熟女が若いエリートイケメンナンパ師に誘われたらしたくなるたったひとつのこと
ごきげんよう。貞淑の痴女、マヨコンヌよ。
何度も強調するようにわたくし貞節の女なんです。
だから、わたくし、若いころから、モテモテのチャラいアーバンなイケメン群なんてすべて思いっきり避けてできるだけ距離を置いて絶えええええっ対に関わらないようにして生きてきたわ。
けど。
最近、港区周辺で遊んでる超高学歴のイケメンナンパ師の男性とお知り合いになってねぇ。
そんで、その殿方がね、こう、未知との遭遇におびえるわたくしを優しくなだめ、いい感じにわたくしをほめそやしつつ、機知を効かせた会話を繰り出しながら、こう、繰り返し、誘ってくるわけよ。
旦那さんに秘密で…一緒にnote上で共同noteマガジンやりませんか…って…。
そしたらその関係で…いつの間にやら…ツイッターのダイレクトメッセージで、ダイレクトなメッセージでえんえん語り合うように…。
そしたらね。
わたくし思い出したのよ。
ずっと少女の頃から、熟女になったらいつか若い殿方としてみたかったことを!!!
そう、熟女が若いイケメンから誘われてやってみたくなることって言ったらたったひとつしかないわ!
それは…
ああもうわたくしドキドキしてきたわ…それは…
これよ!
港区のイケメンナンパ師のエリート放蕩息子が、茨城だか千葉の畑の中に住んでるかっぽう着を着て農家帽被ったワケノワカラン熟女に捕まえられ、リモートで無理やり訳のわからん命令やら雑用を延々とやらされて…
「こんなバカバカしいことを誰がやるか!!!」
と怒っていたら…
その理不尽ないじめのような雑用は、実は、酔拳の究極奥義を会得するための特殊なトレーニングであったのだ!
そう、おばはんは酔拳の達人であったのだ!
そして青年はぶっつけ本番的に天下一武闘会に飛び込み参加するのだが、自らの肉体から知らず知らず自然と繰り出される究極奥義拳に自分自身驚きつつも、どんどんと敵を倒し勝ち上がっていき…
決勝戦に登場した憎っくき父の仇を見事討つのであった…!
ってアレよ。
いやもうこんなことなら体育は2だしとびびってないで、酔拳でも蟷螂拳でも小学校の頃からやっておけばよかった…!
おばさまはいま、激・後悔してる。
まあね。その港区のナンパ師はね、どうやらわたくしに蟷螂拳の奥義を教えて欲しがってるわけじゃなくて「若者の性と愛の悩みに答える相談室をやりましょう」って言うんだけどね、でも、脳だけ痴女だけど経験も少ない貞節の女だからわたくし…そっちも蟷螂拳くらいに自信はないわねえ。
ただね。
「都会の若いナンパ師の男」×「田舎の貞節の熟女」
って組み合わせって、ものすごい属性の違いでしょ?
こういう
1 異常に相容れない属性の二人が、
2 相手を敬愛し思いやりつつも、
3 互いに歩み寄ることは い っ さ い せず、
4 しかも二人の間にヨコシマな肉体的ふれあいや精神的な恋愛感情も一切なし0%で、
5 ひたすらえげつなく性愛についてあーだこーだと意見を出し合う
と何か新しいとんでもねえアイディアが出るような気はするわね。
でも、それでも、まだわたくしの読者の中には
「夫もいるくせになんというふしだらな!リモートな文字だけの間柄とはいえ、港区のエリートナンパ師なんかと交流するな!」
って怒ってる方々もいると思うの。
でもまあ聞いて。
なんで一夫一妻制を推奨&実践する私が、この港区のチャラいイケメンとの共同執筆を受け入れたかというと…それはただ「誘われたから」だけじゃないのよ。
それはね、これよ。これ読んでちょいと心打たれたのよ。
これ、一見、まるですべてに恵まれたイケイケの都会のぼっちゃんが偉そうに適当なこと言ってるようにも読めなくもないけど、
違うのよ。
きっとこの殿方はもともとはすごく引っ込み思案な優等生のマジメ少年だったに違いないわ。
いやそれただのわたくしの勝手な想像だけどね。
とにかく、何かを手に入れるには、恥をかいても、馬鹿にされても、まずは、「欲しいです、下さい」って言うしかないんだよ!ってことを、彼は自分の人生の中で自分の力で発見したの。
どんなに手札が少なくても、自分が持っている勝てそうな手札を無理やりにでも集めて、
運命は自分で切り開くしかない。
どんなに批判されようとも。
どんなに馬鹿に見えようとも。
そして自分が通ってきた道筋を、一歩踏み出せない青年たちに、猛烈に伝えたくなったんじゃないかな。なぜならば、そんなこと出来ない、無理だ、と思っていた自分にそれが、出来たから。そこには昔の自分がいるから。
…まあ、女性目線ではこういう殿方にやたらと増殖してもらってはチョーーー迷惑なんだけどね…。
でもまぁ、一夫一妻主義のメンズだってね、人生で、1回か2回か3回くらいかもしれないけど、でもやるしかないのよ、残りの人生の伴侶を引っ掛けるためのナンパをね。
彼のnoteは実はむしろそういう人にとって参考になると思うわ。
そしてこれは、女の子に声をかける話なんか飛び越えてるのよ。
★ ★ ★
生きるということは、幸せを掴むということは。
かならず、どこかで、両親が反対することを、周囲のみんな全員にあざ嗤われるようなことを、自分で決断してやるしかないの。
とにかくしあわせを掴むとはこの世の誰にも認めてもらえない事を決断して一歩を踏み出す事なの!
