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自分を大事にしつつ仕事する ダッカより

拝啓 やすこさん

自分のチーズが定まっていない感覚や自分の選択に自信が持てないのもよく分かりますよ。私も「チーズとはこれや」と思い込んでいただけで、「本当にチーズなんか?」という疑問が常に頭にあります。

吉田拓郎の歌にこんなのがあります。

わたしにはわたしの生き方がある
それはおそらく自分というものを
知るところから始まるものでしょう
けれど それにしたって
どこで どう変ってしまうか
そうです わからないまま生きてゆく
明日からの そんなわたしです
                            出典: 今日までそして明日から/作詞:吉田拓郎 作曲:吉田拓郎

自分も変わるから、チーズも変わるのは当たり前ですよね。拓郎、偉大すぎる(笑)

なお私が自分のチーズに疑問を思った理由はたくさんありますが、最近思っているのは、「人の助けになりたいという熱意もあるが、自分も大切にしなきゃな」ということです。

新型コロナウィルスで全世界がカオスになり、色んな国で国境封鎖や自宅隔離などの施策が取られています。一方、私のオフィスでは、「今こそ難民のために一丸となるのだ」というメッセージが毎日のように送られ、海外にいる職員にも帰国するよう指示、休暇での国外移動禁止などが決まりました。もちろん仕事なので、最も脆弱である難民たちの命を守るため、現場に残るのは当然と思います。

一方で、オフィスから職員に支給されたのは、液体の消毒液とマスク1枚のみ(笑)うちは指紋認証でオフィスの入口を空けるのですが、明らかに皮脂油がベトベトについているし、消毒液はオフィスに置いていません。アジア人の差別がひどく、道端で罵声を浴びた人の話も聞いていており、それだけでも会社に行くのは不安なのに、オフィスのなかも清潔じゃないと思うと行く気が失せます(笑)不安定な雇用形態を見ても、やはり組織が職員を守ってくれることはないと思うので、自分の身は自分で守るしかないですね。

まあ、もともと私は年齢を重ねたあと、例えば40歳半ばで途上国の難民キャンプで働くのはキツイというのは前から認識していて、そのために別のキャリアパスへの布石を考えておかなきゃとは思っていました。ただ、そのタイミングがこんな急に来るとは思わなった(笑)ネズミさんも本の中で言っている通り、変化をストレスとして見るのではなく、ワクワクする気持ちで捉えたいですね。

かしこ

りな

p.s. タイトルですが、昨日真夜中、猫が興奮しちょると思ったら、カーテンレールに巨大Gがいて、ベッドの蚊帳めがけて飛んできました。恐怖でした。でも退治しました。随分強くなったな私と思いました。写真は普段の猫です。

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