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ニホンミツバチ狂想曲

養蜂用の巣箱です。重箱のようになっていて木の枠が上下に二段重なってます。これを重箱式巣箱といいます。ニホンミツバチの養蜂に使います。

私はこれを一年半前に手に入れました。しかし、去年も今年も春の分蜂シーズンに、ミツバチは訪れてくれませんでした。

ミツバチの誘引にはランの一種のキンリョウヘンを使います。巣箱の近くに設置しておくと、ミツバチが花の香りに引き寄せられてくるのだそうです。ちょっと高価なのと、ミツバチの分蜂シーズンに合わせて咲かせるのは難しそうです。

それで私は、待ち箱ルアーという、キンリョウヘンの発する誘引フェロモンを人工的に作りシャーレに塗ってあるものを買い求めました。これを昨年と今年の春に巣箱に取り付けましたが、全くミツバチが訪れることはありませんでした。

私の庭は夏の間、あまりの暑さに雑草が伸び放題の放置状態でした。こちらのnoteが更新もなく放置状態だったのもそのせいです。涼しくなり虫も少なくなって、ようやく片付けに着手。今はすっかり落ち着きを取り戻しました。

ベランダにある空き家のままのミツバチの巣箱は、住人がいなければ無用の長物。メルカリにでも出そうかと思い始めていました。そんな矢先、ミツバチらしき虫たちがベランダで飛び回っているのに気づきました。

見ると巣箱の周りを飛び回っています。さらに、いくつかの個体は巣箱の中に入っていく。もしや、と期待がたかまるものの、この時期は分蜂例がほとんどない時期です。たまたま通りかかったミツバチが、ちょっと覗きに来たのかな?と高まる期待をおさえつつミツバチ発見の一日目は終わりました。

翌日みてみると、さらに飛び回る個体が増えている気がします。分蜂のような巨大な群れ感はなく、少したくさん飛んでいるな、程度ですが。

それがはたしてニホンミツバチかセイヨウミツバチか判別する知識さえありません。それで早速セイヨウとニホンの違いをネットの画像検索で確かめました。そして、おそるおそる巣箱に近づきじっと眺めます。

ニホンミツバチの特徴は、お腹のシマシマが黒が多く、黄色が少ない、というものです。他にも羽の模様で見分けるそうですが細かすぎて無理です。何度も画像と飛び回るミツバチを目を凝らして見比べました。どうやらニホンミツバチのようです。

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