やるしかないの!
(もちろん周囲や相手に迷惑かけないように相手の反応をよく見てフィードバックしつつだけれども)
(しかも他の人に反対され他の人がやらない事をやるという事は実際、ものすごい失敗とか不幸とか死の道かもしれない道なの!)
でも「自分の」本当のしあわせはそこにしか見つからないのも事実なの!だから、自分でよく考え慎重に、でもやるしかない。
それが人生なの。
矢沢永吉だって、はじめに「俺はBIGになる」って決断して上京して東京に行くつもりで間違えて一文なしで横浜だか横須賀だかに辿り着いた時点では、誰がどう見ても
ほぼ狂人よ。
なんの根拠もないほぼ狂人でしかなかったのよ。
でもその後何十年も、稼ぎ続け、走り続け、ハッピーになり続けてるから、今もYAZAWAなのよ!
YAZAWAいかすぜ!
なんだか例えがヤンキー臭いわね!
言っとくけどわたくしバッハとブラックミュージックを愛する上品なおばさまよ!
勘違ぃすんなや?おら変なピンク色のツナギみたいなの着て日章旗付けた変な改造車っこで走り回ってた茨城の元レディースの元ヤンとかではねっぺ…では決してありません事よ!
とにかく。
どうもこの殿方からは産まれながらのナンパ師のすえた匂いが全くしない。
想像なんだけどね、とことんマジメだった少年(がクソ真面目に本気でスポーツ訓練みたいにナンパに取り組んで根が真面目なもんだからウッカリ真面目に取り組み過ぎてその道での相当な猛者になってしまって自分自身びっくり)してる感がぷんぷん匂うのよ。
だって
『酒を禁じ身体をマッチョに鍛え上げ丸暗記トークを大量にストックすると同時にディベート力と機転トークを鍛え眼鏡をコンタクトに変えてそして全身全霊で踊れ!』
ってなにそれお前なに言ってんのそれなんの訓練だよなんの修行だよクラブでチャラい事するためにどんだけストイックなんだよお前!
お前の…お前のそういう…愚かしい程に根っからクソ真面目な所に…そういう漢らしい姿勢に…
惚れたぜ!!惚れたぜラマ男!!
気に入ったぜ!!お前はたいした男だ!!
(いやクラブでのナンパ行為そのものはおばさま賛成はしてませんけども!!!)
で、わたくし、彼に興味を持ってね、Twitterのダイレクトメッセージ上で、まずは共同執筆するともしないとも約束しないまま、ちょっと慣らし運転で交流してみたのよ。
え?何をって?
あれよジャッキー版ベストキッドのあれよ。(ここからちょっとネタバレよ)
北京の質素な部屋の中。
笑顔を失ったじじむさいジャッキーが箸を構えてハエを見つめている。
対するウィル・スミスの息子(え?!えええ?!北京のカンフージジイ、まさか箸で空中でハエを捕らえるのか?!)って固唾をのむ。するとジャッキー
ぺち
ってハエたたきでハエを捕まえて、それを見たウィル・スミス息子、
(ハエたたきでとるだけだったーーッ期待した俺がバカだったーーッ!!)
ウキーって頭にきてるところにダメ押しでジャッキー、「箸で」床に落ちた死んだハエをつまんでゴミ箱に捨て、もうそれだけでも汚いんだけど更にダメ押しで
そのままそのハシを洗いもせずにそのハシでご飯を食べ始めるの。
スミス息子それを見て、もう、
(ウゴゲァエエエエエ!!汚ねええええええ!!北京イヤアアアアアアアアア!!北京キライイイイイイ!!アメリカに帰りたいいいいい!!)
ってものすごい顔してる、あのシーンよ。
でね、話戻るけど。まずはわたくし、そのイケメンナンパ師にね、Twitterのダイレクトメッセージで、
マトモな男性だったら恥ずかしくて泣いちゃうようなとある超バカっぽいいやらしい台詞を「その場で大声で10回連呼しなさい。そしてダイレクトメッセージにも大声連呼感が伝わるような感じで送ってきなさいね、代々木忠監督もやってる大切な訓練よ♥」って責めてみたの。
うん、結構ビビってたわ。
そんでね、彼、相当、抵抗してたけど、でも、根が礼儀正しいもんだから最後までは抵抗しきれなくなって…最終的には…。
いいわ…♥
とてもいい…♥
それでいいのよ、やっぱりね、男は恥じらいが命!
恥ずかしいこと言うにも、心底恥ずかしいのに我慢してムリクリ頑張って震え声で絞り出すように吐き出した殿方の声とか表情ってとってもキュートでヤラシイですものね。それがなければ、やらしいセリフの連呼なんて、やらしくもなんともない
ただのホンマモンのアホですものね!
まあその話はいつかするわ。
❤︎ ❤︎ ❤︎ ❤︎ ❤︎ ❤︎
とにかくね。
ベストキッドにせよ、酔拳にせよ、この作中の登場人物の中でね、一番幸福になってるのは、実は天下一武闘会で優勝する主人公の方じゃないのよ。
自分が知った技を、土に還り消えていくだけだったナニカを、才能ある若者に吸収してもらい、自分の技よりももっともっと完成度の高い何かに高めてもらった、受け継いで貰えた、
師匠の方なのよ。
(おっキレイにまとまった)
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