正しく伝える

 相手に思っていることを正しく伝えることはとっても難しい。

 仕事柄、雲をつかむ話を現実的なものに落とし込んで人に伝えるという作業を繰り返してい割に、自分の言葉がちゃんと相手に伝わることはそんなに多くない。

 言葉のプロではない自分ができることは限られているが、伝わる時はなんとなく法則がある。事前になんらかの良いコミュニケーションがとれているかどうか。

 プロの皆さんは、言葉の使い方や、雰囲気の作り方によって、その場で相手との関係性を作ることができる。

 それができない自分は、少しずつでも小まめにいろいろな場面で自分の思いを伝えていい関係性の人を増やし、いざというときに伝えるしかない。

 理想は、「そう言うと思った。」と言われること。

 自分は、美しい言葉を使い過ぎたり、駆け引きができなかったりで、ちょこちょこ場を紛糾させているものの、いつまでもこじれ続けている案件は意外とない。

 その場の言葉では伝わらなくても、これまでの関係性によって、それ以外の場ではわかってもらえることが多いからだ。

 それは身内でも一緒で、なんとなく「言うと思った。」と言ってくれる関係性の人がいると、安心できる。

 ということは、正しく伝るということは、伝えられる関係性にいてくれる人をたくさん作ること。

 「そんな人達に囲まれているなぁ。」と思った。というお話でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?