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原神世界の本を読む 「テイワット観光ガイド・モンド編」

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原神に出てくる様々な本達を読んだことがあるだろうか?西風騎士団のリサの図書館や軽策荘などで手に入れることのできる本だ。家の中にあったから一応拾っておく、全巻揃ったら原石がもらえるから集める、そのような目的で本を集めている人が多いだろう。でも実は原神の本には原神の舞台であるテイワットに関する情報が大量に記されているのだ。そんなテイワットの本を解説しながら紹介していこうと思う。ぜひ原神が発売したオリジナルサウンドトラックである「原神ー風と牧歌の城ー」を聞きながら読んでいただきたい。

第一回目「テイワット観光ガイド・モンド編」

第一回目は「テイワット観光ガイド・モンド編」だ。この本は冒険ランク15になって解放される「面倒な仕事」というリサの試用ができるクエストの報酬として受け取ることができる。これは「テイワット観光ガイド」の説明文だ。

冒険者協会によって発刊されているテイワット大陸の観光名所を紹介する。この一冊は「旅行家アリス」がモンドに滞在したときの旅行記が掲載されている。

説明文によると旅行家である「アリス」という人物がテイワットの観光名所を紹介した本のシリーズの一つであるようだ。さらにその地域に滞在したときの旅行記であるためにアリスによる紀行文の形式で書かれている。今回の「モンド編」で紹介されている地域は「ダダウパの谷、星拾いの崖、風立ちの地、鷹跳びの浜、囁きの森、明冠峡谷、風龍廃墟」だ。モンド全ての地域ではないが魔神任務(メインストーリー)で訪れる場所が入っているのでモンドを旅する際のポケットブックとして読むと良いだろう。

「ダダウパの谷」

「ダダウパの谷」 この谷には、反映した丘々人(ヒルチャール)の集落が3つある。仮に谷の中心部の低地に「球体の転がる檻」を造り、そして周囲の丘々人を全て中に入れれば、動き回る丘々人によって転がる檻はモンド全域の製粉所5年分の動力に匹敵する、らしい。もし年寄りと力尽きた丘々人を餌として加工し、力強い丘々人にあげれば、より大きな動力になると思う。もしかしたら、スナージナヤにある大型工場を稼働させることも夢ではないかもしれない。私の見立てであれば、これは実現可能な話だ。けど、この話を図書館司書のリサさんにしたら、私を見ながら考え込んでしまった。そして、優雅な微笑みを携えながら話題を変えられてしまった。

最初からアリス節絶好調である。初めてダダウパの谷に来たのにもかかわらず、この発想をするアリスは天才に違いない。ダダウパの谷は真ん中に広く大きく広がる水たまりのような湿地帯とそれを取り囲むように丘々人(ヒルチャール)の大きな集落が存在する。湿地帯の真ん中にたくさんの剣が刺さった塚(と宝箱)がある。これはクエストの対象になっており、開けるためには近くにいる黒髪ストレートで眼鏡美人なリヴィングストン博士からクエストを受ける必要がある。 さて、実際に旅したアリスはここに住んでいるヒルチャール達をエネルギー資源として利用したかったようだ。確かにこの谷は湿地帯を中心としてすり鉢状になっているので転がすことは可能だと私も思う。しかしこの谷はキノコや獣肉が多く手に入り、湿地帯にはドドリアンも生えている重要な採集ポイントの一つである。さらに夜は寝静まったヒルチャールをぶっ飛ばせる最高のストレス発・・・素材回収エリアなので、私もリサさんと同じで話をなかったことにしたい。

「星拾いの崖」

「星拾いの崖」 そういえば。風神は本当に些細なことにこだわらない神なんだろうね。もし私が神なら、こんな複雑に入り組んだ地形を放っておかないもの!適切な位置に、火力の十分な爆弾をいっぱい仕掛ければ、星拾いの崖のような広大な土地でも崩れるはずだ。そうすれば、モンドの地形は今よりもずっと整然とする。残念なことにモンドの騎兵隊長に私の提案は却下されたけど。

崖をも爆破しようとするアリス、地形破壊に慣れていらっしゃるようだ。ちなみに騎兵隊長というのはガイアのことだ。星拾いの崖はモンドで最も標高が高いエリアだ。この崖の最上部からはモンド城を含めモンド全域を眺めることができる。アリスの爆破したかった「複雑に入り組んだ地形」を見て貴方はどう思うだろうか。ちなみにモンドではなく海のほうを見ると孤島を見ることができる。実はこの孤島は地図には載っていないのだ。しかし幻というわけでもない。まだ訪れていない旅人はあの孤島には絶対訪れてほしい。新たな冒険が待っているだろう。

