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【Netflix】アンカット・ダイヤモンド ~なんだこのストレス~※ネタバレ

いやぁ久しぶりにパワーのある映画でしたね
箸休めの時間がなくて、ある意味息の詰まる展開だった
勉強不足だったけど、アダム・サンドラーって表情で語れるレベルまでに至ってたと知らなかった
以下、雑記です


〇なぜかストレスがすごい
ほんとにここぞという選択の時に、ギャンブル性に心惹かれ正解でない方の道を行くハワードさん
なぜそこでそんなことしてしまうのという、イライラとこの先大きな落とし穴あるんじゃね的な恐怖が観る側につきまとってきます
それに加えて、ハワード含め登場人物が息を吐くようにFワードや罵倒を「自然と」するから、もうしんどい
登場人物の紹介など受け手に優しいシーンもないので、整理をしながら見ないと難しい・・・ぼくは二回見てやっとわかりました
こんな精神に来る情報量の多い映画ってあんまりない印象がありますね


〇大筋と関係ないシーンも・・・
アラブ系の従業員(名前忘れた)がかなりの勢いで待遇改善求めていたのに入荷したダイヤに夢中なハワードが取り合わないシーンとか、
その従業員が最後に裏切るとかのオチがあるかとおもいきや、最後まで大人しく働いてるし
はげの小さいおじさんが客としてやってくるけど、ハワードが雑に扱るシーンも結局伏線にもならず
家族関係に至っては、ジュリアに愛想つかしたから家族に戻りたいていう都合よすぎわろた展開で修復するというリアルすぎる感じも妙に味があるんすよ


〇でもほんとは儲かってるハワードの店
そんな無茶苦茶なハワードだけど、自宅は豪邸だし愛人のジュリアと同棲してるアパートも借りてて儲かってはいる模様
愛人含めて従業員も4人雇ってるしね
そこまで良いのになぜあんな無茶苦茶な行動するのか、ほんと意味がわからん
そのカオスな感じを楽しめると面白い感じると思う
なぜかというと、妙にリアルだから「あーあんな口八丁いい加減おじさんおるわ」てどこで感じてしまうのよね
そのおっさんに周りの人々が、肩肘張らずに罵倒するから、そういう世界あるのかなと納得しちゃったんです


〇本人役がおもろい
元NBAスターのケビン・ガーネット通称KGやら、ザ・ウィークエンドも登場
スターって実名で出ると、良いように扱われがちなのにかなり雑に扱われておもしろい
KGなんて石に夢中で、この石がないと活躍できないとかすごい他力な側面があったり、
ウィークエンドはクラブのVIPルームのトイレでファンに手を出そうとするところを邪魔されたりするし
KGがハワードに口からでまかせをまくしたてられて、「もうわからん、いつもお前は話を複雑にする」と困り顔で言ってたシーンはかわいかった


〇最後の試合鑑賞のシーン
アルノと用心棒を監禁しながら、数十万ドルをKGの出る試合に全部ぶち込み観戦するシーンは今年間違いなく挙げられるベストシーンじゃないかな
返済額以上を手に入れられるかも!てかセルティックスやっべー!と血圧ぶち上がり童心おじさんハワードが、用心棒たちの絶対ぶちのめすて雰囲気に気づいてるようで気づいてないあの状況
まさにハワードがこれまでやってきた経緯の集大成だね、射殺される瞬間までこれはやばいとか他人の気持ちとか一切わかろうとしてこなかったもん


〇最後に
本当にノイジーだけど妙にリアルで、しんどかった!けどこのしんどさが映画を見る意味でもあるよね!


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