売り)」のひとつを解消しましたが、この画像を見ると5235まで戻せば安心する私がまともと分かって頂けると思います。実際はその後なんと5160まで第2暴落しましたが。5198にある売りはその時出し直した「4発目の安全帯」です。
日足。オーストラリア時間に5189まで上昇しましたが、この5189すら前回あった大規模な調整の下値すら下回っています。
5193まで上昇しましたが安全帯(売り)は外せません。なぜなら日本は投機筋や投資銀行が強い国ではなく、メガバンクの投資信託部門などが実需に基づいて売買しているため東京時間は方向性が非常にはっきりしており、上下が激しいNY時間とは対極にあるからです。従ってオーストラリア人は東京人が決める方向性の逆をもしその前に行ってしまうと取り返しがつかなくなるため、勝手に相場を動かすことが出来ずオーストラリア時間はBOX相場と言われています。オーストラリア時間に上の画像のように上げたのを見て早合点して安全帯をもし外せば、BOX相場の下限に到達した時にロスカットされる、ということがここまで有効額削られると非常に高い可能性で起きます
NY時間と東京時間の間、つまり日本時間朝6時から9時のあいだを俗にオーストラリア時間と言いますが、正確にはオーストラリアは日本時間8時に朝9時を迎えます。よって8時になると相場が動き、オーストラリア人は世界恐慌的なものを感じたのかそれまで落ちていなかった日経平均とドルも少し売りました。雇用統計以来持ってたユーロ/ドル(ドル買い)の含み損が膨らんだため残された有効額のあまりの少なさを考えてユーロ/ドルは損切りました。これによって後で上がっても有効額は3万円低いままになりました
ニュースで「米株安のため日経も落ちる」と報じられ、予想レンジとして3万4200-3万5000円が示されました。しかし指数は既に3万3000円台でした。日経は東証で現物株が売買されており、午後3時にそれが終わるとその後は「日経先物」という指数だけが動いている状態なので、「日経は落ちる」と報じられているのに指数よりは高い株価が示されています。つまり東京タイムになれば指数は昨日のように上がるでしょう。
いよいよオーストラリア人がNY時間下値に挑戦しました。しかし場がNY時間最後の5170から20も上がって始まったため、「オーストラリア人は相場を動かさない」原則に基づくとむしろ今までが高すぎたのかもしれません。
なんとオーストラリア人、5160まで米株500を落としました。これでは10枚トレードですら危険と判断し、追加で5枚の売りを出し、実質5枚トレードにしました。
残高がヤバいのでユーロ/ドルなんて持っていられないと3万円損切ったのはこの時です。
アメリカはあくまで米株500だけ売ってドルや日経平均は売っていませんでしたが、米株を見たオーストラリア人は世界恐慌的なものと思ったのか日経まで叩き落としました
このときドルも売られたため、残りの有効額わずか9万円なのを考えるととてもドルは持っていられなくなり損切りました。
8時45分に大阪取引所(指数専門の取引所)が開幕すると反発しました。
大阪人はオーストラリア人が叩き落とした日経を怒り狂って買い戻しています。
日経先物、なんと3万4000円を超えました。
オーストラリア人が米株を5159まで叩き落とした時に追加した5枚と、
アゲアゲ大東京」と私が呼ぶ割安感のあるとき東京時間にほぼまっすぐ起きる上昇9時2分には確認できたため、「4発めの安全帯」にあたる売り10枚、合わせて売り15枚をポジション解消しました。
東京タイムは米株ではなく日経主導なので日経を参考にしますが、日経は暴騰し34500円すら超えていました。従ってS&P500(米株)でも多少は「アゲアゲ大東京」が期待できると私はなお確信しました。
アゲアゲ大東京が開始したのを見るや安全帯3枚にし、とりあえず実質20枚トレードを開始。
5200付近の高値ラインに挑戦
上放れ。私はこの上放れのパワーで5200を超えると見て、また5200を超えると市場のセンチメントが変わってどんどん上がるため一旦安全帯を外しました。安全帯2つか3つつけるにしろ、上がってからつけ直せば利ざやを稼げます。
日経は上がっています。
しかし現実は厳しく、叩き落とされたので安全帯つけ直しました。5190台で外した安全帯を5186とか5179でつけ直したため、その分(ボジションの位置に対する)有効額が目減りしました
