Openseaでのいろんな販売方法<オファー編>【 #応援NFTアーティスト 】
こんにちは。カロンです。NFTアーティストの皆さんを応援しています。
以前、「Openseaでのいろんな販売方法<固定価格販売編>」ということを書きました。今回はその続き「オファー編」です。こちらの記事ではオファーを受けて、NFTを売る方法についてご説明します。
予め申し上げますが、「そのときガス代はかかるの?かからないの」という話はしていません。それについてはとにかくチビ画伯さんのブログ記事をお読みください。
とにかくこれです、本当に。
あと、「そんな言葉の細かい意味などどうでもいいよ、楽しめれば」というお考えもあると思います。私も基本的にはそのスタンスです。ただまぁ「それってどういうこと?」というご質問にはお答えしたいなと思いますので書いています。
前提として:オファーはいつでもどの作品に対してでも出来ます。
まず前提として申し上げたいのですがOpenseaにおいては、どの作品にもオファーすることが出来ます。Ethereum作品でもPolygon作品でも、固定価格で販売中のものでも、オークション販売でオークション開催中のものでも、です。とにかくOpenseaにある(つまりMintされている)NFTにはオファーが出来ます。これを前提としてご理解ください。つまり持っている人(作者でも保有者でも)が、まったく売るつもり無いNFTに対しても「欲しいから●ETHで売って」とオファーすることは出来るんです。オファーはいつでもどの作品に対しても出来る、と覚えておいてください。それに対して応えるか応えないかは基本的に売り手の自由です。
今回は「オファーを募ったり、オファーに応えて販売する方法」を書きます。
Openseaでの買い方は2つあります。
Openseaにおいては買い方が2つあります。買い方の話です、いったん。売り方の話ではありません。またこれはEthereum/Polygon共通です。
1,価格のついているNFT(固定価格販売中のもの)を買う。=つまり「Buy now」ボタンをクリックするということですね。当然ですがその価格で買えます。
2,欲しい作品に対して自分の好きな価格をオファーする。
この2つです。しつこいようですが、2は「固定価格がついていようがいまいが、オークション開催中だろうがなんだろうがオファー出来る」、ということです。
Openseaの機能としての「販売形式」
その上で、Openseaの機能として、Ethereum作品であれば販売形式を2つ選ぶことが出来ます。
1,固定価格での販売
2,オークション形式での販売
Polygonでの販売方法は1つしかありません。
1,固定価格での販売
これをご理解ください。固定価格はいいですよね?「●ETHで売ります」と価格をつけて売ることです。その価格で欲しい人がいれば買えます。
オークション形式での販売(Ethereumのみ)
※まずごめんなさい、価格を下げていくオークションもあるんですがここでは複雑になるので省きます。また今度!
さて、Ethereum作品のみに機能としてある「オークション形式での販売」とはどういうことでしょうか。
これは「●月●日●時までに一番高い価格をつけてくれた人にお譲りします。だからオファーをください」という販売形式です。買う方としては自分の好きな価格(設定された最低価格以上である必要がありますが)をオファー出来ます。設定された終了時間が来たら、そのときに最高価格でオファーしていた人が落札、つまり購入できます。
まずこの形式を使うメリットをご説明します。この最高値オークション機能を使うメリットは、販売主は落札時間に何もしなくてもよい、ということです。はっきり言って寝てても落札されます。手間が無い、ということです。
まずオファー受付期限ですが、最長で6ヶ月です。6ヶ月以上にしようとすると「6ヶ月以内でないといけません」と出ます。
最短で15分です。こちらも15未満にしようとするとエラーが出ます。
スタート価格ですが「フロアプライス(そのコレクションの最低価格以上)」でないと入力できません。それ以上であれば自分の好きな価格をスタート価格に設定出来ます。
これで出品完了です。オークション形式で出品しておけば終了時刻が来たら自動的に最高値をオファーした人が落札(つまり購入)することになります。オークション終了10分以内に最高値でオファーがあった場合、更に10分間延長されます。
