マガジンのカバー画像

Chatwork CxO

22
Chatwork株式会社のCEO、COO、CHRO、CNOが書いた記事をまとめました。
運営しているクリエイター

#スタートアップ

Chatworkの現在地と、BPaaSという未来

前回、「いま、Chatworkがメチャクチャ面白い理由」という記事を書きました。 前回の記事では、Chatworkが海外のテックジャイアントに負けることなく成長し続けており、毎年100人以上の増員を行なって、大きな赤字を出しながらも果敢にチャレンジしていることを書いています。 大きく資金調達しJカーブを描いて急成長していく、というのは未上場のスタートアップの専売特許のように思うかもしれません。 (※Jカーブ = 先行投資で赤字となるが、売上成長に伴いJの字を描いて黒字化す

いま、Chatworkがメチャクチャ面白い理由

みなさんは、「Chatwork」と聞いてどういうイメージがあるでしょうか? 国産ビジネスチャットの老舗で、ユーザーは結構いて事業は安定してそうだけど、最近はSlackやTeamsにやられてて大変なんじゃないの・・・?そう思われてるかもしれません。 いえいえ、Chatwork。 いま、これまでの歴史上で一番、メチャクチャ面白いフェーズなんです。 こちら、決算説明資料から抜粋した売上高と営業利益のグラフですが、2021年にかけて売上がグッと伸び営業利益がマイナスとなり、投

IPOをあきらめかけたことがある、という話

2022年3月1日で、Chatworkは11周年を迎えることができました。 この流れの速いインターネット業界において、10年以上続くサービスというのもあまりなく、Chatworkが社内システムからはじまったことを思えば感慨深いものがあります。 Chatworkは約11年前の2011年3月1日に正式リリースされ、2015年4月27日にはじめて外部の資金調達を実施しスタートアップの道へ。そこから2019年9月24日に東証マザーズへとIPOを果たしました。 リリースしてから8

スタートアップにおけるCTO採用

前回、スタートアップにおけるCFO採用という記事を書いたので、今回はその続編ということでCTO採用について書いてみたいと思います。 テクノロジーを競争力の源泉とする昨今のスタートアップにおいて、CTOは必須の重要ポジションとなっています。 CTOがいなければ良いアイデアがあってもうまくプロダクト化することができず、またVCからの資金調達でも優れたCTOが経営チームにいるかどうかで評価が大きく変わってきます。 しかし、技術のバックグラウンドがないCEOの場合、CTO採用は

スタートアップにおけるCFO採用

スタートアップ経営者の方によく聞かれる質問のひとつに、「CFOってどんな人を採用すればいいんですか?」というものがあります。 CFO採用って難しいですよね。何が難しいって、起業しようというベンチャーマインドあふれる創業者にとって、一番距離が遠いポジションだから(笑) どんな人を採ればいいのか、どうやって採ればいいのか、いつから採用すればいいのか、そもそもCFOって何をする仕事なのかなど、ネットで見てもあまりピンと来ず、わからないことが多いポジションではないかと思います。