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音楽制作用にMacBook Pro(2021)を買った

MacBook Pro(2018)

音楽制作環境をMacに移行したのは2018年でした。それまでは、自作PCで制作してたんですが、システムのバックアップがめんどくさい! でも、MacならTimeMachineで楽ちんだし、そもそも本業もすっかりiOSアプリ開発がメインになってしまってMacばかり使うようになっていたしってこともあり、Macでの楽曲制作を始めました。
その時のMacのスペックは以下の通り。

これで、5年は戦える! と思っていました、その時は。

不満なこと

正直、まだこのまま使い続けるってのも無理ではなかったんですが、いくつか不満な点がありました。

  • 内蔵ストレージの容量が足りない

  • 常にファンが回り続けている

  • 時々、CPU使用率が振り切って音が途切れる

2TBあっても足りず、普段あまり使わない音源は外部のSSDに保存するようにしたりしたんですが、外部のSSDって内蔵SSDに比べるとめちゃくちゃ遅いんですよね……。
ファンが回りっぱなしなのは、卓上扇風機で本体を冷やしたり、排気ダクトを掃除機で吸ったりといろいろやってみたんですが、効果が上がらず。
CPUが振り切ってしまうのは、結局原因がわからず。
こんな状況でも、小さなストレスを感じながらも続けていたんですけど、ちょうど、大きめの入金があったり、貯金もたまってきたタイミングで、M1 Pro/Max搭載の新MacBook Proが登場したので、思い切って購入することにしました。

MacBook Pro(2021)

とにかく、ストレージです。2TBじゃ足りないので、4TB!
ここから、スペックを決めていくんですが、正直ストレージを4TBにしてしまうと、他のオプションなんて誤差みたいなもので、調子に乗ってモリモリにしてしまいました。

最近、イベントで持ち出すことも多いので、16インチではなく14インチにしました。ついでに今まで入ったことのないAppleCare+にも加入しました。
CPUはM1 Proにするか悩んだんですが、M1 Maxの方がメモリ帯域が広いという話もあったので、とりあえずMaxにしました。
メモリは32GBでも良いかと思ったんですが、ストレージの金額の前には、64GBにする金額なんて誤差みたいなものなので、64GBで。

音楽制作環境構築

もともとMacにしたのは、TimeMachineで簡単に移行できるから、だったはずなんですが、IntelからM1へまるっと環境を移行するのには不安があったのと、3年間セールでそそのかされて買ってしまった使わないプラグインも大量に入っていたので、その断捨離もかねて、最初からすべて構築することにしました。
念のため、移行がうまくいかない(重要なプラグインが動かないとか)ことがあるといけないので、旧環境はそのまま使えるようにしておきました。

いくつかのトラブル

最初に問題になったは、古めのソフトウェアでDVDにインストーラが入っているタイプのものが、インストールの途中でコケてしまうというものでした。インストーラ自体が新しいOSに合わないのかもしれないです。仕方ないので、すべてネットからダウンロードした最新版を使ってインストールをすることにしました。
最近の音源は容量が多いので、なにしろダウンロードに時間がかかる!
結局、ダウンロード、インストール、アクティベーションで2日かかりました。テレワーク中だったので、本業の合間にインストール作業ができてありがたかったです。
で、環境構築という意味では、このトラブルだけで、あとはさくさくと進みました。そして、ストレージ2TB使いました!
もう一つ問題があったのは、環境構築を終えて、旧環境からCubaseのプロジェクトをコピーして、新環境で開いてみたときに、読み込めないプラグインがあったことです。
旧環境では、VST3版を使っていたのに、新環境ではVST3版をインストールしていなかった、みたいなものは簡単に解決できたのですが、いまだに解決できていないのが、smart:compが読み込めないことです。

【解決済み】smart:compが読み込めない

旧環境ではsmart:compのVer1.0.0を使っていたんですが、新環境では最新版の1.1.3をインストールしていたので、それが問題なのかもしれないです。
一応、1.0.0をダウンロードしてインストールし直してみたりもしたんですが、このバージョンだと、なぜか32bitプラグインとして認識されてしまい起動さえできませんでした。
smart:compはお気に入りのプラグインで、いろいろなプロジェクトで使いまくっているので、解決したいです。なにかご存知の方がいれば、コメントください。
ひとまず、サポートにはメールしてみました。

【追記】
その後、サポートとやり取りをして、旧バージョンのインストーラ(1.1.1)を送ってもらい、それをインストールすることで解決しました!

実践投入してみた

さっそく、今週末から(週末音楽家なので)実践投入してみました。
作りかけの楽曲のアレンジの続きをやってみましたが、何の問題もなくプロジェクトも開けましたし(smart:comp使ってないので)、普段通りのワークフローでいつものプラグイン、ループ、サンプルを使っての作業もなんの問題もありません。
そして、特筆すべきなのは、ファンが一切回らない! ということ。旧環境では、ただプロジェクトが立ち上がっているだけでぶんぶんとファンが回っていたのに、新環境では「これ、ファンついてんの?」レベルでファンが回りません。というか、購入してから一度もファンまわってないです。
CPUパワーは有り余る感じです。旧環境ではこれくらいのトラック数だと、CPUの70%くらい使ってる感じなんですが、25%くらいしか使っていません。正直、DTM用途では、M1 Maxはオーバースペックな感じもします。
正直、もう少し新環境への移行には時間がかかると思っていたんですが、ここまですんなりと移行できてしまうとは驚きです。そして、快適すぎて、旧環境には戻れそうにありません。


MacBook Pro(2021)すごい

MacBook Pro(2021)はすごいです。
とにかく内蔵ストレージがめちゃくちゃ速いです。爆速です。MacBook Pro(2018)と比べると体感で倍以上速い感じがします。
内蔵スピーカからの音がめちゃくちゃ良いです。なんで、こんなにいい音がするの?! とびっくりしました。どうやら、3Dエフェクト的なものをかけているっぽいので、音楽制作に使うのは厳しそうですが、リスニングには最高です。自分の曲聴いてみましたが、ミックス上手くなった?! と勘違いしました。

おわりに

思い切って、たっかいMacBook Proを購入してしまったので、ばりばり働いていこうと思います!
楽曲制作のご依頼、新環境でお待ちしております!

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