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祝!アルバム『LAST FIRST』発売3周年!!

本日2022年7月24日は、Chelipにとって最初で最後のアルバムにしてBESTアルバム『LAST FIRST - CHELIP ALL TIME BEST - 』発売3周年という事で今作にまつわるエピソードを綴りたいと思います。

LAST FIRST - CHELIP ALL TIME BEST - 

2019年5月2日、地元=鳥取/米子にて行われた定期公演で以下の〈三大発表〉が行われました。

①7月24日にCD二枚組のBESTアルバム発売

②同年8月31日、二人が憧れていた地元=鳥取最大級のホールである米子市公会堂大ホールにて過去最大となるワンマンLIVE開催

③ この米子市公会堂大ホール公演をもってアイドル活動終了

この①にあたるアルバムというのが今作であるのはチームChelipの皆さんなら御存知の通りですよね。

レーベルは『it's SHOWTIME』からお世話になるdoles U。さらに、それ以前のシングルも収録されるという、正にレーベルを垣根を越え、麻友/美音の全キャリアを総括した内容になるというのだから、運営の皆さんの並々ならぬ努力には頭が下がる。

さて、今回ももちろん発売に向けて沢山の工程が組まれた訳だが、タイトルは比較的早い段階で決定した記憶がある。

記憶が曖昧で申し訳ないが、確かステージ後の食事の際に麻友か美音がその場で発した言葉『最初で最後のアルバムだから"LAST FIRST"は?』がキッカケ。私は『安直すぎない?』とその場で反対したが、二人の満足気な顔を見て降参(笑)。

このニ単語で意味が通じるのかどうか美音が調べ決定といった流れだったはず。

目玉となる新曲も

6thシングル『it's SHOWTIME』を手掛けた筑田浩志 氏、7thシングル『輝る風の中の全て』を手掛けた小林清美 先生による二曲で進める事も既に決まっており、私は私で今回もこれまでのシングル同様、発売記念インストア・イヴェントの会場確保とメディアへのインタヴュー依頼に動く運びとなり

元ハニーゴーランの加野文華さんによる、Chelip最後の最後に歴代一位とも言える〈最もアイドルな新衣装〉も決定した。

加野文華さんによる新衣装
最後の最後にめちゃくちゃアイドル(笑)
コチラは大変貴重な2019年6月の初試着時

しかし今回は初のアルバム、しかもCD二枚組という事もあり緊張感漂う一幕もあった。

それは価格設定だ。

提示された価格に対して、果たしてこれが適正なのか高いのか?そして購入していただく方にとって最良なのか?といった話し合いが何度も行われるも、なかなか合致する事なく麻友/美音も運営の方々もその都度ピリピリしては難航を極め、私も

CD二枚組
CD + DVD
CD + ブルーレイ

に至るまで、あらゆる〈二枚組〉の相場価格というものを伝えたりもした。

それは同時に、提示された価格に見合ったブックレットにすべきetc、付随する点についても話し合い、沢山のアイデアを持ち寄って発売に漕ぎ着けたのがこのアルバムという訳である。

そして、そのアイデアの一つがありがたい事に採用される事になったのも今作。

提案したブックレットのフォトが採用される事になったのだ。

とにかく作品を完成させるには、膨大な時間を要し、それを全て請け負う運営の方々は明らかにパンク状態だったはず。そこで提案させていただいた訳である。

少し話は逸れるが、私は麻友と同じ〈直感型〉である。そして何故かお風呂に入っている時に閃く事がとにかく多く、その日もお風呂場で〈最初で最後のアルバム〉である事、そして〈有終の美を飾るに相応しい内容〉にするにはどうすれば良いかを考えていた。

するとあるジャケットが頭をよぎった...

それはビートルズのBEST盤である、通称『赤盤(初期〜中期BEST)』と『青盤(中期〜最終期BEST)』のジャケットである。

若き日のメンバーが並ぶ『赤盤』
同じ場所で年齢を重ねたメンバーが並ぶ『青盤』...

赤盤
青盤

私は『これだ!』と叫んだ(お風呂場なので、まぁこれでもかと響きました/笑)。

そう、かつてのジャケ写や『アシンメトリー』の決めポーズetcを沢山の試練を乗り越え成長した現在の麻友/美音が再現し、写真でも歴史も振り返る、正に〈有終の美を飾る〉に相応しい写真になるのではないかと思ったのだ。

そして提案→採用に至った訳だが、皆さんに気に入っていただけていれば幸いです(^^)

2015年当時
2019年再現ver

と、色んなエピソードがある訳だが、それだけに完成した内容は圧巻だ。

カップリング含むデビュー・シングルからラスト・シングルへと時系列に沿った曲順は麻友/美音の歩みはもちろん〈表現者〉として成長してきたその過程をも確認する事が可能となり、そして最後の新曲二曲である〈これまでとこれからを綴った〉清美先生による『君へのprologue』、そして〈アイドルは引退してもChelipは生き続ける!〉と言わんばかりの筑田氏による『Partyは終わらない』で締め括られるコンセプト性に満ちたこの構成力は素晴しいの一言!最近聴いてないなといった方は今一度聴いてみて欲しい、新たな発見がきっと見出せるはずだし、ここで初めて知った方も是非聴いてみてほしい、なぜChelipが〈楽曲派〉と呼ばれたのかが分かるはずだ。

その場凌ぎのインパクト勝負の多いアイドル界において、さまざまなテイストの楽曲にトライしつつも良質楽曲にこだわり続け、最後までその信念=Chelipらしい楽曲を貫いた二人には改めて胸が熱くなる。

永遠に語り継がれる、時代や流行とは無縁の色褪せる事なき楽曲がここにある...。

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