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祖母

私の祖母はとても寂しがり屋でお喋りとお花が好き。人が好きで孫が大好き。機嫌を損ねるとすぐ拗ねる言うけど基本的には明るく正直で元気な人だ。
祖父と結婚してから専業主婦でずっと家を守っていてくれて実家に行くといつも居るのが当たり前、むしろ実家と祖母はセットだと思っている。


そんな祖母が亡くなったのは昨年の12月のことだった。
83歳だった。
病気で6月頃に余命半年と言われていたので覚悟はある程度していたつもりだったけど頭でわかっているのと実際にそうなって心で感じるのは全然違う哀しさだ。
もう実家に行っても祖母は居ないんだと思うと辛くて悲しくてどうしようもない例えようのない虚しい気持ちになる。
もっと会いに行けばよかった、電話すればよかった、聞きたいこと話したいこと話せばよかった。
人一倍寂しがり屋の人だったのにね。

後悔しても時間は戻らないな。

でも私はまだ生きてるから死ぬまでがんばって生きねばならない。
会いたいなあ。
なんだかんだまだ大丈夫だろうなと、居なくなることを想像できない人がほんとに居なくなるとすごく動揺して怖くなってしまう。


祖母が亡くなった日、その日私は休みで夕方来るという妹を迎えに行って実家に行くつもりだった。ほとんど食事ができなくなった祖母のためにカレーを作って持って行って夕飯に食べてもらう予定だった。
そのカレーを作っているときに母からの電話で亡くなったことを知らされた。

ちなみに祖母が最後に食べたものはボンカレーだった。お昼に急にカレーが食べたくなったのだとか…。
もう少し待っていてくれたら私のカレーを食べれたのだよ、おばあちゃん!笑
後から言ったってどうしようもないね。
相変わらず最後までかわいい笑

祖母の最期は父の腕の中で息を引き取ったと聞いたのでそれはよかったな。

スピリチュアル的に言えば死は、この世ではとても悲しいこととされているけどあの世ではとてもおめでたい祝福されることらしい。この世での「生きる」という魂の修行が終わったから。
そしてあの世とこの世は繋がってるみたいだからそれを信じて祖母は見えなくなったけど近くにいるんだろうなと思って生ききります。
私の人生で起こった楽しい面白い話をたくさん用意していくから、それを楽しみに待っててね。

あと、カレー作りを極めておきます。

大好きだよ、私のかわいいおばあちゃん。