[PR] ChatGPTに関するNOB DATAのモチベーションと最近の動きのご共有 (5月30日, ChatGPT部, 大城)

こんばんは、ChatGPT部(チャットGPT部)、部長の大城です。
ちょっと今日はDS協会関係のイベントもありましたが、そちらはセミクローズドな会でしたので、取り急ぎはそちらの感想を含めつつ、メインは本業のNOB DATAに関する情報となります(PRも多めなので、ご興味のない方は読み飛ばしていただいて大丈夫ですmm)

今回は前述のイベントへの参加の感想を交えつつ、ChatGPTのロボ2体、あと6/14-16で予定している幕張メッセの展示会での出典についてのアナウンスがメインとなっています。東京にいらっしゃる方、是非遊びにいらしてください。

NOB DATAの最近の動きなど

一応、このChatGPT部自体は元々はNOB DATA内での部活動として始動する予定だったのですが、外部の知り合いからも参加したい、と言う声がありまして今は内外問わずの部活動として構成しています。

その運営母体でもあるNOB DATAとしてはこんな感じですね(以下リンク参照)。私が2019年に地方のデータサイエンスを活性化したいと福岡で起業しまして、コロナ前の当時からリモートで全国を対象に、ヤフーやLINEといった一流のデータサイエンティストの副業メンバーを束ね、「5-10年選手の先輩のデータサイエンティストが不在」と悩まれている主に地方の大手企業のDS・DXチーム立ち上げを支援してきました。

少しずつですが、最近はDXという文脈もありつつ人材の芽は育ちつつあるように感じますが、人事ローテーションなどの関係もあり、おそらく地方で東京の各社と同じレベル感のDS組織を作るには5-20年くらいかかるかなというのが現時点の所感となります。(起業最初は3-5年くらいでいけると思っていましたが、色々と事情が異なるということが最近わかってきました)

そもそもの起業とChatGPT活用のモチベーションなど

私は2009年にヤフー株式会社に新卒入社し、その後ビッグデータを色々と扱うことがあり、「ビッグデータxビジネスの強さ」を散々体感してきたのですが、2017年に福岡に移住してから感じたのは「LINE Fukuokaなどの一部の企業を除いて、全然データサイエンスの活用が進んでいない気がする」と言う部分でした。ゲストユーザーの属性推定とか1to1マーケ・レコメンドなど、データと分析チームさえあればできるのになぁというところですね。

それで、折角私自身が福岡で仕事をしているのにデータ界隈が盛り上がってないのもそれではつまらない、と言うことで2年弱くらい経ったところで、これは誰かがやらねば、と思って起業したのがNOB DATAであり、DS協会の九州支部だったりします
(ちなみに今日はDS協会の10周年イベントで東京にいるのですが、この業界に入って10年くらいは経つのかと結構感慨深いものはあります)

ちなみに、当時のプレスリリースはこちら。

今は電力、通信、鉄道など各社にDS・DXチームを立ち上げをご支援させていただきつつ、次はその拡大やビジネス接続、個人だけでなく組織としての仕掛け作りをどうしようか、と言うところが一つ次のテーマになっている状況です。

DSからDXへ、そしてChatGPT

少し話は前後しますが、私自身のこの10年くらいを振り返りますと、2009年入社当時はWebやソシャゲのブーム、2012〜2017年頃のDS・機械学習、2017-2019頃の特化形AI、2020-2022のDXを経て、2023年はChatGPTが企業での主な関心事項になりつつあるかなと思います。

ChatGPTはこれまでの統計学・機械学習・プログラミングスキルが必要なデータサイエンス(せいぜいメインで扱えるのは数万人〜10万人規模)とは異なり、「言葉やビジネスを理解している人なら誰でも使える」(ユーザーのポテンシャルとしては数千万人規模)というところがかなりインパクトがあるなと個人的には感じており、この2ヶ月くらいはNOB DATAのある種、社運と私の睡眠時間をかけてChatGPTの情報をキャッチアップ&プロダクトの開発などを進めている状態です。
(いやほんと、今回のChatGPTの登場はWeb3やブロックチェーンとかそういう次元ではなくインターネットの発明以上のインパクト、だとは思うんですよね。どのように社会実装するか、という部分は置いておくとしても。)

