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私の料理スタイル

JULIAは月替わりのOMAKASE1コース。
ソレは全て【ワインから発想する料理】
私の料理は、もう5年。
このスタイルで生み出している。 
毎月12皿。年間で言うと144皿。を5年。
720皿を生み出していることになる。


毎月、月の初めにソムリエ本橋が選んだ10本〜12本のワインを2人で試飲をしながら、
ワインのもつニュアンス イメージ
色 香り 味わい 余韻 個性
アタック 第一印象
ミドル 味わい
アルコールや果実味などの甘味や苦み
香味と風味のフレーバー
重みのボディ
香りの持続性の余韻…
などをざっくばらんに話し合い、その月の旬な食材リストと私が使用したい食材リストと睨めっこしながら、コースの流れを組み上げていくスタイル。

本橋さんは、ソムリエだけど
ワインを難しい言葉で言うのではなく
よく"女性"で表現する。

このワインは、エレガントな米倉涼子さんだな。
チャーミングな広瀬すずちゃんだな。
最初は警戒心強めだけど、慣れるとめっちゃ染みてくる子。とかとか。
独特の表現をする。。。笑

でも、こんなソムリエ本橋の表現も、私の料理にとっては大切なニュアンスで、エレガントでセクシーな皿にするのか、チャーミングで元気な皿にするのか…皿から発するカラーのキーポイントになっている。

あとは、ワインのイメージを単純化している。
例えば…
暑い夏の日、13時くらいにテラスでグビグビ飲みたいよねー♡ とか
秋の夜長に虫の音が聞こえてくるね、とか
ニューヨークのあのお店のピザ🍕食べたくなった!とか
初恋みたいな味♡とかね。

私達はワインを先入観なく自由に感じとり、ワインの持つ個性を全て受け入れている。
1本のワインを理解することから始まります。
どんな土地で育ち、どんな人によって、どんな風に作られているのか…
ダメなものなど1本もなく
もちろん、不味いものなど1本もない!
ワイン単体で飲むと何か物足りないものでも
料理により、ワインの持つ個性を引き出して上げられるようなペアリングを心掛けている。


私の料理は【ワインから発想する料理】
ソレはジャンル、国という枠に捉われることなく
自由にひと皿に仕上げていく。
染みる和食のようなひと皿があったり
ソースで食べさせるフレンチがあったり
めっちゃアメリカンがあったり
時にはイタリアン、時にはアジアン。
ジャンルにこだわりはない。
ただ、
OMAKASE1コース 2時間半から3時間のコースを食べた後に"なんだか、楽しい時間だったなぁ"と思っていただけるような…
そんなOMAKASEを毎月作り上げていく。

この世の中にワインがある以上
私の料理は幾重にもなり、
ワインが私の技術を、
私の発想を引き揚げてくれる感覚もある。
毎月、ワインに感謝しながら
料理を作っている。
さぁ、今夜もワインを飲んでワインを学ぼう♡
ワインと共にある時間を楽しんでいこう♡




ペアリングの技法については、
また今度ゆっくり書いてみよう。



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