手動オークション形式での販売(Ethereum/Polygonともに)
まぁ「手動オークション」などという機能はないのですが、人力で、手動でオークションっぽいことをやる、ということです。Openseaには「Polygon作品をオークションで販売する」機能が無いので、人力でやるしかありません。またEthereumでもいろいろな条件をつけたい場合は人力でやれば出来ます。まずEthereumで人力オークションをやる理由から説明します。
※Ethereum作品で手動オークションをやる理由
例えば、「最高値ではなくて人を見て譲る人を決めたい」という場合です。例えばですけど、「どこぞの金だけ持っている人ではなくてしっかりと私の作品を愛し育ててくれる人にお渡ししたい」(極端に言っていますが)みたいな場合ですね。その際には作品をMintだけしておいて、Twitterなんかで「オファー受け付けてます。ぜひ私の作品を愛し育ててくれる方、オファーをください。最高値の方にお譲りするとは限りません。あなたの作品への愛で判断します!」などと告知する。こういう方法です。
それから、フロアプライス以下で売りたい場合ですね。Openseaではフロアプライス(そのコレクションの最低価格)以下では値付けが出来ません。0.5ETHで購入したので自分としては1ETHで売れれば御の字。だけどフロアプライスが2ETHになってしまっている、という時なんかは「フロアプライス以下でお譲りしますよー、1ETHからオファー受け付けますよー」と告知するなどです。
※Polygon作品で手動オークションをやる理由
これはシンプルですね、まず「OpenseaではPolygon作品をオークション形式で販売する機能が無いから」です。オークション(的なこと、どんどん高値をオファーしてもらい最高値の方に売る)をやりたければ手動でやるしかない、ということです。Twitterなんかで「いついつからいついつまでオファー受けつけます!この期間に●ETH以上のオファーを入れてくれた人のうち最高値の方にお譲りします!」と告知してオファーを募るということです。もちろん「最高値でなくて人を選びます」、「フロアプライス以下で売りたい」といった様々な思惑がある場合もあるでしょうね。
オファーを受けるか否か。
どのオファーを受けるか(Acceptするか)、そもそも来たオファー受けるのか受けないのかは売る側の自由です。「オファー受け付けます」と告知したけどやっぱり気が変わったので受けない、となっても見ている方やオファーした側の気持ちは良くないかもしれませんが、可能といえば可能です。
※繰り返しになりますが、オファーを募ってない作品にでもオファーすることは可能です。流石に作者が「オファーはご遠慮ください」と言っている作品にオファーするのは失礼かもしれませんが、機能としては出来ます。
◆表にまとめるとこうなります。
固定価格販売されているものにその価格以上でオファーを出す、ということも出来ます。普通しませんけど。まぁ応援するつもりでする場合があるかもしれませんね。
※ちなみにオファーは持っていけます。
仮に1ETHで売っているものに0.5ETHのオファーが入ったとします。その0.5ETHのオファーには応えず、誰かが1ETHで買ったとします。そうするとそのオファーは残ります。考えづらいですが1ETHで手にした人はその0.5ETHのオファーに応えることが出来ます。つまり差し引き0.5ETH損することになるわけですが。
□「オファー形式での販売」という言葉
だいたいにおいて「オファー形式での販売」と言った場合には「手動オークション」を指している場合が多いです。OpenseaのEthereum作品の「オークション形式販売」でも「オファーを受けて販売する形」なわけですから。
そしてオークション形式販売ではなくても、EthereumでもPolygonでもオファーはいつでもどの作品にでも出来るわけですから。
ですから「オファー形式での販売」という言葉はちょっと紛らわしいですよね…。しかし、「じゃあなんて言えば良いんだ?」と聞かれると私も、うーむと思ってしまいます。「今回は手動オークションで販売します」ってのもなんだか語呂が悪いですし…。
ここをご理解頂いた上で「オファー形式での販売」という言葉を使われるなら良いのかなと思います。
以上です!
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