またChatGPTは「うまく問を立てられば解を導いいてくれる・またはヒントをくれる」という特性がありますし、データの整備などにも一役買ってくれますので、これは「従来のペースだと20年かかるDXを10年に短縮できるポテンシャルがあるのでは」ということで私が最近やたらとChatGPT、ChatGPTと言っているところもあります。

ChatGPT活用でアナログ->デジタル化を加速しつつ、社内課題の壁打ち、データサイエンスやプログラミングの支援を進めて生産性を1.5〜2倍にし、その反動でリソースが空いた人は年間10%-20%程度は別プロジェクトにアサインし、そちらのスキルを伸ばしていく、というのがおそらく今後の一つの企業変革の中庸としてのパターンなんだろうなぁと思っております。
( 諸外国のように、いきなり人員を半分カット、のような動きは日本ではできないので、おそらく業務効率化の次はリスキリングとセットにした配置転換をどうするか、という課題になると思います)

ということで前置きが長くなってしまいましたが、ここから後ろはその紹介と、6/14-16に幕張メッセで予定している1コマの展示会の情報についてのご共有です。



[PR] 幕張メッセの展示会アップジャパンに出店します(NOB DATA or ChatGPT部)

こちら、まだメインの企画はこれからなのですが、こちらに出展予定です。

生成系AIゾーンの1コマですね。ちょっとしたスペースですので、ひとまず出展してみなさんの興味や他の出展者の雰囲気などを見てこようかなと思っております。(椅子がなさそうなのがやや心配ではありますが・・ 頑張りますw)


出典のネタやノベルティ等

こちらはまだ今検討中なので、当日までには用意しようと思っておりますが、大きく流れとしては以下かなと思ってます。

・情報収集フェーズ : セミナーやChatGPT部の最新情報
 ↓
・アドバイス / 自走支援フェーズ :
  こちらは通常のビジネスxテクノロジーのアドバイスや伴走支援、教育
 ↓
・実装フェーズ : ChatGPTを用いた各種サービスのプロトタイプ構築支援

データサイエンティスト集団としての強みが出るのは少し後のフェーズな気もしますが、ひとまず上記3点を軸にしつつ企画を立てられれば、と思っております。( updateありましたらまた追記し明日ね )

もし「こういうコンテンツがあると嬉しい!」などありましたら可能な範囲で準備しますので、ぜひお気軽にご連絡ください。

所感等:データ活用やChatGPT活用をどうモチベートするかが課題


ちなみに今日の会合では、「日本の企業でのデータ活用の度合いは63ヵ国中63位」という不名誉な話もあり、やはりまだまだデータサイエンスは普及していないなぁというのが正直なところです。
(もちろん、少しずつ進めている企業さんもいらっしゃることは事実ですが、
相対的には地方は東京に差が開いていますし、日本は海外に差が開いている気もします。まぁ先日のアメリカの研究開発費に対して日本は1.5%しかない、というのも一つの要因ではあるのですが・・)

ただおそらく、ChatGPTのような汎用AIの精度が上がれば、あとは「何を課題として、何を達成したいか、どう行動するか」といった部分での勝負になってくるのでは、とも思っていますので、そのフェーズまで至ればまた一つ日本にも(デジタル後進国からの)復帰やまた過去の技術立国、という可能性も10-15%くらいはあるのでは、と思っております。
(現状の国内でのChatGPTの普及具合・様子見の具合を見ると結構厳しそうではありますが・・)

逆に多少のリスクはありますが、これらをうまく取り入れて新たなビジネスモデルや業務の効率化ができれば、国内においては差別化の要素にもなりますし、AIを使おうとすると今度はデータ基盤が必要になりますので、またそこで一つデータサイエンティスト協会やデータ系人材の価値が見直されるのでは、とも期待しています。

ということでやや取り留めもない内容になってしまいましたが、6/14-16の展示会に向けて色々と準備&情報の整理を進めていきたいと思います。
もしその期間に幕張メッセにいらっしゃるChatGPT部のnote読者がいらっしゃいましたら是非お話ししましょう。

それでは皆さんもどうぞ良いChatGPTライフを・・! (大城)


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