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全力でVisionに向かいながらも思い合えるチームを創りたい 次世代型チームリーダー樋口航大さん

自分自身の軸である「人のために」を貫いて、居心地の良いチームづくりを目指されている、樋口航大さんにお話を伺いました。

樋口 航大さんのプロフィール
出身地:福岡県
活動地域:福岡県
経歴:
上智福岡高校卒業(旧泰星高校)
九州大学 農学部森林学科卒業
株式会社REVAMP 入社
福岡県青少年アンビシャスの翼ナマヌ参加、九州大学ヨット部 全国大会個人戦出場、キャリア支援団体STARS 代表、長期インターン参加(株式CUEBiC、OnRAMP)
現在の職業及び活動:コンサルタント
座右の銘:周囲の期待を超え続ける。

「人のために」何かをする時が一番熱くなれることに気づいた

Q1. 樋口さんの現在の夢を教えてください。

樋口 航大さん(以下、樋口):私はSTARSという学生団体の代表を務めていました。代表になる前にその団体が主催するMAXIMIZEというイベントへ参加したりスタッフをさせていただいたりしたのですが、その経験の中で、自分が一番熱くなれる時は「人のために」何かをする時だと気づくことができました。その気づきの延長線上で言語化できた私のVisionは「かっこいいパパ」になることです。

記者:「かっこいいパパ」というのはどんなイメージですか?

樋口:チームに恵まれていて、かつ自分で理想のチームを創り出している人です。パパというのは私の中で、人間関係を大事にできる柔らかさがある人というイメージがあります。そんな人間になって創りたいと思う私にとっての理想のチームには二つの条件があり、一つは「チーム全体で一つの目標に向かっていけること」です。理想やVisionを共有できているからこそ、チームとしての力が発揮されるし、団結して熱くなっていけます。でも、理想やVisionだけを追い求めてしまうと、競争心が働いてしまい、チームといえど個人主義になってしまいます。そこで大事にしたいのは二つ目の条件で、「チームのメンバー同士が思い合っていること」です。チームをつくるときは、一人ひとりのために自分ができることを考える必要があります。そうやって人間関係を大切にできるチームが、居心地の良いチームになっていけると思います。

記者:STARSという団体が樋口さんに大きな影響を与えているのですね。理想のチームの条件もとても共感します。

Q2. その夢を具現化するために、現在どのような目標や計画を持たれていますか?

樋口:「人のために」という自分自身の軸がはっきりしたことで、就職先もそれに沿って選ぶことができました。コンサル会社に就職するのですが、就職先の会社は「クライアントのためにできることはなんでも全力でやる」というところで、その会社を選択したことも自分の軸を追えているなと思っています。そして就職は自分自身のVisionに向けての下積み時代だと思っています。そこでの経験を生かして、自分で会社を立ち上げるでもいいし、そうでなくても自分のチームを自ら創り出す立場になりたいと思っています。

記者:しっかりと自分の軸を持って就職先を選び、さらにVisionの実現に向けても繋がっているのですね。

「お互いの真意が伝わらないことによって対立が生まれる」

Q3. 樋口さんがその夢に向かって日々の活動をされる中で、大切にされていることはなんですか?

樋口:それぞれの立場の意見を否定するのではなく認めるようにしています。人と人との対立やぶつかり合いは、お互いの真意が相手に伝わらず理解にズレが生まれることによって起きることがほとんどだと思うからです。ぶつかりたくてぶつかっているわけではないけど、そのズレに気づかないと誤解が生じて対立してしまいます。だから私はできるだけ間に入って、どちらの意見も俯瞰して観れるところから、それぞれの意見をよりお互いが理解し合えるようにフォローしたりして、真意が伝わり分かり合えるように心掛けています。

記者:素晴らしいですね。ズレのないコミュニケーションができたら、共通のVisionに向かい、かつメンバー同士が思い合うチームになっていけそうですね。

「等身大の自分を出せたことで自分の軸に気づけた」

Q4. 「かっこいいパパになりたい」という夢をもつようになったきっかけはなんですか?そこにはどのような発見や出会いがあったのですか?

樋口:MAXIMIZEで自分自身の軸を見つけられたことが一番のきっかけです。そこに参加している仲間が私以上に私の本質を観ていてくれて、「それってエドらしいよね。」(エドはニックネーム)と言ってくれた時、今まで自分が気負ったり責任を感じたりしていたことに気づけたんです。そのことでどこまでが偽りの自分で、どこからが等身大の自分なのかを認識できました。

等身大の自分を出すと、自分の言葉と感情が一体化して言葉に感情が乗るようになり、無理に自分をつくろうとしないので緊張もしなくなりました。そして等身大の自分を出せることが自信に繋がるんだととても感動しました。ありのままの自分を受け入れて認めてくれた仲間がいたからこそ、自分の軸に気づけたのだと思います。

記者:等身大の自分を出せたことで自分自身の軸に気づくことができたのですね。

「期待に応えなければならないと思って、偽りの自分を見せてきた」

Q5. その発見や出会いの背景には、何があったのですか?

樋口:昔から期待に応えなければいけないと思いやすい性格でした。その根本には、相手が自分のことを受け入れてくれないかもしないとか、否定されるかもしれないという自信のなさがあり、そうならないように期待を超えないといけない、とありのままの自分を偽ってプライドという殻を作っていたのだと思います。

そして今までの環境は実力主義で競争ばかりだったり、こうあらねばならない、こうでなければならないということが強かったため、等身大の自分を出せるような環境があまりありませんでした。自信がなく自分を偽っていた自分から、等身大の自分を出せるようになったのは、受け入れてくれた仲間のおかげだと思っています。

記者:なるほど。自信がない自分さえも丸ごと受け入れてくれる環境があれば、自信がないことも問題ではなくなってくるように思えました。

「期待に応えるのではなく、超えていくこと」

Q5. 最後に読者の方へのメッセージをお願いいたします。

樋口:私自身、周囲の期待に応え続けることで良くも悪くも成長してきました。だからこそ、期待に応えるのではなく、超えていくことが大事だと思っています。それは、周囲の評価に左右されるのではなく、周囲の評価を利用する立場に回るという意味です。等身大の自分でいることで、自信を持つことができるからこそ、周囲の評価を利用して成長できるようになっていけるのではないかと思います。

記者:ありがとうございます。自身のなさから期待に応え続けてきた今までをを乗り越え、期待を道具にできるように変化した樋口さんだからこそ語れるメッセージだと思いました。樋口さん、今日は本当にありがとうございました。
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樋口航大さんのFacebook、学生団体STARSのHPはこちらから
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【編集後記】今回インタビューの記者を担当した大野と森です。等身大の自分でいられる関係性の価値をこんなに感じていらっしゃる樋口さんのつくる、「関係性を大事に共にVisionに向かっていけるチーム」は、組織に所属することすら束縛に感じて所属しない人が多くいる今の時代に、とても希望になれると思いました。これからのさらなるご活躍を応援しております!
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この記事は、リライズ・ニュースマガジン“美しい時代を創る人達”にも掲載されています。


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