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2020年のJULIA終演。

本日2020年のJULIAの営業が終わりました。
1年間ご来店くださいましたたくさんのお客様、
本当にありがとうございました。

色んなことがあった1年。。
私にとって2020年は
良い意味でも悪い意味でも、
もの凄く考えさせられた1年でした。。。

独立して9年が経ち
料理人として9年
シェフとして9年
自分の店を守り続けて9年
やっと、やっと、JULIAが確立してきたかな。。。の時期でした

突然、営業が出来なくなる世の中になり
予約がパタっと止まり
キャンセルが何十件も…

初めてのことだった
JULIAがなくなってしまうかも…
本気で不安に襲われた。
かつてない恐怖だった。

だけど、
不安にかられている私の横で
ソムリエ本橋は違った。
強く、まっすぐに私に言った。

『JULIAの"美味しい"の伝え方を変えるぞ!
どんなカタチであれ、どんな方法であれ、
俺達JULIAがやるべきことは
とにかく美味しい時間を生み出すことだ!
今までと少しだけ方法を変えるだけ』


そう言って
すぐに行動に移した。

今までやってないこと
かつてないこと
不安だらけのチャレンジだった

あの3ヶ月でJULIAのテイクアウトは
10000件以上のオーダーがあった。
お客様のニーズに答えることができた。
JULIAを知っているお客様も
知っていたけど、ご来店されたことのなかったお客様も、ご近所の方も。口コミが口コミを呼び、本当に多くのお客様が来てくださいました。

体力は限界だったし
精神力はギリギリだった
だけど
毎日のように届く
お客様からのメッセージやエール、差し入れ、動画や写真の数々…
本当にソレだけで乗り越えられた
本当にソレだけがパワーだった

こんな暗い世の中なのに
こんなにも求められ
こんなにも愛され、支えられ
こんなにも幸せなレストラン
こんなにも幸せな料理人
他にいない…って強く思った

だからこそ
絶対に【美味しい時間】でお返ししよう。と
心に誓い作り続けた。

#おうちでJULIA
やってよかった。

テイクアウトをきっかけに毎月必ず来てくださるお客様は確実に増えました。
新たに素敵なお客様との出逢いもたくさんありました。
私達が独立当初から来てくださるお客様も変わらず来てくださり、そんな方々の甥っ子さんや娘さんも来てくれています。

愛に溢れたレストラン。
JULIAがJULIAであるべき姿である景色を
いつも観ています。
お客様には本当に感謝しています。

JULIAはミシュランの星を目指しています。

そう公言している
だからこそ厳しく
いろんな人からいろんなことを言われるようにもなった
批評も批判も侮辱も
お食事を楽しむことより
JULIAを斜めから観に来る人も増えた
そんなことを目の当たりにすることに
気持ちが荒れ、反き、集中出来ないこともあった

だけど
そんな時は必ず

【とにかく美味しい時間を届けるんだ!】

と言ってくれたソムリエ本橋。

naoは何も気にしなくてイイ
誰の目も気にしなくてイイ
naoが考えることは俺が全部考えてる
naoはとにかく、
自分が思う"美味しいもの"を作り続けなさい。

いつも
そう、私を導いてくれた。


【美味しい時間】
作り続ける難しさと生み出す苦しさと自分の弱さを痛感した、自分の無力さに苦悩した1年だった。
1年間、壁にぶつかりまくっていた。。。


シェフとして
だけでなく
女性として
そして
人として。

だけど
悪いことばかりじゃない。
周りに何を言われても歯を食いしばり
自分の信じることを信じ、行動してきたことは
間違ってはないんだと確信に変わり、
自信にも繋がった。

無駄なことは何もない。
全てが私の糧になっていると信じられる。
力になった。
強さに変わった。


私はこの1年をバネに2021年に向かう。

私を導いてくれる絶対的パートナーであるソムリエ本橋、
お酒を飲みながら時間を共有し、
いろーんな話して共感し喝をいれてくれる仲間達、
いつも心配してくれている先輩、友人、家族、
そして、何よりも
JULIAに足を運んでくださる
たくさんのお客様へ感謝の気持ちを
何としてもカタチとして恩返し出来るように。


そんな環境がある私は
誰よりも
幸せな料理人だ。


2020年を終えて思ったこと。
たくさんのお客様へ感謝の気持ちと共に♡

Thank you for ALL❣️❣️

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