ニセものアカウント顛末

10年程前、Twitterでひっきりなしに中傷してくるアカウントは大抵みな、

登録時期が同じだった。

おそらく「中の人」が皆同じなのだろう。文章癖が皆同じでもあった。必死で違えて書いたつもりみたいだったけれども。

当時から、そうしたアカウントの投稿文の多くに、他人のツイートやらブログやらからのパクリによる誤魔化し手口がまかり通っていた。

その後、中傷アカウント削除の強化がSNSでなされて以降は、ストーカーアカウント達は、「いいね」やRTで「脅し」の代わりを行うようになった。

そこまでに至る間だけでも、非常に多くの悪質極まりない犯罪域の手口が長年横行していた。

noteでも、不可解に「いいね」を押してくるアカウントに様々な同様の共通点が見られる。

ハッシュタグがない投稿を、投稿後、私自身がまだその投稿を読みきらないうちに、「いいね」が押される。

少なくとも読んだ上での「いいね」ではなかろう。

そういう気持ち悪さを感じないために、投稿での実名化は、大変役に立つ。

私は、Facebookで弱者ヘイトを執拗に繰り返す中傷アカウントの、身元調査をした事がある。

Facebookに記載の勤務先へ在籍確認の連絡を入れて、実在であれば、弱者中傷についての注意喚起を企業に願い出、非実在であれば、企業に名誉毀損での削除要請を促し、非実在の旨の企業からの返信を公開するなどして、非実在である確たる証拠を広く公表した。

すると、中傷アカウント達は、一晩でその殆どが、公表して鼻高々していた著名な勤務先や華々しく記された経歴から、「非公開」や「退職し海外で企業」に変わっていた。

やはり殆どの「中の人」は同一人物やごく限られたコミュニティの数人だろうと推測された。

多くの実在アカウントが、その華々しい経歴を信じて非実在アカウントをフォローしていた。

(続く)