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バトル漫画としてのフリーレン、パート3 おまけとして

最後に、これはもうバトルの話ではなくて、キャラというか設定の話になるんだけど、フリーレンが魔族との対話は不可能だ。殲滅するしかないって言う点について。「いいインディアンは死んだインディアンだけだ」って海外でもネタにされてたらしいけど、この話を(フィクションだからむやみやたらと現実の話の比喩とかに拡大解釈するのは慎重にやった方がいいのはもちろんなんだけどさ)アニメ化されて話題になった時点でハマスの襲撃からイスラエルのガサ侵攻が始まったのは、タイミング的には最悪っぽいね。どうしてもそのあたりを連想しちまうからね。

もちろん、この話の中では魔族と人間(エルフもいちおう人間に含まれるって話っぽい)は違う種族であるとはされてるけどね。
でも確かマハト編か過去編のあたりで、フリーレンと戦った魔族が「お前も魔族と変わらねぇな」とか言ってたような気がする(よく覚えてないんだけど)。で、それに対して魔族の話すことは一切無視するフリーレンさんだからいつもの無表情で相手を消滅させるみたいな話ではなかったかな。

製作者側も、そのあたりは深入りするとヤバイと踏んだのか、過去編の後は帝国の陰謀編とかになって人間対人間(エルフもいるけどさ)の話になりましたね。まあそういう話も好きだけど。

ともあれ、進行中の話なので、そこいら辺は終わってから判断した方がいいのかな。フリーレンの魔族に対する行動も、話の展開で変わっていくかもしれないしね。

おまけのおまけで、フリーレンの性格がASDとかアスペだとかいう話が出てるけど、それも実際の障害持ってる人の話とフィクションとは分けて考えた方がいいだろうって私は思う。なので、その手のコミュニケーションの取り方のギャップとか、長命種と短命種の意識の違いとかに上手く造り上げてるとかいう感じで観てた方がいいと思います。

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