見出し画像

【ポケカ】アルギラプテラのススメ

今が朝なのでおはようございます。ちゃすこです。アルギラにプテラを入れると良い感じのメタとして働いてくれるよという話です。
有料エリアはありますが、何も書いてませんので良かったよと思ったら投げ銭感覚で購入お願いします。



アルギラデッキとは

みんな知ってるとは思いますが一応。耐久高めで安定感があるけれど火力の足りないアルセウスVstarと、高火力だけど起動と継戦能力に難のあるギラティナVstarを組み合わせたデッキです。お互いが起動と継戦、火力を補い合ってシナジーが取れていることと、やることが非常にシンプルでデッキスペースにも余裕があるため拡張性が高いというのが特徴です。

なんでプテラを入れるのか

完璧に見えるアルギラデッキですが、ギラティナVstarでも倒せない高HPのデッキに対しては苦戦を強いられます。アルセウスVstarやギラティナVstarも高い水準のHPを持っていますが、パオジアンexやサーナイトex、リザードンexなどはこちらを一撃で倒すポテンシャルがあり、アルギラ以上の高耐久高火力デッキが増えることで今後の風向きが良くない可能性があります。そこを解決してもらうのがプテラです。アルセウスVstarはプテラVstarと組み合わせることがありますが、今回は違います。ポケモンカード151収録の方です。

ポケモンカード151収録

このプテラの【たいかこうせん】という技が非常に強力です。100ダメージを与えながら進化カードを剥がして手札に戻すことができます。
どういう事かというと、例えばアルセウスVから進化しているアルセウスVstarに対して【たいかこうせん】を使えば、100ダメージの後にアルセウスVstarを手札に戻して、場には100ダメージの乗ったアルセウスVが残ります。「そんなの次の相手ターンにまた進化されちゃうじゃない。」とお思いかと思います。V環境ならそうでしょう。なんならVポケモンに関してはアルセウスVstarとギラティナVstarで対処できます。しかし時代はexです。サーナイトexに対して【たいかこうせん】を使えばサーナイトexが手札に戻って、場には100ダメージのラルトスまたはキルリアが残ります。現状HP100以上のラルトスやキルリアはいないため、そのラルトスとキルリアは気絶します。exの進化前は基本的にHPが低く、このプテラはexにやたら強いのです。Vに強いアルギラとexキラーのプテラで環境に広く対応しようというのがこのデッキのコンセプトです。

サンプルレシピ(改良の余地ありです)

プテラの運用

アルセウスVstarとダブルターボエネルギーを共有することになります。基本エネルギーはギラティナに使用したいため、100ダメージでわざを使うことは考慮していません。【かっくう】を使いたいということであれば基本エネルギーを貼るシーンはあるかもしれません。ダブルターボエネルギーによって80ダメージにはなってしまいますが、基本的に進化するたねポケモンや1進化ポケモンはそこまでHPが高くないため、基本的に倒せることが多いです。
一方でゴローニャexと対面した際、ゴローンのHPは110ということもあり倒し切ることができません。

【ダイナミックロール】で【がんせきボンバー】の火力も上がるため、ギラティナVstarでも耐えられません
スタンダードのゴローンは全部HPが110です

しかし、ポケモンが退化すると元々かかっていた効果はなくなるという裁定があります。つまりゴローニャexの【ダイナミックロール】によるダメージ加算を打ち消すことができます。

公式Q&Aより引用

相手の効果を無くすのは現状ゴローニャexとの対面でしか思いつきませんが、こういった使い方ができるということが大事であると思っています。
また、相手のポケモンを退化させた際に進化ポケモンは手札に戻ります。次のターンに進化ができなかった場合ジャッジマンなどでデッキに戻すことでデッキの不純物として残すこともできます。
退化をさせられなくても、80ダメージのわざとして使うことも可能なので、キュワワーやヤミラミ、ラルトスといったポケモンは倒せますし、アルセウスVstarの打点補助もできます。ウッウは一撃で倒せませんが、HPが130あり【おとぼけスピット】を耐えることができるので、先に攻撃していれば2回目の攻撃で倒すことは可能です。

デメリット

【たいかこうせん】のデメリット

前述した通り2進化ポケモンに対して【たいかこうせん】は有用ですが、1進化ポケモンで他に進化元のたねポケモンがいた場合すぐに進化されてしまいます。また、【たいかこうせん】のダメージでexを倒せる状況であっても、ルール上【たいかこうせん】のダメージ後に効果処理が入って気絶というフローを取るため、倒せるのはexではなく残った進化元のポケモンになります。そのため、取れるサイドは1枚に減ってしまうということもあります。

上級プレイヤー用ルールガイドp.5より引用

また、こうしたフローを辿る関係上カメックスexに【たいかこうせん】を使っても、ダメージ計算時に【かたいこうら】で-30されてから退化するため、ゼニガメを倒すことはできません。同様に【アイアンローリング】を使ったヒスイヌメルゴンVstarにはダメージを与えることができません。

進化元がダメージを受けるというルールが大事です

また、【たいかこうせん】は進化しているポケモンにしか作用しないため、進化せずに場に出ているポケモンを手札には戻せません。具体的にはルギアVstarの【アッセンブルスター】で出てきたアーケオスやかがやくムゲンダイナの【クライマックスゲート】で出てきたVmaxなどです。

マスタードで出てくるいちげきれんげきの進化ポケモンも戻せません

化石ポケモンであること

プテラは古びたひみつのコハクから進化する進化ポケモンです。この進化前の古びたひみつのコハクというのが非常にネックです。
※テキスト上古びたひみつのコハクは化石ではないのですが、ゲームでプテラは化石ポケモンと総称されていることや、他のグッズポケモンが化石であるため、本記事では化石として表記します。

何気にプテラexが示唆されているんですよね

まずHPが60であること。アルギラには【すあなにかくす】のホシガリスが採用されていることが多いですが、マナフィの採用率は高くありません。そのため、プテラに進化できなければ、ヤミラミだけでなくゲッコウガやジバコイルVstarといったポケモンにホシガリスとセットでやられてしまいます。
そして、最大のネックは化石がグッズであるということです。化石は場にある限りポケモンとして扱いますが、他の場所ではグッズとして扱われます。

場にいない時はグッズのためボールの対象外です。
同様にヒスイのヘビーボールも対象外になります。
同じサポートでも山と場で対応が違います。
場のポケモンとして気絶するためサイドは取られます。

つまり、基本的にはカイやペパーといったサポートでなければサーチができません。欲しい時に持ってくることはできないというのが非常にもどかしいところではあります。

終わりに

化石ポケモンであるプテラの運用は非常に難しいです。しかし、アルギラデッキであれば【トリニティノヴァ】によるデッキ圧縮に加え、ホシガリスとビーダルの組み合わせでかなりの枚数をドローできるため、触れられる機会が多いです。プテラ自身はポケモンであることからハイパーボールでサーチができます。また、余裕があればアルセウスVstarの【スターバース】で準備をしておくことも可能です。ここが他のデッキでは難しいプテラの活用できるポイントであると思います。そして、アルギラにできないことをプテラが担ってくれる点で噛み合いが良いと思います。

ここから先は

0字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?