補完・忘却

補完は、人類にとっては毒にも薬にもなると私は思っている。
補完というのは、重要なのに抜け落ちている要素を復元し、正しい行動をすることができるが、一方で、正しくない復元をすることもある。

自分の思い込み、そう思っても尚、それを考え続けてしまう。
元気だ、などのポジティブな言葉をネガティブにする、いわばネガティブシンキングである。
私の頭にはその考えの仕方がこびりついていて、離れない。
同じような人もいるだろうか。

一方で忘却は、補完の逆ともいえる。度の行き過ぎた要約だ。
其れも良いとは思うのだが、制御ができないという難点がある。
良い記憶と悪い記憶、私の脳には良い記憶を残してもらいたいのだが、悪い記憶のみを残し続けている。
悪い記憶が消えまた同じ過ちを繰り返すのも悪いが、良い記憶を消すのはさすがにおかしい。だがこんなこと書いたぐらいで何も変わらないのである。

果たして私は本当に私であり制御できているのだろうか?

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