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ChatGPTとタテゴトアザラシ

ChatGPT部の素人funaaです。今回は素人がChatGPTを使ってみた記事ですので、何も新しい知見はありません。ゆるいです。


みなさん、アザラシは好きですか?
推しのアザラシは何アザラシですか?

なんてことを語り合える仲間が身近にいないので、今話題のChatGPTに相手してもらうことにしました。TVに出てくるAIに詳しい人曰く「インターネット以来の大発明」Chat GPT!きっと彼(彼女?)とならアザラシについても熱く語り合えるはず。

日本語は話せる?

早速アカウントを作り、まず聞いておきたいことがあります。

日本語を話しますか?

日本語で話せるかどうか、ですね。
よかった、話せるそうです!

タテゴトアザラシを知っていますか?

注:タテゴトアザラシは大きいオスでも1.9m

タテゴトアザラシを語ってくれるChatGPT。
しかし、タテゴトアザラシ好きの方ならおわかりだと思いますが、タテゴトアザラシは3メートルもありません。大きな個体でも流石に3mはないと思います。(あるいは、タテゴトアザラシ界のチェ・ホンマン的な個体か)

どうやらChat GPTは、知ったかぶりのお茶目さんのようですね。
英語でも聞いてみます。(拙い英語です。英語警察の方、ご容赦ください)

タテゴトアザラシの英語名は”harp seal ”です。(学名:Pagophilus groenlandicus)

Do you know harp seal?

体長も体重も大体は同じ。何百メートルも潜るのかは知らないが、英語wikipediaによると141mという記録はある。大体合ってる感あり。

なんとなく英語の方が得意そうです。

翻訳がうまくいかない

Harp seal は日本語でなんといいますか?

ChatGPT 「Harp seal は日本語でハープアザラシです」

Harp seal好きな方ならおわかりですね。Harp seal は日本語で「タテゴトアザラシ」です。
雲行きが怪しいChatGPT…

ChatGPT「タテゴトアザラシは英語でbearded sealといいます」

違います。タテゴトアザラシは英語で"harp seal"です。
bearded seal はアゴヒゲアザラシですね。

日本語・英語の翻訳がうまくいかないことがある模様。Chat GPTはたぶんアメリカ人なのでしょうね。日本語で話しかけても、脳内?は英語で考えているのかもしれません。これでは、日本語で尋ねた時に正しい情報が出てこないわけですね。

Chat GPTがわかるまで教えるのをやめない!

ならば、教えてやらねばなりません。目指せ!アザラシについて語り合える完全なるAI!

誤りを指摘すると詫びるChatGPT
架空のアザラシを語りだすChat GPT

私「harp sealを日本語で何と言いますか?」
ChatGPT「ハープアザラシです」
私「違います」
ChatGPT「申し訳ありません(略)ミミナガアザラシです」

アザラシ好きならご存じですね、「ミミナガアザラシ」は存在しないアザラシです。ついに、架空のアザラシを語りだすChat GPT

アザラシの外耳はアシカのようには目立ちません。耳に特徴のあるアザラシとは、かなり斬新です。Chat GPTは、アザラシ好きの人間ではなかなか思いつかない「ミミナガアザラシ」なる架空のアザラシをいとも簡単に爆誕させてしまったようです。人間の想像力を超える、これがAIの力か・・!
って、なんでやねん。

タテゴトアザラシは英語でharp seal

よし、理解してくれています!
タテゴトアザラシは英語でharp seal

仕上げに、英語から日本語への翻訳ができるか聞いてみます。

ChatGPT 「Harp Seal=タテゴトアザラシ」

ありがとう!Harp Sealはタテゴトアザラシです。

覚えてくれました。

しかし、これでは翻訳の性能が悪すぎます。日本語で尋ねたときと、英語で尋ねたときのChat GPTの性能がかなり違ってくる模様。

それっぽい架空の答えを提示してしまう?

ChatGPTは、適当にそれっぽい答えを作ってしまう癖があるようです。

その後、なぜ「ミミナガアザラシ」という架空の名前を出したのか聞きましたが、混乱させて申し訳ないと謝るばかりで、理由は教えてくれませんでした。

そこで、アシカとアザラシの違いを知っているか聞いてみました。科目や体の特徴や生息地などについて知っていました。では、耳の違いについても知っているのでしょうか?

耳の違いは知っているのに「ミミナガアザラシ」は爆誕したらしい

Chat GPTが何をどう考えて回答してくるのか、謎です・・。人間とは明らかに違う思考です。人間はすでに知っている知識を糧にして話をするのに対し、Chat GPTは問われてから答えを探すようで、一貫性はなさそう。

架空の存在について語り合う

ミミナガアザラシが存在した場合、アシカに分類される可能性は?

アシカに分類される可能性はあります。形態学的特徴や遺伝情報を基に云々・・分類に影響を与える可能性があります。

それっぽいことを言ってきました。かなり低いが、可能性はゼロではないです。何しろ、ミミナガアザラシの耳以外の特徴は不明ですからね。ただ、アシカに分類されたらそいつはもはや「ミミナガアシカ」ではなかろうか。

AIには敵わない

しかし、おそるべきChat GPT。適当にそれっぽく相手が納得するであろう答えを提示できますね。今はまだ上から目線で笑ってやれているけれど、学習速度と知識量を考えると、これは到底人間がかなう相手ではないと思いました。Chat GPTの知識量はインターネットという大海そのものです。

今日めでたく、その大海に「タテゴトアザラシ」が放たれました。

さあ、泳いでいくがよい、タテゴトアザラシよ
AIブームの波に乗って!

(ただし、私の推しはバイカルアザラシです。湖に生息)

まとめ

・Chat GPTは英語でものごとを考えているから、英語で利用した方が無難
・日本語と英語の間の翻訳の精度が悪い
・それっぽい嘘をつくのが得意
・アザラシについては素人以下なので、毎日学習させてあげよう!

タテゴトアザラシ


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