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ウスペンスキーさんの絵本でロシア語を勉強

私がロシア語版のウスペンスキーさんの本と出会ったのは、神保町にあるナウカ書店だった。

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購入した日を正確に覚えていないが、まだロシア連邦の大地を踏む前だったと記憶している。
その証拠に、2010年10月にウスペンスキーさんと2回目に会い、この本にサインしてもらったのを覚えているからだ。
私のロシア連邦初上陸は2011年8月なので、間違いなくチェブラーシカを知っていたが、ロシア連邦に上陸する前の出来事だ。

かなり大きくて分厚い本だから、そのうち読めればいいやという気持ちで購入した。
この本の中には、日本語に訳されている「ワニのゲーナと彼の友達」も入っているのだが、日本語に訳されていないチェブラーシカのお話もたくさん入っていた。
これを使ってロシア語を勉強しようと思った。翻訳することになるので、昔のラテン語翻訳方式で、話せるようにはならない外国語学習法だ。
それでも、辞書を使って訳し始めたころは、ほとんどすべての単語を知らないのだから、本当に大変だった。
今では、それなりに単語が分かるため、辞書なしでスーッと読める部分も出てきたが、10年前は、全く読めなかった。

これも覚えていないのだが、数か月して、また、神保町のナウカ書店へ行ってみた。
今度は、CDコーナーを物色。
ロシア連邦のポップ歌手のCDを探していたのだが、偶然、チェブラーシカのオーディオCDを見つけた。
何が録音されているかは、パッケージを見ただけでは分からなかったので、家に帰ってからのお楽しみで数枚購入して帰った。
家に着いてすぐに聞くと、私が持っているこの本のお話のオーディオCDだった。
このオーディオCD、1話が終わると1つのトラック番号になるのではなく、変なところで、トラック番号が変わるため、初めから聞いていないとどうにもならないものだった。ロシア連邦で作られたCDだから、こんなことになっているかなと思った。
ちょっと不便なので、MDにダビングをして、トラック番号を自分で正しく付け直した。
本を見ながら、CDを聞くと、発音の練習になると思い、このCDはありがたかった。

繰り返し聞いているうちに、1枚のCDに音飛びが発生した。
2011年12月にロシア連邦へ行ったときに、ペテルブルクのドーム・クニーギで同じCDを見つけ、音飛びしているバージョンのものだけ購入した。
この時にCDを見ただけで、現在は同じCDが売られているのを見なくなった。

私は、この本を一通り読んだが、現在翻訳している最中である。
日本に知られている以外のチェブラーシカのお話もいつか翻訳を完成させて、日本へ広めたいと思っている。

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