日経は落ちてるとは言えまだまだ力強いです。今朝オーストラリア人が日経を叩き落としたせいで逆にチャートの形が力強くなっています。
東京は5200に再チャレンジしました。
日経は上放れしそうです。
ドルも日経も上がっているのに、米株だけ5200付近で叩き落とす徹夜の投機筋?がいるため全く上がりません。なお私はこれを見てユーロ/ドル損切りしなけりゃよかったなと思いました。
東京、5200突破
5200を突破すると損切り/ロスカットなどを巻き込みグングン上がります。
なお「5200絶対通さないマン」があまりに執拗なので、私は万が一彼らが原因で方向性が変わるのを恐れて5261あたりにあった売り10を解消したのを、解消した位置と同じ位置で売り5出して50-25=25で実質25枚トレードにしました。
明らかに上放れしていったので慌てて売り5は損切りました。しかしこの上放れ、その後の雲行きが良くなく、また15時にはモスクワ、16時にはベルリン出勤時間で投機的な動きが始まるため5207で売り5出し直しました。5199で5261の時に出した売り10を解消し、代わりに売り5出しましたがこの行為は損得を産みません。その後上放れして5上がってから損切りしたため数千円失い、損切りした場所より2上で売り5枚を出し直したのでこの2は利ざやになります。5-2=3なので5枚を3ドル分くらい、つまり2000円程度の損失で買いポジション25枚に再編できました。この時5325にある買い50枚は含み損90万円でした。しかし25枚の売りを同時に出している(両建てしている)ので、仮に5325に戻った時全決済すると90万円ではなく半分の45万円しか得られません。それでも残高15万円と足すとちょうど入金額の60万円に等しいですが。
5205から5325に120上がって45万円しか得られないということは、逆に言えばロスカットも40逆行して15万円失う5175まで落ちないと起きないことになります。東京時間にこれは起きないでしょうが、問題はベルリン開幕15時以降です。
昼1時半、米株はまたもや5100台に突入しました。一方日経はアゲアゲ状態で3万5000円にチャレンジしています。ドルも大幅に売られています(このユーロ/ドル表記はユーロが何ドルかという意味なのでユーロの価値を表しており、数字が膨らむとドルの下落を表します)。さすがにこの時はユロル(ユーロ/ドル)損切りしといて良かったと思いました。
モスクワ開幕は日本時間15時ベルリンは日本時間16時からですが、ここ数日14時半頃からヨーロッパ的な値動きが起きています。今日は13時台に落ちていたのに14時前から突如上がり始めました。
調べるとイラクに取り囲まれているクウェートという国がモスクワと同じタイムゾーンでした。するとアラブ諸国とイスラエルも14時ー15時に動き出すことになります。もしかすると中東~欧州に同じような思想の機関投資家が点在しているから14時半頃からヨーロッパ的値動きがはじまるのかもしれません。
なお一昨日のヨーロッパは東京の上げを全て叩き落としましたが、昨日のヨーロッパは東京に準じて買い上がり、NY時間の前半に至ってはダマシの上放れまで起きて慌てた私が5325を掴まされるまで値上がったのです。ちなみにNYは昨日もNY午前に5311まで暴騰してそれをNY午後に全て帳消しにしています。これはMSCIの決算が悪かったとかが(一応)材料でした。
14時12分時点で、米ドルは思わしくなく、日経は3万5000円を突破。完全回復しました。ここまで高いと逆に怖くて買えません。米株は5200を背にまた叩かれていましたが、それをまた突破しているというレベルの低い状態です。ちなみにこのとき香港も1万7000という大台にチャレンジしていました。つまり米株以外みんなアゲアゲ状態で、例の大暴落から大復活を果たしつつあるのです
モスクワ開幕直前(14時54分)、米株だけでなく日経や香港、ドルも全体的に落ちていました(それでも米株がいちばん酷いですが)
上画像の30分足で見ると投機的な叩き落としが行われていました。
左側に5174付近で底を打っている赤い線が昨日のNY最安値で、長い下ヒゲのある青い線が今朝のオーストラリア最安値です。この下ヒゲが5160に到達する異常なものでした。
なおロシアは元社会主義国なので、おそらくこの叩き落としは間が悪く、モスクワっ子はこの数字を見るとアジア人のような発想で値頃感を感じ買い上がるのではないでしょうか?
