欅坂46のこと

10/13をもって欅坂46の活動が終わりましたね。

私はずっと在宅だったしけして熱心なファンではなかったけれど、映画とラストライブを見ながらとにかく涙が止まらなくて久々に感情が昂ったので、書き留めておきたいと思います。

10/13はお休みだったので、昼間に映画「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」を見て、夜に配信の「欅坂46 THE LAST LIVE」を見た。
（10/12の方は見られず、今さら後悔…）
ちなみに一日に5時間濃密な欅坂46を摂取した結果許容量をオーバーしたのか、鼻水と頭痛が止まらずその日は使い物にならなかった。

まず、映画を観た直後は「欅坂46は、平手友梨奈だった」という感想を持った。
自分も一人の信奉者として彼女のパフォーマンスを見続けたいと願っていたが、そこに罪悪感を覚えた。
いや正確に言えばもっと前から、「不協和音」の頃から持っていたと思う、でも気づかないふりをしていたのかも。
私（たち）が、平手友梨奈をセンターとする欅坂46に熱狂してしまったがために、彼女たちを不幸にしてしまっていたのではないか。
「サイレントマジョリティー」や「不協和音」、「黒い羊」、あの強い歌とパフォーマンスに救われた人間は大勢いるし、私もその一人だけれど、
それがまだ10代20代の女の子たちの感情と身体を犠牲にした上で成り立っているのなら、受け入れるべきではなかったのではないか。
自分はアイドルに何を求めていたのだろうか。
ということをぐるぐる考えながら帰路についた。

私は欅坂46の圧倒的なパフォーマンスを鑑賞するのが大好きだったけれど、同時に「欅って、書けない？」などで見られる飾らない可愛らしい表情も大好きだった。
てちが初期に見せていた天真爛漫な笑顔をずっと見ていたかったし、脱退前もラジオSCHOOL OF LOCK!で声が聴けるだけで安心していた。
彼女たちの幸せを心から願っているつもりだったけれど、同時に自分が思う欅坂46のパフォーマンスを求めることで、彼女たちを苦しめてもいたのかな。と思った。

そしてその夜、ラストライブの配信を見た。
1曲目が「危なっかしい計画」で、嬉しいし楽しいはずなのにみんなの顔を見ているだけで泣けてきて、その後もたびたび泣きながら鑑賞。
欅坂46が終わるということは、もうこの曲を彼女たちが歌っている姿を見ることはできないということなんだろうなと思いながら。
全部全部よかったけれど、自分が欅坂46を好きになったきっかけの曲だったのと
映画でもみーちゃんのソロダンスにかける想いを見ていたこともあり、「二人セゾン」は特に印象に残っている。
あかねんセンターの「世界には愛しかない」も、ゆっかーセンターの「砂塵」も、めちゃくちゃよかったな。
あと、欅坂46のパフォーマンスを見るのが久々だったのだけれど、「コンセントレーション」をはじめ天ちゃんに目をぐっと惹きつけられた。

1つのアイドルグループが終わるのを見届ける、という体験は初めてだった。
最後にみんなが頭を下げる中、欅坂46に関わった人たちの名前が連なったエンドロールが流れていくのをじっと見ていた。
映画を観た後は「欅坂46は、平手友梨奈だった」という感想を持ったと書いたけれど、ライブ中、「彼女たちも欅坂46だった」と思った。
当たり前だし元々知っていた人も多いと思うけれど、個人の感覚としてちゃんとそう思えて、ちゃんと欅坂46とお別れできてよかった。
映画を観て、半ば欅坂46というアイドルを支持してしまったことに後悔を覚えていたけれど、
ゆっかーが「欅坂でよかった」と言ってくれたから、私も欅坂46のファンでよかったし、間違っていなかったのかなあと思うことができた。

最後、櫻坂46の1stシングル「Nobody’s fault」披露は驚いたし欅坂46の余韻に浸りたかったので戸惑ったけれど、彼女たちの気持ちを考えると正しかったと思う。

欅坂46のこと、自分で思っていたより好きだったし、支えられていたし、これからも楽曲を聴くたびにその時々の感情が蘇るんだろうなと思う。
ありがとうございました。
櫻坂46のことも、てちをはじめ卒業していったメンバーのこれからの活動も応援していきますが、
何よりも、一人ひとりが幸せになってくれることを願っています。