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オリンピック開幕(‼) 横浜より

りなちゃん

今月お誕生日!おめでとうございます。暑い夏のスタートとともに。

「セクシュアリティをことばにする」りなちゃんも読んでくれて、感想ありがとう。
男女の二項対立の話、とても納得しました。
私も、上野先生がかなり強く「女性だから連帯できる」というトーンで話されていたのがあまりすっと入って来なくて。これまでのフェミニズムの流れや歴史を考えるとそれはそうなのかもしれないとも思いつつ。ここは北原さんとかもあまり同意していなかったような気がするので(?)、たぶん見てきた時代とかもあるのかなと。
上野先生が今現在のフェミニズムや社会の流れを見ていないという意味ではなくて、どの時代にフェミニズム論争を牽引してきて、どのような批判にこれまで晒されて、どのような活動をしてきたかによって、その感じ方は違うのかな、という意味で。

りなちゃんが言う、「わからないけど連帯できる」というのは、(私なりに)とてもすっと入ってきました。ちょうど私も最近同僚とそういう話をしていたのですよね。
ジェンダーの話とか、すぐ近くの同僚ですら、「総論賛成、各論反対」になることがもちろん頻繁にあって、その意見の相違と、さらにジェンダーや社会の不平等に関する熱心さのレベル感の差がすごいから、それを同一にはできないものの、しかし「すべての事業でジェンダー視点を」という世界的な流れがあるんだから、わからないながらもいろいろな人の意見を聞きながらやっていく、ということはできるよね、という。
極論言うと、ジェンダーに全く熱意がない人でも、仕事ができて実行力がある人なら、ジェンダー視点が色濃いプロジェクトをしっかり立ち上げてガンガン実施できていけるのよね、それでいいじゃん。ということを思っていました。
「わからないけど連帯できる」の理解が正確にできているかはわからないけれど、その言葉からこのようなことを思っていました。


・・・そして、ついに今日はついに、オリンピック開幕ですね!
ほんと、やるならやるで、楽しく観たいと去年くらいは思っていたけれど、もういろいろなことがあれすぎて、こんな気持ちでオリンピック迎えることになるとは…なんて世界なんだ…という気持ちです。

今朝一番最初に目に飛び込んできたニュースが、
森元首相に「名誉最高顧問」就任案 五輪組織委が検討

というもので、五輪組織員会って、なんでこうなんだろう、と心底思います。
いくらなんでも世間の考えとずれすぎているような…
もちろん自分が世間の考え方一般だとは思ってないけれど、いくらなんでも独自の考えや組織風土、忖度で動き過ぎでは?なぜそうなったのか???と思わずにいられない。
(誰か徹底的に調べて本にしてほしい)

解任とか辞任とかしなくてはならないような人を仲間にしまくって、どうしてそれを止める人がいないのか。別の場所ではもしかしたらお仲間同士で許されるのかもしれないけれど、オリンピック憲章には

オリンピック・ムーブメントの目的は、いかなる差別をも伴うことなく、友情、連帯、フェアプレーの精神をもって相互に理解しあうオリンピック精神に基づいて行なわれるスポーツを通して青少年を教育することにより、平和でよりよい世界をつくることに貢献すること
JOC - オリンピズム | オリンピック憲章

と書かれているようで、それを推進する人たちには決してやってほしくなかったことがたくさん出てくるのが本当に残念。

これが日本の中枢の縮図(というには大きすぎるし国際的にさらされ過ぎているけれど)、というか日本のあれな部分をグツグツ煮詰めて仲間内では礼讃し合って、「自分たち最高!」って世界に見せつけていると思うと、そして世界はそれが日本だと思う(人が多い)と思うと、せっかくの4連休なのにどよんとした気持ちになるけれど…

未来に、どう振り返るんでしょうね、今を。


やすこ

P.S. 先週末はキャンプに行ってきました。川のすぐそばで水が流れる音を聴きながら、ただのんびりするの、とってもリフレッシュ。

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