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ゴジラに会いに歴博へ @国立歴史民俗博物館 ~東京・千葉アートと取材の親子旅⑥
上息子(ウエムス)との親子研究旅行、3日目の午後は、千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館の送迎バスに乗って、国立歴史民俗博物館へ。note では広告なしで読んでいただけます。
同志社大学の「負の遺産」と政治と題した科目で、よく輪読する『ミュージアムと負の記憶: 戦争・公害・疾病・災害:人類の負の記憶をどう展示するか』という本の第1章(安田常雄「歴博「現代展示」と戦争認識」)が、この国立歴史民俗博物
絶対また行きたい! 名画に浸った幸せな時間@DIC川村記念美術館 ~東京・千葉アートと取材の親子旅⑤
上の息子(ウエムス)との親子研究旅行3日目は、千葉県佐倉市のミュージアム、DIC川村記念美術館と、国立歴史民俗博物館を回りました。
DIC川村記念美術館には、ウエムスが見に行ってみたいなあ…と控えめに言っていた、マーク・ロスコの「シーグラム壁画」が7点常設されています。
よく調べてみたら、国立歴史民俗博物館とを結ぶ送迎バスも走っていて、朝から美術館、館内のレストランで食事、送迎バスで歴民博に移
東京大空襲・戦災資料センターを見学する そして千葉へ ~東京・千葉アートと取材の親子旅④
上の息子(ウエムス)との親子研究旅行2日目の午後は、江東区の東京大空襲・戦災資料センターに向かいました。
新宿の都庁の向かいにある平和祈念展示資料館から住吉駅まで電車で移動し、雨の日だったので駅のロッカーにコロコロを入れて、傘を差しながら徒歩20分ほど。
地図だけ見ているときは、なぜこんな都心じゃない、行きにくいところなのだろうと思っていましたが、このあたりも空襲で一面焼け野原になったところな
映画「サイレントフォールアウト」アメリカ上映キャラバン・クラウドファンディング
先日、上映会をした映画「X年後」シリーズ。
最新作の「サイレントフォールアウト」は、アメリカでの核実験の風下地域の住民や専門家らに丹念に聞き取りを重ね、被害の実態を明らかにしたドキュメンタリー映画です。
アメリカでは、実験によって放射性物質が人間の身体にどれくらい蓄積していっているのかを、子どもの乳歯を大量に集め、分析しました。そうして、大気中での核実験をやめるよう、政府に迫りました。その中心
「極限下のエンターテイメント シベリア抑留者の娯楽と文化活動」@平和祈念展示資料館 ~東京・千葉アートと取材の親子旅③
ウエムス(上の息子・大3)との春休み親子研究旅行、2日目は、朝から新宿へ向かいました。note では広告なしで読んでいただけます。
朝の目的地は、新宿の平和祈念展示資料館です。夏に行ったばかりですが、企画展示「極限下のエンターテイメント シベリア抑留者の娯楽と文化活動」が面白そうなので、当初1泊2日だった旅程を2泊3日に変更して行くことにしました。
まずは常設展示。平和祈念展示資料館は、第二次
色彩の妙とリトアニアの廃原発 ~「マティス 自由なフォルム」展と「私たちのエコロジー」展を楽しむ ~東京・千葉アートと取材の親子旅②
ウエムス(上の息子・大3)との春休み親子研究旅行、1日目の続きです。
その①はこちら↓
大田区の城南島は羽田空港に近く、飛行機がつかめそうな低さで飛んでいました。
バスでモノレールの駅へ。モノレールの車内は、羽田空港から乗ってきたと思われる外国からのお客さんたちがほとんどで、旅気分が味わえました。
私たちも「うわ~~、正味、川の上や~~~ん」と小声で興奮。
そうしていると港区に。この日、
大量廃棄されるモノと情報 三島喜美代個展@アートファクトリー城南島 ~東京・千葉アートと取材の親子旅①
すでに一ヶ月以上経ってしまいましたが、この春休みも、上の息子(ウエムス)と親子旅をしてきました。私の「記憶と継承」「負の遺産」関連の展示+ウエムスの作曲の参考になるアートを見て回るシリーズです。回を重ねるにつれ、両者が融合されてきている気がします。
今回は、前にも行った六本木ヒルズの森美術館で、環境に関する美術展を開催するという広告を見て、面白そう、また行こや~というのが発端。
それだけに行く
2024年3月のまとめと読書記録
すでに4月も中旬ですが、3月のまとめ。なかなかアレコレ充実したひと月でした。
3月に入ってすぐ、自主映画会を開催。
翌週は、同僚の先生と教育実践系の論考や報告を2本、紀要に提出。教育実践系は久しぶりでしたが、弾みがつきました。今回出したのは、同じ号に掲載されます。5月頃には刊行されるようです。この勢いが削がれないうちに、夏にまた出したいと思います。
