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世田谷美術館 「作品のない展示室」

現在公開中の「作品のない展示室」という企画がすごく良かったので紹介しちゃう文章。偶然みつけたおすすめ観覧順序なども。

ピンチをチャンスに

巷でよく言われる言葉だけど「言うのは簡単だが実行するのは...」てことで実例はなかなかない。だからこそ輝くということもあるけど。

この取り組みの背景には、新型コロナウイルスのパンデミックがある。ユネスコによると、新型コロナの影響で世界9万5000のミュージアムのうち、約90パーセントにあたる8万5000館以上が休館を余儀なくされたという。世田谷美術館もそのうちのひとつだ。

詳しくはリンク先の記事を読んでください。簡単に数行で書いちゃうと

・コロナで展示スケジュールがガタガタ
・ならいっそのこと建物自体を観てもらえる展示会やろう
・話題になって大成功!

て感じだろうか。「大成功」は自分が勝手に付け加えたけど実際に参加してみた結果「大成功」じゃないかなと思ってます。

01.まずは普通に観賞

初回は先入観なしにうろうろ動いて楽しみましょう。有名な建築家の作品らしく素敵な景色が広がります。

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基本的に撮影は自由。細かい禁止事項や撮影禁止エリアは分かるようになってるので従っておけばOK。

02.余裕があれば企画展も観る

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時間とお金に余裕があるなら?二階のミュージアムコレクションを観るのもおすすめ。完全無料にこだわりが無ければ追加200円で観覧可能。そちらは基本的に撮影NG。

03.疲れたら物販行ったりカフェでお茶したり

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セタビカフェのコーヒー。420円と正直高い気がするが...展示が良かったのでお布施と思っていただく。寛げるのはいいね。

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マッタリしてたら係員のおばちゃんがけっこう頻繁に手すり拭きにくる。すばらしい...感染対策なのでしょう。大変な仕事。心の中でお礼を唱える。

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ベンチなども対策した紙が貼られてて有り難い。

04.ライブラリーで建築家の書籍を流し読み

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ライブラリー内での写真撮影はNGとのこと。シャッター音出したら係員にすぐ注意された。ごめんなさい。(これも怒られたら消します)いちいち除菌するために手に取った本は所定の台に戻してくれとのこと。頭が下がる。

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撮影できないからAmazonで買っちゃった。

この美術館を設計したのは内井昭蔵(うちいしょうぞう)という方。Wikipediaで作品リストみたら「多磨霊園納骨堂」とあって驚き。墓参り行くたびに「なんかお洒落...」と撮影してたのを思い出した。あの人がこの美術館を設計したのか!

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内部のこだわりを知ることによって見え方が確実に変わる。なんか贅沢!ライブラリー内のランプや書見テーブルは設計されたそのままの品なので感慨深い。写真撮れないから見た目は面白くないけど「ライブラリー行って設計士の本を眺める」これ重要な楽しみかた。

05.最後にとくに気になったエリアをみて終了

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本の記憶をふまえて再度巡って終了。再入場の場合は整理券が必要なので捨てないのもポイントです。

まとめ

コロナ禍でも「なんとか営業したい」という思いから美術館を開放してくれるのはほんと嬉しい。感謝感謝の訪問でした。美術館職員の方々あっぱれ!最高。8月27日までやってるようなので機会があればぜひ。

余計なお世話かもしれないけど「お土産ものが充実してたら」さらに良かったのにな...と思いました。外観を写したポストカード(102円)だけ購入してきましたが美術館グッズがもっとたくさんあればいいのに!と思った。

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新品だと3811円しますが古本しかないのでだいぶ安く買える。美術展と同時に書籍もオススメです。

やっぱたまにはアートも必要だわ...生活の潤いがちがいます。

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