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住友化学、「危機レベル」過去最悪の赤字見通し 人員4千人削減へ

住友化学が「危機」に直面している。30日発表した2024年3月期(国際会計基準)の純損失見通しは過去最悪の3120億円。再建に向けて4千人の人員削減を進め、不振の子会社に対する出資比率の引き下げを検討する。いまの十倉雅和会長を含む2人の経団連トップを輩出した同社だが、抜本的な立て直しを迫られている。

「極めて大幅な赤字」「危機レベルの数値」。30日に開いた経営戦略説明会で、同社の岩田圭一社長は、切迫感をあらわにした。

 同社はこの日、24年3月期の純損失は2月時点に予想した2450億円から3120億円に膨らむ見通しになった、と発表した。

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