その翌週には、恒例になりつつある、上息子(ウ
書評『驚異の百科事典男 世界一頭のいい人間になる!』@関西ウーマン信子先生のおすすめの一冊
月イチ書評連載、関西ウーマン信子先生のおすすめの一冊、4月分が公開されました。
今月は、A・J・ジェイコブズ『驚異の百科事典男』です。
ずっと前に教えていただいた同じ著者の『聖書男』を数年越しで読み始めたらえらく面白くて、その前作のこちら『百科事典男』の方が書評に合うんじゃないかという予感がして、続けて読みました。
どちらもぶっとい本なのですが(それこそ聖書や事典みたいに!)、めちゃくちゃ愉
平和祈念展示資料館と出張展示@滋賀県立美術館で学ぶ
なんということでしょう、すっかり記録を怠っていました。
昨夏(2023年)、初年次教育学会での発表@山梨学院大学のあと、バスで新宿へ移動し、平和祈念展示資料館と半蔵門ミュージアムを見てきました。
平和祈念展示資料館は、第二次世界大戦下の ①兵士、②戦後強制抑留者、③海外からの引揚者 の労苦について扱っています。※戦争で負傷したり病気になったりした兵士についての展示がある「しょうけい館」も似たコ
プラハのユダヤ人地区③きらびやかなスペインシナゴーグでホロコースト関連展示を見る ~チェコ旅行2023夏(20)
あああ、年度末になったというのに、まだ夏のチェコ旅行記が終わっていません💧
ユダヤ人地区その3は、スペインシナゴーグ。1880年代に建てられた、非常に豪華な内装の建物です。公式サイト
しかもここは、19世紀末くらいからのチェコにおけるユダヤ人に関する展示が充実しています。
チェコで活躍した企業家や、ホロコーストに関する資料がたくさんあります。
パネルでの説明もあります。ヘッドフォンで音声
プラハのユダヤ人地区②シナゴーグでユダヤの文化に触れる&画家Robert Guttmanを知る ~チェコ旅行2023夏(19)
ユダヤ人地区見学その2です。noteでは広告なしで読んでいただけます。
その1はこちら↓
続いては、クラウスシナゴーグへ。天井がきれい。
こちらには、ユダヤ教の神具…とは言わないのかな?宗教的な道具や、ユダヤ人の生涯を表した絵、ユダヤ人が使っていた生活道具、部屋の様子の再現などがたくさん展示されています。ごく一部をご紹介。
どんどん進みます。お次は、旧新シナゴーグ。不思議な名前ですよね。古
プラハのユダヤ人地区①ピンカスシナゴーグでホロコーストと洪水の痕を悼む ~チェコ旅行2023夏(18)
久しぶりのチェコ旅行記です。
せっせと撮った写真が多すぎて、しかもiPhoneの独自のファイル形式は、開くのに時間がかかるわ、そのままアップロードできないわで、めんどくさいことこの上ない。で、ついつい後回しになっています。もっとデジカメ主体で撮っておくべきだったか。(;´Д`)
なんとか年度内には最後まで行きつきたいものです。
さて、プラハ7日目は、朝からユダヤ人地区を回りました。ぐぐっと
旧ユーゴの巨大モニュメント・スポメニックを目当てに映画「すべて、至るところにある」(2023年)を観た
先週末、旧ユーゴスラヴィアの巨大なモニュメント「スポメニック」を巡るロードムービー「すべて、至るところにある」を観てきました。旧ユーゴスラヴィアを舞台にした3部作の完結編なのだそうで、前2作を観ずにわかるかなあと思いつつ。
場所は、京都は出町柳の出町座。以前に行ったときは地下のシアターで、足のつかない椅子に体が痛くなったのですが、今回は2階。ちゃんと足がつけばいいな。
…やっぱり足ブランブラン
映画「放射線を浴びたX年後」シリーズ上映会を開催しました
3月2-3日、自主映画上映会を開催しました。伊東英朗監督の「放射線を浴びたX年後」シリーズ3本です。
ビキニ環礁の核実験による被害を追った1、2本目、アメリカでの核実験の被害を取り上げた3本目「サイレント・フォールアウト」を2日に分けて鑑賞しました。
ビキニ環礁の核実験については、日本のマグロ漁船「第五福竜丸」が被曝して、お一人が亡くなられたこと、それをきっかけに原水爆禁止運動が盛んになったと
2024年2月のまとめと読書記録
早や3月も半ばですが、ようやく2月のまとめです。
2月初旬、まずは作曲専攻で学んでいる上息子の新作発表会からスタート。夏休み頃からレクイエムの歴史を本と音源から勉強して自作の曲を作りました。合唱付きで、この日一番大きな編成。なかなか良い出来だったのではと思うのは親バカゆえか? でもコロナの制限がなくなったからか、大学として動画公開をしてくれなくなったのは残念。
その頃から、息子たちが風邪を引き