…と思ったらさすがにヨーロッパ人は順張り思想で、叩き落ちて来たのでまた15枚売って今朝の暴落時と同じ10枚トレードに切り替えました。
その後冷静になって5207を決済して15枚に増やしました。15枚なら上放れた時に5を1枚損切って20枚でいくことになります。それによってまた金を失いますが、そもそも入金した60万に対して明らかにロスカット領域まで下落しているのを両建てで無理に維持しているので資金の目減りは仕方ありません。
15時20分、長い赤線と青線が横に並ぶ形になりました。これは強い上げサインですし、またこれはモスクワ開幕と共に発生しています。よってこの時点で5を1万円で損切りました。
そしてその1分後には東京高値に挑戦しています。ヨーロッパは上げです。
5210を突破したので1万6000円で売り5をもうひとつ損切りました。合計2万6000円失いましたが、市場のモメンタムが変わるまで生き残ることが重要であり、過去の値段を気にしても仕方ないからです。例えばコロナショック時代の価格を基準にしたらどの指数も買えなくなります
こんな感じでまた下げてきていますが、12分後にはベルリンが開幕します。米株は日経や香港と格差があまりにありすぎ、かつこのチャートの形であればベルリンの人が”売り”で入ることはありえないでしょう。
ドルは落ちていますが、ならばドル表記での米株は上がるはずです。
そしていつもは米株と連動している日経と香港が暴落レベルを完全に脱出して平常レベルになっています
ベルリンは”売り”から入りましたが日経と香港は米株よりさらに売られており、ベルリン時間においては米株は日経と香港より力強いと言えます。ベルリンによるこの売りは米株をターゲットに相場操縦して利益を出そうというものではなく、全世界の株を売る利益確定的な動きで、一時的なもので、米株に関してはむしろ長い下ヒゲがついて上昇サインになると思い込んでこの下げを耐えました。ベルリン時間はNY時間ほどは投機的でないからです。NYならこのレベルの価格帯でも更に叩き落としてロスカット狙い、とかやりかねないですが、ベルリンは復活した日経、香港との格差を見てそんなことはやめておくでしょう。
何より「下げたら買いの逆張り東京」すら5200の壁と戦っていたのに、ベルリンは5200を行ったりきたりしているため、東京よりむしろ強気と言えます。
上放れの補助線を引いてもこうなるため、ベルリンではある程度下げる必要があります。投機筋は最終的には上げるとしてもチャートの形を見るので、「ここはまだ上げ時でない、上放れ三角形の形成途中」と考えるでしょう。
形を作らないと無理くり押し上げても他の人達による提灯買いが期待できないからです。
しかしベルリンが想定外の動きをしたので売り25入れて実質ポジション解消しました。これを解消するのは市場が上げ潮になってからです。

【オチ】


60万とか70万ずつ小出しにして毎日ハイレバかけてロスカット食らってました。最後の日だけはある程度レバレッジ抑えましたが、70万はそれまでの250万の損失を取り返すには原資が少なすぎでず。

私がここで書いてるような分析はかなり詳しく調べたもので割と当たってるのですが、1000万とか、300万なら300万まとめて払って、適切なレバレッジに抑えないと食い物にされるだけでした。
ちなみに私がロスカットされた後、S&P500(米株)は見事に大復活していました。ただ大復活と言っても月曜日の東京時間レベルなので他の指数よりはかなり低いですが。
具体的には5260水準に上がっていました。この水準は暴落中も毎日通っていますね。
チャートを見る限り日経で「三角形からの上放れ」が起きて米株もそれにつられたようです。香港は暴騰していませんでした。

S&P500(米株500)が5260までいきなり上げ
日経平均先物で「三角形からの上放れ」発生
そしてNY時間の終わりには5330まで回復してましたとさ(笑)
結局60万だの70万ずつ入れていって高レバレッジで勝負してた自分が悪いのです。レバレッジは低く抑えなければなりません(大金を一気に入れるか、少ない枚数でやるか)。
今回の場合「5200は底を打った後の上昇過程だろう」という読みは当たっていました。しかしその途中で5150くらいまで逆行したり、特に最後の60万をいれた「勝負の日」にはいきなり5350くらいまで上がったと思ったら5150まで200ドル落ちました。
