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イスラム教をちょっとずつ勉強してます

私の知り合いにイスラム教徒の方が多く、以前からイスラム教の教えについて気になっていました。特に今(2021年4/13~5/12)はラマダン(断食)期間であり、現地ではこの期間にイスラム教のことをより勉強する大切な期間の位置づけらしいので、私も勉強ちょっとずつしようという気持ちです。

今回は、私の友人から聞いた話の中から印象に残っているイスラム教の考え方を2つ紹介してみようと思います。

法が罰するか、人が罰するか

イスラム教徒の方々はアッラーの教えに従って行動しています。誰も見ていないときに悪いことをしたとしても、神が罰を与えます。日本でも「悪いことしたらばちが当たるよ」と言われますが、それにもっと力を与えた感じかなと私は思いました。

日本では(私の感覚では)人が見ていないときに悪いことをしたとき、誰かが(裁判所などに)訴えないと悪いことをした人は罰せられません。しかし、イスラム教の国では、悪いことをした人全てが神に罰せられます(これ正しい解釈か自信ありません間違えていたらコメントお願いします)

と考えると、人が見ていなくても良い行いをしなきゃ!と思えて、良い人が必然的に多くなる良い考え方だなと感じました

なぜか分からないけど禁止されている

イスラム教では、酒と豚の摂取を禁止されています。これに対して合理的な理由はコーラン(キリスト教の聖書のようなもの)に書いていません。たくさんの決まりのあるイスラム教の教えには、このように理由が分からず禁止されている行為がいくつもあります。

でもこれらも守らないといけないのです。
それは、人間の理性が必ずしもいつも正しい判断ができるとは限らないからです。人間は時代と場所によって考え方が左右されます(時には戦争が正義だと思ったり…)。だから、神の正しい教えに従うことで過ちを防ぎます。

また、禁止されている理由はどうにでも解釈できるけれど、真の理由を理解できるようになる(≒神の考えに近づける?)のは、神の教えを信じ続けることでしかできないようです。

これらの考え方は、「人間が全て思い通りにできる」という近代西欧の考え方と対になっていると感じました。人間の理性は最強では決してなく、神に教えられなければ信用に足りないものだという、超低姿勢な態度が読み取れました。

まとめ

イスラム教の教えに対しては、厳しすぎるとか形式的すぎるとか、様々な意見もあると思いますが、中にははっとさせられる教えもたくさんある気がします。これからも違う価値観への理解が深められたらいいなと思います。

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