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更年期(閉経前後)には「おりもの」って増えるの?

「デリケートゾーンの匂いがなんか変わったけどこれっておりものの匂い?」
「おりものって何のためにあるの?」
「普通のおりものってどういう状態?」
おりもののこと、知っているような、知らないような・・・って感じではないでしょうか?あなたは自分のおりものの変化に気づいていますか?

こんにちは。フェムテック専門通販【チェックコスメ】店長の大山です。今回はそんなおりものについてご説明していきたいと思います!

おりものって何?

おりものの正常な状態どころか、おりものって何?ってなっている方手をあげて〜!
結構いらっしゃるのではないでしょうか。私も具体的に聞かれると答えられませんでした。

おりものは、医学的には「帯下(たいげ)」と呼ばれ、膣上皮の分泌物、膣上皮の細胞、膣内にいる白血球などで構成された分泌物です。
膣に潤いを与えたり、老廃物を排出したり、病原菌の侵入を防いだり、そして精子の侵入を助けて受精しやすくしたりもします。

おりものは、生理周期や年齢、健康状態によって変化します。ですので自分のおりものを知ることが、病気を予防することにつながります。

おりものチェックってどうやってするの?

生理周期によるおりものの状態の変化は次のようになります。
●生理終了〜排卵まで
生理後2、3日は膣の細菌バランスが整うまで白っぽいものが少し多めに出て、その後はサラッとした状態のものが下着につくかつかない程度の量。
●排卵期
卵の白身のような透明でドロッとして糸を引くように伸びる。伸びが良ければ良いほどいいおりもの。人によってはおりものシートが必要だと思うような量。
●排卵後〜生理開始まで
量が少しずつ減っていき、下着につくかつかないかくらいの量。白濁で粘り気のある状態になり、生理1週間ほど前からは膣が雑菌対策のために常在菌を増やしおりものが酸性に傾くので少し酸っぱい臭いに変化し量も少し増えてくるが、おりものシートが必要なほどではない。
参考:「膣の女子力 女医が教える『人には聞けない不調』の治し方」駒形依子(KADOKAWA)
このような状況とあなたのおりものの状態が異なっていれば、なんらかの病気である可能性も考えられます。次のチェック表を確認してみてください。

■おりものチェック早見表

色・状態・におい / 可能性のある病気
白色、酒粕っぽい / 膣カンジダ症
黄色や黄緑色、泡っぽい / 膣トリコモナス症
黄緑色、膿っぽい / 淋菌感染症、性器クラミジア、感染症
茶褐色、ピンク / 子宮頸がん、子宮体がん
魚の腐ったようなにおい / 細菌性膣炎

※早見表は「なんとなくずっと不調なんですが膣ケアで健康になれるって本当ですか?」サンクチュアリ出版発行(マンガ:若林杏樹/先生:山口明美)から抜粋させていただきました。

ニオイやおりものの状況を自分で把握し、いつもと違う、おかしい、と感じたらこういった病気が潜んでいる場合もあります。その時は必ず、婦人科の診察を受けるようにしてくださいね。
魚の腐ったような臭いがあるだけで、痒みがなかったり、おりものの量も普段とはあまり変わった様子がなかったりする場合があります。炎症を起こすまでにはなっていないのですが、膣内に雑菌が入ってしまっている状態で、【細菌性腟症】と呼ばれています。
原因の多くはストレスや性交渉、あるいは膣の洗浄のし過ぎです。
婦人科を受診すれば細菌の検査を行うと同時にドクターにより膣洗浄の処置、そして膣錠(膣に入れる錠剤)を数日分処方してもらい、すぐに臭いは消えます。費用は保険がきくので3,000円程度です。下手に市販の膣洗浄を購入して使うより、婦人科で洗浄してもらってお薬の処方を受ける方が安全で早くて割安なので、普段と違う臭いに気づいたらまずは受診されることをお勧めします。

更年期(閉経前後)のおりものって?

更年期(閉経前後)にはエストロゲンが減ってくるので、膣の壁が萎縮して潤いが少なくなり、おりものの量は減ります。減りますが閉経後もおりものはあります。
ただ、膣壁の乾燥・萎縮により膣内フローラ(膣内の常在菌)の状態が変化するので、色は濃いめのクリーム色になったり、匂いが酸っぱくなったりする人もいます。さらには膣の自浄作用が低下し、細菌感染が起きたり、蒸れによって炎症を引き起こしたりして、おりものの増加に繋がることもあります。
このような場合は、萎縮性膣炎になっているかもしれないので、婦人科を受診してください。

更年期(閉経前後)のおりもの対策は?

まずは、膣の自浄作用が低下しないよう日頃の生活スタイルから気をつけましょう。
例えば、デリケートゾーン(フェムゾーン)が蒸れないようにコットンの下着を選んだり、おりものシートをやめて布ナプキンにしてみたりすることをお勧めします。
また、強いストレスはホルモン分泌を乱すため、自分なりのストレス解消法を見つけるといいですね。
ほかには、デリケートゾーンを専用のソープで正しく洗い、常在菌を流してしまわないよう気をつけましょう。閉経後は女性ホルモンが低下して、物理的な刺激に違和感が強くなるようなので、泡タイプ、ホイップタイプの専用ソープを使うのもいいかもしれません。

おりもの対策になる膣ケア(フェムケア)アイテム、オススメは当店で扱っている以下の商品です。

さいごに

いかがでしたでしょうか?
私自身もデリケートゾーンのいろんな話がごちゃ混ぜになりかけていたところだったので原点に戻っておりものについて取り上げてみました。
今までの本を読み直し、ドクターに話を聞き、なんとか情報整理できた気がします。
何事も異変に気づくためには知ることからです。あなたのおりものは今、どんな状態ですか?毎日気にしていくところから始めましょう!

最近はいろんなメーカーから膣洗浄の商品も出ていますよね。早めの軽い臭い対策だけならそういった商品も活用してみるといいと思います。3日間使用してみて変化がなければ治療が必要な場合があるで必ず婦人科を受診してくださいね。

ご自分では判断できず、病院に行くもの気が引けてしまう・・・という方はチェックコスメの無料相談をどうぞ!
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