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愛しの彼。

今日は私の最愛の車(彼)のお話。
特別な思い入れがある愛しき彼。

私は今、20年前のクライスラー 、
チェロキーに乗っている。
自慢だが、ちょーかっくいい。
ちょーーーかっくいい。
彼にはとにかく、一目惚れだった。

ほら。たまらない。
自慢みたいだが、、、
もうこれは自慢だから仕方ない。

だって好きなんだもん。

青空が似合いすぎのイケメンすぎて
2年半乗った今でも惚れ惚れしている。

ベージュのボディーカラーも
タイプすぎる。
そしてゴツくてでっかいタイヤも。
四角いフォルムもたまらない。
スタートダッシュの馬力ったらカッコよすぎて、また惚れる。
私は泥まみれも似合う彼が大好きだ。

ライトは引っ張り式、メーターやエアコンも
シンプルでアナログな感じ。
それがまたいい。


彼との出逢いは、私が25歳の時にこのタイプのチェロキーのブルーに乗っていて泣く泣くお別れし、ずっと未練があった事から始まる。


絶対また乗るんだ!と。

子供を産み、子育てにはまだ向かないからと
何度も諦め、ずっと彼を想いながら生きてきた。

ずっとタイミングをみながら、いつかはいつかはと思っていたが、そのタイミングは、自分が乳ガンかもしれない疑惑の時に来た。
もし私の命が短いかもしれないなら、叶えなきゃ後悔する事の1つに入っていたから。
結局、ありがたいことに乳がん疑惑は晴れ、問題なかったが、私は今だ!と決めて、すぐ彼を探した。(もちろんブルーの彼は無理だから、同じ車種、同じ型式を。)

何日も何日もネットで探し、ある日、一目惚れをして、出会った。
彼は千葉にいた。
家から車で6時間の距離。
現物は見れずのまま、
そんなのもうお構い無しに決めた!

グリルがもともとシルバーで売りに出されていたが、私は昔の彼にどうしても近づけたくて、黒い純正に戻してもらうよう頼んだ。

納車の日はとてつもなく幸せだった。
抱きしめたw
ああ、また会えたねって。

車高が高い為、小さな子供たちは必死でよじ登るし、ボタンを押しながら開けるドアは強い力がいるしで、子ども達はこれまた必死。
なんなら、私までも若干、背伸びして勢いを付けて乗り込む。
そんなちょっといじわるでドSな所もたまらない。

でも、20年前の車ともなると、購入後もトラブルもちょこちょこある。
オイル漏れ、エンスト。
エンストの日々はもう泣きそうだった。
信号待ちで止まる。
泣きそうになりながら、クライスラーのディーラーに電話をして修理を頼んだが、古い車だからと、冷たく断られたりもした。
彼は病気なのに、診てくれる病院がない。
死んじゃうかもしれない。
それを匂わす悲しさと不安だった。

そんな中、すごく知識豊富で、ヒーローみたいな車の修理屋さんが見つかり、救われた!
腕利きのドクターだった。

でもでも、古い車だからこそ、どこが原因か探りながらだったし、なるべくコストがかからないように、1つずつ試しながらで時間もかかった。
私もエンストの状況がわかりやすいように、エンストする状況や時間をメモして見せたり、できることはしながら、完治に必死だった。

こんな具合に。

色々故障も覚悟の上、修理費用もそこそこかかった。でもちゃんと元気になった彼をみると本当にうれしくてたまらなくて、テンションがあがった。車屋さんには、
「ずっと乗りたいんです。どうか助けてくださいいいいー」と泣きつき、治った(×直った)時は
「もう本当に幸せです」と伝えるほど嬉しかったし、本当に安心した。
私は嬉しすぎて、ご機嫌すぎて、そのドクターには、たくさんのお菓子とエナジードリンクを持っていった。
これからも味方でいて欲しい専属のドクターだ。心強い。

もう、死ぬまで彼がいい。
彼、いつまで走れるかな。
どうか私より先に逝かないで。
優しく乗って、ちゃんとメンテナンスしなくては。

彼は私の毎日を楽しくしてくれる相棒。
分厚く高い塀がたくさん立っている囲われた
わたしのそんな世界を、楽しもうよと
一緒に走り回ってくれる。
楽しい時も悲しい時も毎日一緒。

そんな私と彼の愛の物語でしたw。
いつもありがとう☺️
長生きしてね。



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