人間も“すくも”も元気でいられる秘訣を探る
どうしたら“すくも”が元気に活動することができるのか。“すくも”を元気にさせる灰汁のごはん以外にも、ひょっとしたら何かあるのではないかと探っています。
人間の生命エネルギーを高める鍵はミトコンドリアだといわれています。人の細胞1つの中に、ミトコンドリアは数百~数千あります。
真核生物とはDNAをしまっておける部屋である核をもっているものです。真核生物の中でミトコンドリアをもつものは、動物、植物、菌類、ゾウリムシ、ミドリムシの原生生物です。
そのミトコンドリアは様々な生命活動に必要とされるアデノシン三リン酸(ATP)を合成します。
ミトコンドリアが生命維持の鍵
人古来のDNAが一つの細胞にたった一組しかないのと対照に、ミトコンドリアDNAは数百~数千倍の数が存在しています。
化学的に少量のエネルギーしか生み出さない二重らせん型DNAから、原核生物(核をもたない)で真正細菌に分類される微生物の侵入によって完成したミトコンドリアは、酸素によって膨大なエネルギーを生み出す仕組みを持つことになりました。
ミトコンドリアは生命維持に欠かせないエネルギー生産だけでなく、ガン細胞のアポトーシスや正常細胞の役割を担っています。
ミトコンドリアが不調になると、フリーラジカルといった活性酸素が大量発生します。
人間の細胞内に共生しているミトコンドリアのおかげで、日々元気に過ごせているのです。
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