「風立ちの地」

「風立ちの地」 モンド全域で唯一地形がなだらかな草原。中心に近いとこには非常に大きなオークの木が生えている。伝説によると、ヴァネッサがそこから天に上ったらしい。でも、私が木の周りを何周回っても、発射装置の跡など見つけられなかった。この辺にいた丘々人を捕まえて爆風で吹き飛ばしてみたが、清泉町の漁師小屋までしか飛ばなかった。がっかりだ。

「風立ちの地」はなだらかな草原と大きな大木が鎮座しているエリアだ。モンドの民にとってここはモンドを守護した英雄ヴァネッサの聖地である。ヴァネッサに関しては原神の公式HPで連載されている漫画に出てくるので興味のある人は読んでみてほしい。この漫画には今の自由な気風になる前のモンド城がどのような統治体制であったのか、風神様は何をしていたのか、そんな謎を知ることができる良い作品だ。 さて、そんな聖地に来たアリスはヴァネッサの伝説にある「ヴァネッサはこの木から天に上った」ということを鵜呑みにして「天空に飛んで行った」と勘違いしたようだ。もちろん、発射台なんてものはない。近くで平和に暮らしていた哀れなヒルチャールは彼女の実験台にされ、清泉町まで「飛んで行って」しまったようだ。清泉町とこのエリアの間には大きな崖があるのでこの丘をヒルチャールが飛び越えるほどの爆弾の威力は・・・いや考えるのはやめよう。

「鷹跳びの浜」

「鷹跳びの浜」 実験の失敗によって清泉町が大混乱に陥ったため、騎士団のジンさんが私に見張りをつけた。鷹跳びの浜以外の立ち入りを禁止されてしまい、本当につまらない、空を飛び回る鷹も、膨らんだ風スライムも退屈だ…そして、一番我慢できないのは何もできないこと! けど見張り役の偵察騎士のお嬢さんは、楽しそうに子供たちと戯れている。

清泉町にヒルチャールを飛ばした結果、大惨事になったようだ。星拾いの崖ほどの高さからヒルチャールが降ってきたのだから当たり前だろう。そんな当事者アリスは大目玉を受け、鷹跳びの浜に閉じ込められた挙句、騎士団の一人を見張りにつけられたようだ。この偵察騎士というのはアンバーのことである。さすがのアリスも中州と少しの廃墟しかないこの海岸は退屈だったようだ。 実はこの鷹跳びの浜には風域を生み出すギミックがあり、その風域を使えば鷹のように飛び回ることができる。鷹跳びの浜にきたらぜひ試してほしい。

「囁きの森」 

「囁きの森」 もう一つのモンドの森、あのアンバーという偵察騎士がこの辺をよく知っているらしい。アンバーが持っている爆弾のおもちゃはとっても面白い。もし私が改造を施せば、一撃でこの森を灰にするだけでなく、周囲の山を崩せるかもしれない。 私の提案に彼女は驚いていた。でも爆弾ぬいぐるみは、今までにないほど良いアイデアだ。 今度、ぜひ取り入れてみよう。

囁きの森はモンド城を出てすぐのところにある森だ。文章曰くアンバーがよく知る場所らしい。しかしアリスは森ではなくアンバーの爆弾ぬいぐるみが気になったようだ。崖を破壊できるアリスにとってはかかれば、囮のぬいぐるみを戦術兵器にすることはおちゃのこさいさいのようだ。アンバーには改造を断られたようだがアリスは諦めていない、幸か不幸か彼女の発想は彼女の娘に受け継がれてしまった。  囁きの森はモンドのすぐ近くにある森だ。様々な果実やお肉を採集できるポイントであり、夕焼けが沈むモンド城を見ることのできる絶景スポットの一つである。

「明冠峡谷」

「明冠峡谷」  やっとのことで騎士団のストーカーを振り切ると、シードル湖の北西の岸辺でこの谷を見つけた。古い装置がいまだここをも守っているけど烈風の王の兵はもういない。時の風があてもなく吹き、知能のない丘々人としゃべらない機械の守衛だけがここに残されている。 丘々人を使った遺跡守衛を操作する実験がまた失敗に終わり、遺跡守衛がバラバラになった。上に縛られた丘々人は、さらに悲惨な状況になった…元々損傷のなかった遺跡も半分壊れてしまった。

なんて読むのか、「めいかんきょうこく」だろうか。天災の旅行家アリスのお守りは新米偵察騎士のアンバーには荷が重かったようだ。アリスはアンバーからどうにか逃げおおせてこの峡谷に辿り着いた。文章の前半部分からはアリスの旅行家としての文才が読み取れる。この文章が前半で終わってればよかったのだが・・・。さて、後半部分だ。この峡谷でも彼女の探求心は止まらない。遺跡守衛を操作するためにまたもや現地人(ヒルチャール)を犠牲にして実験を行ったようだ。あのロボットの上に縛り付けられたら惨事は免れないだろう、そして遺跡まで半壊させてしまった。このままでは騎士団から大目玉を食らうだけでは済まないのではないだろうか。 このエリアは高い丘に挟まれているためにとても狭いエリアだが風龍廃墟に行く際に通るエリアなので、彼女がこの遺跡を破壊しなければ探索も幾分楽になっていたのだろう。

