アリペイ通じ中国元を不正送金 銀行法違反で中国籍の女を逮捕 兵庫県警

産経ニュースより
中国の電子商取引最大手アリババグループのアプリ決済サービス「アリペイ(支付宝)」を使って同国へ中国元を不正送金したとして、兵庫県警は19日、銀行法違反(無免許営業)容疑で、中国籍の会社役員、金超華容疑者(40)=福岡県糸島市篠原東=を逮捕した。「中国では頻繁に行われており、違法になるとは知らなかった」と容疑を否認している。

逮捕容疑は令和2年4月~4年4月、中国在住の女性2人に計約35万元(約550万円)を送金し、無免許で銀行業を営んだとしている。この女性2人は、中国のオンラインショッピングサイト「タオバオ(淘宝)」の商品を日本向けに輸出販売。金容疑者は、日本の顧客から自身の口座などに振り込まれた代金を、日本円から中国元に両替し、2人にアリペイを通じて送金していた。

県警によると、金容疑者は平成30年5月~令和4年4月、2人に256回にわたって約737万元を送金しており、送金総額は日本円で約1億2500万円に上った。金容疑者と女性2人は幼馴染や大学時代の友人で、1カ月につき5千円~1万円の報酬を受け取っていたという。

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