改名という緊急避難

欅坂46は大人や社会に楯突く若い女性アイドルという誤解を基にミソジニーやインセル丸出しの一部アイドルヲタクたちの憎悪を一身に浴びるようにネット上で罵詈雑言にさらされてきた。「女の子は笑顔が一番だよ」という言葉が褒め言葉だと思いこんで特典会でプロに「説教」したがるような連中に。

楽曲やパフォーマンスもフィクションであることを理解できず歌詞や表現を人格そのものと誤解し自分たちへの攻撃だと曲解するような連中に。

望まずして欅坂46としての活動はある種の闘いとなってしまい消耗してグループを去るメンバーも増えた。「元」メンバーは若い女性として普通の体験を話すだけで今も誹謗中傷を浴びている。

欅坂46がメンバー自身の愛する欅坂46のままでいられなかったという事実はグループやメンバーだけでなくアイドルという狭い枠組みのファンダムにとっても悲劇だ。だった、と書くべきか。

女性アイドルは男性の妄想をかなえるだけの存在では無い。新生となるグループに幸あれ。

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