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今年に入って初めて藍染めをしました

いまは甕が二つありまして、甕1で下染めして、甕2で本染めです。
下染めからてこずってしまいました。
思った通りにならなくて、先生が仰ってくださった「うまくいかなくて当たり前」という言葉を思い出しました。
ちょうど生前に書いていた循環型エネルギー社会・リサイクル社会と藍染についての記事が見つかりました。
それがメッセージなのだと受け取りました。

工房のストーブで小麦のふすまを炊いています。
ここで燃やす木は、私達に暖を与えてくれ、山をきれいにし、
作られた灰で灰汁を取って藍の染め液を作り、
途中間引いた染め液は田畑の虫よけとなり、
色の無くなった液と蒅(すくも)は実に優れた肥料となって食物を育み、
灰汁の取られた灰は、釉薬となる。

そうだった、循環型の世界を目指していたのだから、染めるという作業はその中の一部でしかないと。
ほんのちいさなところで一喜一憂していることに気づかされました。

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