見出し画像

セクシュアリティをことばにする? 横浜より


りなちゃん

前回からまた間あいてしまいごめんなさい。
とはいえ、間に対面でたくさん話す機会があったので、そんなに久しぶり感はないのでした。その節はありがとうございました。

「余裕で閉じた耳が開くのか」
良いタイトル!
自分の意見がしっかりあって、それをきちんと主張し相手を説得するのってとても重要なことだと思うし、まずはその能力はしっかり身に着けたいけれど、たしかに一方通行で言い続けるだけで何かを動かすのは難しいから、人の意見と自分の意見を分析すること、第三の意見を作り出すこと、そしてモデレーター力も年を経るにつれて大切だよね。ほんと、訓練とか修業が必要な物だと思うから、がっつりトレーニング受けてみたりしたい。

そして高校生・大学生のディスカッションのお手伝いとかもしてるのね。とても刺激がありそう。
私はあまり年齢が離れた人とのやりとりとかも苦手意識あるのと、そもそも機会もないのだけれど、どんどん10代20代のことはわからなくなっていくから、積極的にそういうの飛び込んでいった方がいいのかも。というのをこの前、たまたま一回だけ高校生が私の前職のインタビュー記事を読んで連絡してきてくれて、思いました。年代差があるのと同時に、そんなに若い時から社会のこと考えて、知らない社会人にコンタクトするような優秀さとアグレッシブさを持っている若者には到底かなわないな・・・(絶対すごい家庭や学校環境で育って、すごいキャリアを歩むのでしょう?)みたいな気持ちになっちゃって、「いえいえ、私なんか…」と半笑いで喋るしかできない感じ。
このままではどんどん若い世代のことわからなくなるね、トレンドがどうとかより、自分の頭の運動の為に若い人たちとも交流していろいろ教えてもらいたい。


そういえば前にりなちゃんがTwitterで紹介していて興味を持った、森山至貴さんの「LGBTを読み解く」を私も読みました!
いろいろと自分はわかってないことだらけというのを再認識したのと、自分も差別とか不平等を扱う仕事にいる中で、誰も排除しない言葉遣いやマインドセットを持ち続けることに苦戦しているなと実感。やっぱり、自分がわかってないことについて常に謙虚に、「知識」を身に着け、冷静に心熱くゆきたいものです。

あと、この前あった時にも話したけれど、上野千鶴子さんの対談集、「セクシュアリティをことばにする」面白かったよ!
全部が全部ジェンダーの話ではないのだけれど、とはいえ世の中何を話すにもジェンダーの話には繋がるよな、という。(何にでも繋げて考えちゃうけど、あまりそれを言い過ぎると周りが疲れるかもしれないので口に出すのは調整しつつ・・・)
この本は上野さんといろいろな人との対談集なのだけれど、特に北原みのりさんと「そしてみんな風俗嬢になった」という対談していたのがおもしろかったのと、牟田和江さんとセクハラの話していたのがなるほど、となったよ。牟田さんは「部長、その恋愛はセクハラです!」の著者の人で、それもちょっと前に話題になった本だけど読んでみようと思いました。

りなちゃんは、どれくらいセクシュアリティをことばにできてると思う?一般的に女性はセクシュアリティに関することを言葉にすると「はしたない」とか「(必要以上に)赤裸々」とか「淫乱」(ひどい)とかのレッテルを貼られてきたと思うから、不公平と思うけれど、でも男性がなんとなく下品さを出す為に語るセクシュアリティだってなんか表面的で、本質にはあまり触れられていないんですよね。

いやらしいとかではなく、自分の体や心の自然なところは、その時々に応じて自然にさらっと語れたらと思うけど、いろんな社会規範から私も自由になれていないね、とまた思う読書体験でした。

やすこ

P.S. 先月お誕生日でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?