「風龍廃墟」

「風龍廃墟」  明冠峡谷の先に行くと、この巨大な古城遺跡に辿り着く。ここは孤高なる烈風の王・デカラビアンが建造した城だ。古城全体が環状になっていて、その内側と外側にスペースが空いている。そこには民一人ひとりのために用意されたスペースのようだ。古城の中心部には高い塔が立っており、そこが烈風の王の宮殿となっている。 人民の為に生活の基盤を作ろうとした冷酷非情な君王、この壮大な遺跡に辿り着いた者はまだいない。 今後、ここに来た人がもっと簡単に塔を登れるよう、いくつか長い回廊を爆発させておこう。うん、なかなかの効果だ、より古い遺跡っぽくなったね。

遺跡を破壊したアリスが着いたのは「風龍廃墟」だ。「風龍廃墟」となった城は「烈風の王デカラビアン」が建てたらしい。デカラビアンという名はモンドの歴史を知る上において欠かせない人物の一人なのでぜひ覚えておいてほしい。アリスの言うように城を取り囲むように廃墟が存在し、ここにとても巨大な宮殿があったことがうかがえる。デカラビアンは冷酷非情であったようだが城の中にそれぞれの民のスペースを確保する辺り、誰よりも民のことを思っていたのは確かだろう。そんな壮大な遺跡を前にしてもアリスはアリスである。まだ辿り着いた者がいないにもかかわらず親切心から回廊を爆破し簡単に塔に上れるようにしてしまった。しかも見栄えが良くなったと喜び反省するの気持ちなど全くない、これをバルバトス様と風龍が見たらどう思うだろうか・・・。  この城はモンドのメインストーリーのラストステージであり俗に言う「旧モンド」である。今後旅人が遠くに行ってもこの城が遠くから見守ってくれるだろう。またここは☆4武器の鍛造に必要な水晶の塊を多く入手することができるエリアだ。しかしこのエリアに来るにはメインストーリーを進める必要があるのでまだ序章をクリアしていない旅人は頑張ろう。

これ以降の部分にはモナの好感度ボイスと騎士団のメンバーに関するネタバレが含まれます。

本の著者 アリスについて

最後にこの「テイワット観光ガイド」の著者であるアリスについて話していこうと思う。 

旅行家アリスはとても自由奔放な人物だ、そんなアリスには娘がいる。その娘はモンドの西風騎士団で騎士団の皆に見守られながら暮らしている。いや見守るではない見張られながら暮らしているのだ。なぜならアリスの娘はモンドでも有名な危険人物だからだ。モンド城を出ては自分と母の好物であるスズキを爆弾漁で捕まえ、時々山を吹っ飛ばしてジン代理団長に反省室に折檻される。 そう、アリスの娘とは☆5キャラの「クレー」なのである。火元素の法器キャラであるクレーはモンド最強の一人でもあると呼ばれる爆弾魔であり、ジン代理団長の悩みの種の一つである。なぜクレーがアリスの娘あることがわかるかというと「ランク38で解放されるモナの伝説任務」と「モナのプロフィールのボイスでクレーについて言及されているからである。(もしかしたらクレーのボイスにも出てくるかもしれませんがまだレベル3なのでお許しください)。  モナは好感度4になるとボイスの「(各キャラ)について」という項目が解放されるのだがその項目でモナは各キャラの命の星座に関する解説をしてくれる。それによると、

アリスさんの娘のことですか?西風騎士団に住んでて、アルベドが彼女の面倒を見てるんですよね・・・なんというか、さすが幸運を象徴する「四つ葉座」、羨ましい限りです・・・ (以下略)

モナ曰くクレーはアリスの娘で西風騎士団に住んでいるらしい。何があったのか知らないが「テイワット観光ガイド・璃月編」がでていることからアリスはクレーを西風騎士団に預けて旅に出たようだ。なぜクレーがモンドで爆破を繰り返しているのか、それは母親のことを思い出すためにやっているのかもしれない・・・。アリスにしてこのクレー在り、いつの日かクレーがアリスに会えることを願っている。そして騎士団は厳重に警戒してほしい。この親子が出会って何も起こらないはずがないからだ。

次回は「テイワット観光ガイド・璃月編」を読んでみようと思います。不定期更新ですがよろしくお願いします。

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