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自分と向き合う 東京より

やっちん

先週末の山行、大変お疲れさまでしたー!twitterで出会って、横浜パンケーキを経て一緒に山に2度登るとは、3月の時点では全く予想もしていなかった展開(笑)業界広しといえど私の周りには山人間があまりいないのでとても嬉しいです。また行きましょう!

「登山と途上国勤務の相関性」、面白く読みました。私が山にハマった2013年は、ちょうどウガンダ&ケニア勤務が終わって東京に戻り、ちょっと人寂しさを感じていたときでした。ウガンダじゃ知らない人ともフレンドリーに話ができたし、なんとなく人間が近い気がしていましたが、「東京では人間が機械みたいだな」と思っていました。

ところがどっこい、山に登ったら、すれ違う人みんな爽やかな笑顔で挨拶を交わし合うし、知らない人とも気軽に話せる!なんなら意気投合できる!しかも最後は「お気をつけて!」ってすごい爽やかにお別れする。「これよ、これ!この人間との関わりを私欲していたんだわー!!!」というのが山がくれた感動のひとつでした。

これ+眺めの良さ・スケールの大きさが山好きになるキッカケだったんだけど、それから山行のミニマルなスタイル・必要なものだけを持って冒険する感も好きになりました。もともとバックパッカーもちょっとしていたので、工夫してアウトカムを最大にする行程が好きだったんだと思います。道具を使わず自分の足だけで雄大な山に登る感覚も好きです。

考えると途上国勤務で従来のワイルドさに磨きがかかったので、山女への素養はあったんだと思います。汗かきまくるし顔にもヒビが入るので、そういうの気になっちゃったら山は難しいのかなと思います。

もう一つ、最近考えるようになった登山の良いところは競争がないところです。私はテニスが好きだけど、結局あれはポイント取ったのほうが勝ちなのでネット挟んだ人は敵だし、相手より強ければ自分が勝ちます。勝ったら嬉しいし、負けたら悔しい・悲しく、そこがスポーツの醍醐味なのかもしれませんが、勝負になるとどうしても緊張して楽しみきれない…。昔からメンタルがチキンなので、試合になるとサーブが入らなかったりする人間なんです、私。しかも日常は競争ばっかだから、趣味でまで人と争いたくないというのがある。

一方、登山で対峙しなきゃいけないのは自分だけです。どんなにツラくても、一歩ずつ歩くしかない。超単純。歩きはじめ1時間は「なんでこんなことしてるんだろ」「帰りたい…」という想い出いっぱいですが、そのうちクライマーズ・ハイになりご機嫌モードに入ります。星のカービィでいうと無敵状態です。そこから今度は筋肉の疲労を感じてきます。自分の心身の変化を感じながら、それでも一歩ずつ歩いていくとゴール(通常は山頂)があります。人生でゴールがあるものなんて、あんまない気がするけど、登山をすることで大きな大きな達成感を味わうことができるのです。

この快感を知ってしまい、どんどん山にハマるワテ。しかも最近は山の上で料理するのも好きになったので、最終的には山でタルト焼き始めちゃうかもしれません。そしたら多分仕事をやめて、山小屋オープンするのがいいでしょうね。

かしこ

りな

p.s. アンドレくん、ゲスト日記ありがとう!お礼に来年の夏は北アルプスにテント泊しに行こう!写真は雲取山からの朝日です〜。お正月感w

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