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10月25日は、ガリーナ・ヴィシネフスカヤの誕生日

1926年10月25日に、オペラ歌手のガリーナ・ヴィシネフスカヤは生まれました。ボリショイ劇場のソリストでした。
真ん中の写真の女性が、ガリーナ・ヴィシネフスカヤです。彼女は、チェリストのロストロポーヴィチの奥さんです。

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この写真は、モスクワ市内にあるソルジェニーツィンの家博物館で撮りました。
ソルジェニーツィンの家博物館については、下のリンクからご覧になれます。


私が、ガリーナ・ヴィシネフスカヤを知ったのは、ソクーロフ監督の映画「チェチェンへ アレクサンドラの旅」を見た時です。2011年7月です。この映画は、チェチェン紛争の現場へソクーロフ監督が行き、撮影したものです。

この映画を見た時に、ガリーナ・ヴィシネフスカヤは、本当はオペラ歌手で、ロストロポーヴィチの奥さんであることを知りました。
ロストロポーヴィチについては、大学時代のピアノの先生が「ロストロポーヴィチの演奏会へ行き、ショスタコーヴィチの曲を聞いたのが、印象に残った」とおっしゃっていたので、それで知りました。

この映画を見た後、何回かモスクワを訪れることになった私ですが、2013年1月にノヴォデヴィチ墓地へ初めて行きました。
2012年12月11日にガリーナ・ヴィシネフスカヤは亡くなったばかりだったので、お墓はこのようにお花がたくさんありました。

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ソクーロフ監督は、次の作品を撮る時にもガリーナ・ヴィシネフスカヤの配役を考えていたようですが、それは、叶いませんでした。


2018年5月にヴェーラ・ゴルナスターエワ先生の本を読んでいたら、ロストロポーヴィチとガリーナ・ヴィシネフスカヤについての記述がありました。

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ロストロポーヴィチとガリーナ・ヴィシネフスカヤは、ソルジェニーツィンをかくまったことで、ソビエト市民権を剥奪されたことを初めて知りました。ヴェーラ先生は、ロストロポーヴィチと幼馴染なので、ロストロポーヴィチの市民権回復の支援をし、ロストロポーヴィチとガリーナ・ヴィシネフスカヤは、市民権をその後獲得できました。
そんなことも知った後の2019年2月にソルジェニーツィンの家博物館を訪れたら、ロストロポーヴィチとガリーナ・ヴィシネフスカヤの写真が展示されていて、いろいろつながった瞬間でした。

ロシア連邦のことを調べていて、一つ知ると、次から次からつながっていくから興味深いです。


今年は、コロナでボリショイ劇場も閉まり、4月と5月は24時間限定で配信が行われました。その時に、ライブで見ているロシア人がチャットを書きこんでいましたが、書き込みの中に、「昔聞いたガリーナ・ヴィシネフスカヤの歌が良かった。」というようなものもありました。

ヤンデックスの音楽では、ガリーナ・ヴィシネフスカヤの歌をいくつか聴くことができます。


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