私は320万も資金があった訳ではなく、そのうち150万はクレカのショッピング枠です。よって170万しか資金は無かった訳ですが、170万なら170万、クレカの150万なら150万だけを一気に張って、レバレッジはよもや最初の日の70枚張りとか、その後損失を取り返そうとした50枚張りとかではなく原資170万とか150万なら10枚張りで行くべきでした。そして株が戻した時に150万が200万になったら喜んで引き出したら良かったのです70万が数日で170万になるような張り方はレバレッジのかけすぎで、欧米時間の逆行で食われるに決まっていました。
ちなみに私は以前の記事で書いた「米国雇用統計によるドルの値動きは次の週の水曜日までに一度は戻すか、最低半戻しはする」法則に従ってユーロ/ドルをポジっていましたが木曜になると有効額12万でめっちゃヤバイのに3万払って損切っています。これはおそらく昔FXにハマっていた時の癖で、木曜になっても戻さなければ雇用統計のユーロ/ドルは損切るのが正しいです。
また私の〇〇時間(15時からモスクワ時間だ!とか)という言い回しもFXが起源です。
昭和時代にはロシアから東欧全て、そしてベルリンがある東ドイツまで共産圏で、中国も北朝鮮のようなバチバチの共産国でした。それらに加えて韓国、台湾やアジア、中南米諸国にもアメリカに後援された軍事独裁政権がありこれら全て21世紀はじめまで経済的に遅れていました。従って20世紀のFX/先物指数は東京が朝9時から17時までは東京/大阪のディーラーが流れを作っており、ロンドンが朝9時になる日本時間17時からNYが朝9時になる日本時間22時まではロンドン/パリのディーラーが、そして日本時間22時からNYのディーラーが相場の流れを作っていました。他の人達はそれに乗る立場にありました(インド人、アフリカ人など)。よってそれぞれの時間帯をかつてFXの世界では東京時間ロンドン時間NY時間と呼び、NYと東京の間の朝6時ー9時をオーストラリア時間とか、シドニー時間、太平洋時間と呼んでいました。
私の言い回しはこれを現代的に改良したものです。
みなさんも一度100万円くらい海外FX業者にぶち込んでこの手の指数取引をやってみると指数の面白さが分かるでしょうが、スマホの画面が8時59から9時00になった瞬間”東京勢”が現れて相場の流れは一変します。近年は(おそらくインド中東?の14時半頃)、モスクワ15時、ベルリン16時、ロンドン17時、そしてラスボスのNY22時が到来した瞬間それぞれ00分きっかりに相場が急変します。
ユーロ/ドルやS&P500を触るとNY時間が値動きの荒いラスボスに思えますが、日経先物やドル/円は東京時間にも激しく動きます。
しかし動きが読みやすいのはユーロ/ドルとS&P500です。なぜならこの2つはほぼほぼ単体で動いているからです。逆に日経先物だと、「日本経済は好調なのにS&P500が落ちたからそれに引きずられて落ちる」とかが起きていて複合的な要因でチャートが形成されています。
為替はもっと極端で、例えば日本円vsメキシコ・ペソなど市場自体存在しません。日本円vs米ドルと米ドルvsメキシコ・ペソの2つのチャートを組み合わせてチャートをつくっています。従ってチャートの形を分析するのが難しいです。またFXをやる人が〇〇vs米ドルという組み合わせを好むのも、それだけが「ストレート」だからです。中国、ロシアが躍進した今はどうか知りませんが、昔はvs米ドル以外の他の全ての通貨ペアが米ドルを介して組み合わせて作られた人工チャートで、例えば〇〇vs日本円だとわざわざ「クロス円」と呼ばれていました。
なぜそうなったのかと言うと第二次世界大戦後に米国だけで世界経済の5割を占めており、残りも米国が実質支配していた日本と西欧が大半で、そのさらに残りは共産圏が大半だったからです。
その後いわゆるグローバルサウスと呼ばれる国々の人口が増え、日本と西欧は復興し、中国とロシアは市場経済を導入しました。しかしアメリカには世界から移民が集まり、アメリカは住人をかなり入れ替えた代わりに世界経済の1/4を未だに維持しています。中国、インドは躍進したと言っても1人あたりが少ないため国民の購買力の合計でアメリカに並んでも余計なことに使う「余裕分」がアメリカよりずっと少なく、未だにアメリカがダントツ世界最強です。
これは「アメリカにちょこっと存在するグレーな投機筋」と「中国インドにちょこっと存在するグレーな投機筋」とかを比較した時に前者の方が圧倒的に資金力があるという意味です。特に中国は制度面が原因でかなり劣っており、東京勢が作り出した流れに乗っているだけに見えます。

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